2026年度後期・NHK朝ドラ『ブラッサム』 主演・石橋静河「晴天の霹靂とはこのことか!」

2025.5.29 19:15
連続テレビ小説『ブラッサム』で主演を務める石橋静河

NHKは5月29日(木)、2026年度後期の連続テレビ小説『ブラッサム』の制作発表・主演会見を大阪放送局にて開催。主演を務める石橋静河が会見に登壇し、「晴天の霹靂とはこのことか!」と決まった時の思いなどを語った。

第115作となる連続テレビ小説『ブラッサム』は、明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代氏をモデルとした物語。好奇心旺盛で即行動するパワフルでチャーミングな小説家の生涯を描く。

物語は明治30年(1897年)、山口県岩国に生まれた葉野珠が、幼い頃の夢を諦めず、故郷の山口・岩国を飛び出し魅力的な人々との出会いによって、夢を手繰り寄せ、大正・昭和の激動の時代へと突き進んでいく。大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金など様々な困難に直面しながらも、自由を求めて小説家として花を咲かせていく姿が描かれる。

主人公・葉野珠(はの・たま)役を演じるのは石橋静河。石橋は連続テレビ小説への出演は2018年の『半分、青い。』以来2回目。2017年に初主演作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でブルーリボン賞ほか多数の新人賞を受賞。『東京ラブストーリー』『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ)大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)など話題作に出演。昨年のドラマ10『燕は戻ってこない』(NHK)では東京ドラマアウォード2024主演女優賞を受賞。

▼石橋静河(主人公・葉野珠役) コメント

このたび『ブラッサム』の主人公、葉野珠を演じさせていただくことになりました。
声をかけていただいたときはびっくりして、「晴天の霹靂(へきれき)とはこのことか!」と思いました。いまだにびっくりしています。
宇野千代さんは本当にたくさんのエッセイや小説を残されている方で、読み切れないぐらいの量があるんですが、いろんな本を読んでいくうちに「なんて素敵な方なんだ!」と思うようになりました。こんな素敵な方をこれから1年以上、長い時間をかけて、キャスト・スタッフの方と掘り下げていけるのかと思うと、とてもうれしいです。
先日読んだ本にあった秘書の方の言葉ですが、宇野さんに毎朝「きょうの調子はいかがですか」と聞くと、「最高です!」と答えていたそうです。私もまずはそこから、毎朝起きたら「最高です!」と言おうかなと思っています。
朝、全国の皆さんが、テレビを見て「きょうもいいもの見たな、よし!」と思ってもらえる作品にしたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

連続テレビ小説『ブラッサム』で主演を務める石橋静河

タイトルの「ブラッサム」には「咲き誇れ」という思いが込められており、主人公が自分を肯定し奮い立たせる言葉を意味する。また、チェリー・ブラッサムの「桜」は宇野千代氏のトレードマークでもあり、小説やファッションによって人々に幸せを運んだ「花咲かおばあちゃん」のような生き方にも重なるという。

脚本は『マルモのおきて』『ビギナーズ!』などを手がけた櫻井剛が担当。「作家・宇野千代さんは、小説家、着物デザイナー、雑誌の編集と、さまざまな花を咲かせた人物。宇野さんをモデルにした本作の主人公・葉野珠もまた、たくさん書いて書いて働いて、そして華やかに恋もして、色とりどりの花を咲かせてくれると思います」とコメントを寄せている。

制作統括の村山峻平は「どんなにつらく苦しいことがあっても『生きること』を選択してきた、およそ100年の生き様に心を動かされました」と企画の経緯を語り、「珠が生きる一日一日は目まぐるしく、時に苦しみや悲しみに襲われることもありますが、戸惑い悩みながらも、愉快に痛快に前に突き進んでいく珠の姿によって、見ている皆さんの一日一日に、ぱっと花を咲かせるようなドラマを半年間お届けできれば」と意気込みを示した。

2026年度後期 連続テレビ小説『ブラッサム』は2026年秋からNHKで放送予定

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