のん「毎日が愛おしくなります」 映画『この世界の片隅に』再上映決定!
2025.5.29 12:00
2016年に公開し社会現象となった映画『この世界の片隅に』が8月1日(金)より期間限定で再上映されることが決定し、監督・脚本を手掛けた・片渕須直、原作者・こうの史代、主人公すずの声を演じた俳優・アーティスト・のんからコメントが寄せられた。
本作は戦時下の広島・呉を舞台に大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性、すずを描いた珠玉のアニメーション映画。公開当初は63館でのスタートながら、戦時中の広島・呉を舞台に描かれるかけがえのない日常とその中で紡がれる小さな幸せが共感と感動を呼び、累計動員数は210万人・興行収入27億円を突破、累計484館で上映される社会現象となった。
再上映に際して、すずの声を演じたのんは「毎日が愛おしくなります。この作品をまだ観たことのない方も観たことのある方もぜひ、劇場のスクリーンで観てみてください」とコメントを寄せた。
【のん コメント 全文】
『この世界の片隅に』で北条すずさんの声を演じました。のんです。
すずさんは、絵を描きます。美味しいご飯を食べます。家の仕事をしたり、家族で出かけたり、デートしたりします。日々を過ごしていく中で、現代の日本との違いが浮かび上がってくる。そして、見ていくうちになんでもない日常の幸せに心が溶けていくような心地になりました。毎日が愛おしくなります。 この作品をまだ観たことのない方も観たことのある方もぜひ、劇場のスクリーンで観てみてください。
【原作:こうの史代 コメント】
描いた時は、細くとも永く親しんでもらえるといいな、と思っていました。 映画に関わる皆様が強く育て、高く羽ばたかせてくれました。 今はただ頼もしく、誇らしく見守るばかりです。 感謝でいっぱいです!
【監督・脚本:片渕須直 コメント】
戦時中という時代の中に生きた人々を理解したくてこの作品を作りました。あの日々から80年。そこから地続きに連なる世界に私たちも生きています。すずさんも100歳になって、どこかで暮らしつづけているのかもしれません。 この映画が最初に公開されてから9年。世界は戦争から逃れられないでいます。 すずさんがそこで暮らしていたささやかな世界の片隅を、そのかけがえなさの意味を、もう一度感じてみたいと思います。
映画『この世界の片隅に』は8月1日(金)より全国にて期間限定上映。