かかった費用は850万円！スゴ腕整備士が整備した、マニア垂涎の激レア車『スカイラインGT-R』はいくらで落札されるのか？

元々の車体の買取価格と修理代合わせて850万円というのは番組史上最高額だ。この一部をヒロミが負担することになるのだが「スモーキーさん乗っかったら、やるしかないですね！」と腹をくくったヒロミ。加藤も「いくらになるんだろ～！めっちゃ楽しみ！」と期待を膨らませていた。

解説をお願いした車専門誌の編集長も「元値が850万なら僕が欲しい」というほどの激レアスポーツカー・スカイラインGT-Rがいよいよオークションに。今回は海外のカーマニアにも見つけてもらうため、いつもより長い2週間出品することに。スタート価格は4円。果たしてどこまで値段は上がるのか。

開始1日余りで早々と100万円を突破したかと思うと、あっという間に200万円、300万円も突破。「まだまだ、まだまだ行くよ～！」と、さらなる高値を期待するヒロミ。しかし、3日目で400万円を突破したあたりから徐々に値が上がるペースが鈍り始める。残り10日で500万円を突破したが、そのままほとんど値が動かず残り入札時間は2日を切ってしまった。「ヒロミさん、大丈夫ですか！？」と心配する加藤に「大丈夫、大丈夫だよ～」と平静を装うヒロミ。残り10時間となっても価格は約550万円からなかなか上がる気配を見せない。残り8時間で570万円を突破し、この番組でこれまでに出品した車の中では最高額を突破したが、ヒロミは「ダメダメ、こんなんじゃダメ！」と徐々に焦りを見せ始める。

残り2時間余りとなったところでようやく値が動き始めたものの、600万円を突破するのがやっと。世界中にファンの多い激レアスポーツカーであり、世界中にファンの多い整備士であるスモーキー永田さんがチューンナップした世界に1台だけの車であるにもかかわらず、なかなか値が上がらない緊急事態に、スタジオでオークションの行方を見守っていたゲストたちも「えっ！？」「あれっ？」と徐々に不安になってくる。ヒロミも「そんなわけないよね！？」とうろたえ始めるも、残り3分を切ったところで再び入札が入り、入札時間が延長される。ここでさらに値動きが活発になり、現在価格は650万円まで上がってきた。だがこのままではヒロミが約200万円の赤字を背負うことになってしまう。もはや史上最高額はおろか、ヒロミが赤字を背負うかどうかが焦点となってきた。何度かの再入札による時間延長を経て、価格は710万1,000円まで上昇したものの、あえなくここでタイムアップ。139万9,000円という大赤字を叩（たた）き出す結果となってしまった。

まさかの赤字での落札に重い空気に包まれるスタジオ。「こんなの言うのもなんですけど、ヒロミさん…やってくれましたね」と言う加藤に、ヒロミは「なんで？なんでなんで？」と、この結果にまだ納得していない様子。「4ドアに乗りたい方は、車にスピードよりも快適性を求めたのではないか」という車専門誌の編集長からの分析を受け、しぶしぶ結果を受け入れた様子のヒロミは「これ、落とした（落札した）人、スゴイ得だと思うんだよね…」とポツリ。落札者は4ドアタイプのGT-Rをすべて集めているという筋金入りのマニアだったという。GT-Rが大好きな人に渡ったという結果は良かったが、修理代の一部を自腹で支払うこととなったヒロミにとっては苦い結末となった。

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写真提供：（C）日テレ