徳島県上勝町 主催の“ゼロ・ウェイスト”イベントに8,000人以上が来場!飲んで、食べて、親子でワークショップ体験も!
2025.5.29 13:00
日本の自治体で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言(ごみの焼却や埋め立てをなくし、ごみをゼロにすることを目標とする宣言)」を行った徳島県上勝町(かみかつちょう)が主催するイベント『Future Beer Garden 2025〜徳島県上勝町×TOKYO TORCH〜』が5月16日(金)・17日(土)の2日間、TOKYO TORCH Park(東京都千代田区大手町)にて開催。8,000人以上が来場した。
上勝町の魅力を「飲んで・食べて・体験」しながら、都心においても資源循環を身近に感じてもらうことを目的とした本イベント。会場では、上勝町がこれまでに取り組んできたゼロ・ウェイストの活動を紹介する展示や実際にごみ分別を体験できるゴミステーションを設置。町役場によるブースでは、上勝の暮らしなど移住に関する情報提供や意識調査アンケートが実施された。町内の生産者や事業者もブースに立ち、来場者とコミュニケーションをとりながらハンドメイドのアップサイクル商品や特産品を販売した。

本イベントの開催テーマは「Drink to Link(ドリンク・トゥ・リンク)」。Beer Garden=“大人だけ”の楽しみではなく、Future Beer Garden=これから大人になる子どもたちと一緒に「未来のことを考える」をもとに、子どもから大人までがサステナブルな選択を楽しみながら体験できるイベントを目指している。第2回目の開催となる今回は飲食コンテンツに加え、ワークショップやトークセッションを開催するなど、家族で楽しくサステナブルに飲んで・食べて・体験できる企画を充実させた。

飲食コンテンツでは、上勝町内の飲食事業者をはじめ、ゼロ・ウェイストの理念に賛同する飲食店やシェフ、ブランドが出店。飲食の提供には、昨年に引き続き100%天然植物由来の堆肥化食器の使用に加え、水平リサイクル可能なアルミカップを導入するなどの取り組みも。


また、TOKYO TORCH常盤橋タワー内で発生した生ごみを施設内でコンポスト化(有機物を微生物の力で分解し、堆肥に加工)し、生成した液肥を活用して近郊農地で育てた野菜を活かしたメニューが展開。本イベントの運営を手がける株式会社スペックと三菱地所株式会社が推進する、サステナブルな都市開発の取り組みの一環として資源循環が体現された。
さらに本イベントでは、この循環農業によって栽培した大麦と上勝町の特産である柚香を使用した「TOWN CRAFT -まちの未来を考えるビール- / YUKOH SAISON」をお披露目。このビールには、RISE & WIN Brewing Co.が掲げるコンセプト「JUST DRINK KAMIKATZ BEER(=美味しいビールを飲むだけで、環境にちょっと良いコトに繋がっている)」に込められた想いを反映し、気軽にビールを楽しみながらより多くの人たちにゼロ・ウェイスト活動を体験し、“自分ごと化”して欲しいという願いも込められている。

そしてワークショップでは、使い捨てを減らすことの大切さや、日常の中でできるサステナブルな選択について考えるきっかけとして、上勝町の杉木を使ったMY箸作り体験を開催。さらに、アップサイクルワークショップでは、ペットボトルキャップを原料にしたアクセサリー作りを提供。使用したキャップは、実際に常盤橋タワーから出たものを分別・回収したもので、ごみを分別することで資源化できるということをワークショップ体験を通して訴求。ブースでは親子での参加も多く見られた。


『Future Beer Garden 2025 〜上勝町×TOKYO TORCH〜』
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