カズレーザー 学校が生徒に年間200万円を支給?「投資部」で活動する子どもたち 拡大する“金融教育”の実態とは
2025.5.8 12:00
カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が6日に放送された。今回は投資の専門家とともに、お金にまつわる最新知識が紹介された。「かわいい子には株デビューさせよ!?一生困らないお金教育2025」という講義では、かつて金融庁で金融教育担当を務め、現在は金融教育家として活躍中の塚本俊太郎氏が登壇。急激に進む金融教育の実態について解説した。
2022年4月から金融教育が高校で拡充されたことを受け、急速に教育現場の改革が進む昨今。オカリナは「お金の教育めっちゃ大賛成というか。だって私、知らないし、怖いからやってないじゃないですか。それを学生の頃からやっていたら、ちょっとでもやろうかなと思うので、やっぱやった方がいいですよね」など、出演者たちからもこの傾向を歓迎する声が多く聞かれた。塚本氏によれば、証券会社によるものの、現在は未成年でも口座を開設できるといい、極端な例では0歳から株式投資ができる環境が整備され始めているという。そんな傾向のひとつとして、部活動で投資をする、投資部が存在する高校の取り組みを紹介した。

投資部がある高校は、創立3年目の仙台育英学園沖縄高等学校。部員は17名で、活動は投資のほか、証券会社社員を招いての勉強会なども行っているという。その普段の活動の様子を映したVTRがながれると、生徒A「PBR見たっけ?」、生徒B「2.8倍。まあ、ちょっと高いか割高かな」、生徒C「アメリカのNYダウと同じ感じの動きをしていて…」と、大人顔負けの金融用語が飛び交う。部には学校から1年間の資金として200万円が支給されているといい、実際に投資ができる。購入対象は投資信託などではなく日本企業の株式に限定。銘柄を決める際はその理由を他の部員にプレゼンし、部員の過半数の同意を得ることが必要になるとのこと。今年度は、資金を300万円に増額させたというが、投資した株式は年度末までに売却し、利益は地元の企業や地震で被害があったタイへの寄付を予定しているという。
生徒たちの様子を見て、カズレーザーも「すごいな!しっかりしてるなあ」と感心した様子。また「何よりも軍資金を用意してくれるって、すごいですね」と驚きをあらわにする。子どもの方が一部の大人よりも金融に詳しくなりつつある社会について、今回出演した他の専門家たちも早い時期からの金融教育に賛成し、カリスマ投資家のテスタ氏は「僕らは子どもの頃、本当、お金が入ったら貯金しなさいよ、しか、たぶん言われてこなくて、みんな。やっぱり知識がないからだまされたりとかにもつながったりするんですね。(中略)実際に株をする・しないに関係なく、株式っていうのはこういう仕組みとか、商品はこういうものというのを勉強することが一番大事じゃないかなと思います」とコメントした。
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