カズレーザー 扁平足や浮き指がもたらす健康リスク…足の“アーチ”を崩す原因とその対策とは

2025.6.4 10:45
カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が3日に放送された。今回は『総勢22名芸能人一斉健康診断SP』ということで、出演者たちの身体の徹底検査が行われた。「外反母趾・扁平足・浮き指が続々!芸能人の裸足を超最新3Dスキャン」という講義では、千葉県立保健医療大学の健康科学部で准教授をつとめる、江戸優裕氏が登壇。全身のバランスにも大きな影響を与える足のアーチ崩れと、その改善方法について解説した。

江戸氏によれば、現代人の足の異常が進んでおり、それには足の形を保つ、橋のような曲線を描くアーチの崩れが関係しているという。人間は全身に約200個の骨があり、そのうち足には左右で56個、つまり全身の約4分の1が使われており、靱帯や筋肉とともに、土踏まずをつくる内側縦アーチ・外側縦アーチ・指の付け根の部分にある横アーチを形づくっているのだとか。外反母趾や扁平足、浮き指などの症状は、こうしたアーチが崩れている証拠であるといい、放置すると足の疲れやすさや靴擦れにとどまらず、腰痛や膝の痛みなど、全身の不調の引き金になってしまうとのこと。

千葉県立保健医療大学健康科学部准教授江戸優裕の写真
千葉県立保健医療大学健康科学部准教授 江戸優裕

アーチを形成する骨同士は、筋肉や靭帯によってつなぎとめられており、この接続の働きが悪くなったり、体重の増加をはじめ強い力が加わるとアーチが潰れるといい、ほかにも加齢による筋力低下、足に合わないサイズの靴を履いていることなども、足のアーチを崩す原因になりうると解説された。

そして今回、最新鋭の3Dスキャンで、出演者たちの足を隅々まで計測すると、多くの出演者が正常な足と認定される一方、アーチの崩れがみられ、要注意とされる出演者も見られた。

プロフィギュアスケーターの村上佳菜子は、出演者の中で一番顕著な外反母趾であると指摘された。横のアーチの崩れが見られるといい、さらに左右両方の小指と薬指が床に接地していない浮き指の状態も見られた。これには村上も心当たりがあるとのことで、「(スケート靴を)ギュッと縛ってきたからこの外2本があんまり機能してないというか。そっちより母趾球(ぼしきゅう、親指の付け根)!母趾球!と言われてきたので」とコメント。フィギュアスケートでは、母趾球に力を入れて飛んだり、着地したりするのだという。

村上佳菜子の写真
外反母趾と指摘された村上佳菜子

村上の例からは靴選びの重要さが分かるといい、江戸氏は正しい靴の選び方を伝授。まずもって靴を選ぶ際は必ず試し履きが必要。試し履きの際にまずしっかりかかとを合わせて、つま先に1~1.5cm程度、捨て寸という隙間を作る。さらにそこから実際に歩き、横にも前にも足がずれない靴を選ぶことが肝心とされた。

最後に、江戸氏は足のアーチを復活させるエクササイズ「ショートフットエクササイズ」を紹介。ポイントはアーチの稼働・維持に関わる、足のインナーマッスル「内在筋」だといい、エクササイズによって、足のアーチの復活を目指す。

やり方はまず、足の裏を床につけた状態で指の付け根の部分をかかとに近づけるように力を入れる。足が縮まるようなイメージで、指は曲げないことがポイントというが、やってみると難しく、カズレーザー「全然動かない」など、出演者たちも困惑した様子を見せる。ただ江戸氏によれば練習するとできるようになるといい、動かしていなかった筋肉を意識して動かそうとするだけでも、効果が見込まれるとのこと。

1回につき5から10秒キープ、これを1日に合計30回程度行う習慣を4~5週間程度続けるとアーチ崩れの改善が期待できるという。最初はできなくても、継続が肝心であるとされた。

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写真提供:(C)日テレ

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