Travis Japan・松倉海斗がタイで古着の目利きに挑戦 自腹の45万円で仕入れたヴィンテージジャケットは果たしていくらで落札されたのか?

2025.6.11 07:00

さらに松倉は日本を飛び出し、お宝が眠っているといわれる“古着王国”タイへ向かった。首都・バンコクの住宅街の中にある巨大な倉庫の中には、世界中から買い付けた古着がパンパンに詰まったベール(大量の古着がパッキングされた状態のもの)が山積みになっていた。あまりのスケールにぼう然としていた松倉の前に表れたのが、“古着界の神”といわれる超有名古着バイヤー・サリームさん。勧められるがままに山積みになったベールの上へとのぼっていった松倉は5万個のベールの上に乗り思わず「宝の山だぁ~!」と絶叫していた。

Travis Japan・松倉海斗の写真

サリームさんが「1番お宝の可能性が高いですよ」と自信を持って勧めたのは、プリントTシャツだけを選んでパッキングした約100個のベールの山。日本円にすると1個のベールで約13万円するというが、「いろんなもの背負ってきてるんで!」と、意気込む松倉は思い切ってベールを1個購入!中を開けるとそこには約250枚ものTシャツが。意気揚々と仕分けを始めてみたが、これぞという商品に巡り合うことはなく松倉もガッカリ。

「イイものを見せてあげますよ」というサリームさんに連れられて行った先には、サリームさん自慢のヴィンテージコレクションが。中でもヴィンテージデニムは新品のデニム屋かと思わんばかりの大量のヴィンテージ物が並んでおり、棚に入りきらず床に散乱しているものも。それも1着100万円以上の価値があるとのことで、おちおち床を歩くことさえままならない。ここから1枚譲ってもらうと高額利益間違いなしかと思われたが、サリームさんからは「オールマイコレクション!」と1枚も譲ってもらうことができなかった。

松倉は「このままじゃ帰れないです!」と、急きょロケを延長。日本への帰国便が出るギリギリまでタイ国内の古着のマーケットを回り、お宝になりそうな商品を探すことに。何軒か回った先で、松倉が見つけたのはリーバイスの『セカンド』というデニムジャケット。1950年代前半~60年代前半に作られたもので、世界中にファンがいるのだという。価格は日本円で約47万円だが、日本でこの商品を買うことを考えるとかなりの安値。「スペシャルなものをもって日本に帰りたい」と、松倉は意を決してこのデニムジャケットを購入!サリームさんの倉庫や市場で購入した古着も合わせてオークションに出品することとなった。購入金額の総額は60万6,870円。果たしてこれよりも高い値段で落札してもらうことはできるのか。

Travis Japan・松倉海斗の写真

まずはタイで購入したTシャツをオークションにかけたところ、17枚の合計落札価格は12万4,064円。仕入れの価格と差し引くと3万1,306円の赤字となってしまった。残るは値下げ交渉して約45万円で購入したデニムジャケットのみ。11万円からスタートしたオークションは、1週間の入札期間があったにもかかわらず、最終日になるまで1件も入札が入らないという非常に苦しいスタートに。男気で40万円以上使い仕入れた松倉は、この状況に早くも頭を抱え始めていた。

しかし、1件入札が入ったのを皮切りに徐々に値段が動き始め、残り1時間の段階では30万円を突破。なおも値段は上がり続け、残り30分の時点でついに仕入れ値を上回る約47万円の値が付いた。残り15分では約49万円となり、Tシャツ分の赤字の補てんにも成功。後はどれだけ利益を上げることができるかとなる。その後、60万円が目前に迫ったところでタイムアップ。最終的な落札価格は59万6,000円となり、仕入れの総額から考えると11万3,194円の黒字となった。

この結果を受けてヒロミは「300円で(服を)売っていたような時代もあるわけじゃない?でもその中にお宝があるっていうね。それを今までずっと捨ててたわけだから…これはホントに“グップラ”(=Good For the Planet)だよね」とその意義を語っていた。

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写真提供:(C)日テレ

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