密売組織が隠した大麻の驚くべき流通ルートをガクテンソクが暴く！『突破交番』

その手口に交番メンバーが頭を悩ませる中、奥田は「運び出し方がわからない以上、逆から攻めるしかないですね」と、末端の売人確保に急ぐことに。そして、数日後に取引が行われる情報をつかんだ奥田たちは、取引が行われる日に再び工場へと足を運んだ。

しかし前回よりも入念に工場を包囲し、2度目のガサ入れを敢行したものの、今回も工場内から大麻は見つからず。それでも工場内で奥田と対面した西郷が「いい加減諦めたらどうです？」と笑みを浮かべる中、奥田はついにその手口を見破り「そうか！そういうことか！」と叫ぶのだった。

ガサ入れから数時間後、工場内を悠然と歩く西郷の前に、再び奥田たちが姿を現し、「西郷さん、これ、あなたのですよね？」と大量の乾燥大麻が入った発泡スチロールの箱を見せる。

実は西郷ら大麻の密売組織は、工場地下から川へとつながる水路に大麻とGPSが入った箱を投下。川下にいる密売人が、 GPS を頼りに川から大麻をピックアップすることで、警察の目をかいくぐり、一度に大量の大麻を運んでいたのだった。

奥田は、1度目のガサ入れの際、よじょうが家族に持たされていた個人用のGPSからヒントを得て、組織が売人に直接大麻を渡さない流通ルートを思いつき、見事にその手口を解明。

連行されていく西郷を見届けながら、奥田は「街にこれ以上、薬物が蔓延（まんえん）するのを食い止められた…。今は、ただホッとしています」と口にしていた。

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写真提供：（C）日テレ