山田孝之、困難に直面するキャラクターを演じる際の役作りを明かす「精神的、肉体的に自分から追い込んでいく」

2024.11.29 16:30

『Y1000』新シリーズのテレビCM、イメージキャラクターに就任した俳優・山田孝之と、アーティスト・MISIAのインタビューが公開された。

新CMでは、白を基調とした抽象的な空間で展開される映像美と、キャストの個性を活かしながら『Y1000』の持つ可能性を表現している。

さらに新CMはMISIA書き下ろしの楽曲『CHANGE MY WORLD』が使用されている。

◆山田孝之インタビュー

 自分だけではなく周りの人たちのリズムも大切にしている

――『Y1000』のCM出演オファーがきたときの気持ちや、撮影に挑んだ感想をお聞かせください。

正直な話、自分でいいのかなと迷いました。私はその時々のワクワクを重視して生きているような人間なので。でも、スタッフの方々の熱い思いに触れ、やってみようと決意しました。実際の撮影を終えて思ったのですが、健康体な自分だからこそできる表現があったのかもしれません。

――常に新しい作品づくりに挑戦する中、体調管理で特に気をつけていることはありますか?

もう40代なので、さすがに20代の頃とは違って気を遣うようになりました。20代は4時間睡眠でも平気でしたが、今は7時間きちんと寝られるよう逆算して生活しています。体に入れるもの、食べ物や飲み物にも気を配るようになりました。でも、ガチガチに決めすぎるのは好きじゃないので、適度に抜き所もつくっています。

――精神的・肉体的負担が大きい撮影期間は、どのようにして心身のバランスを保っていますか?

役によって全然違うんです。ある程度きちんとした状態を保つ必要がある場合もありますが、崩した方がいいことが多い。人生の転換期や困難に直面するキャラクターを演じるときは精神的、肉体的に自分から追い込んでいくこともあります。現場から帰っても、その状態を保とうとする。でも、撮影が終われば釣りをしたり、自然に触れて戻すようにしています。監督やプロデューサーのときは安定している方が絶対にいいですね。監督も、作品やキャラクターに入り込むので、俳優と同じように疲弊している監督をたくさん見てきました。

――ストレス緩和や質の良い睡眠、健康のために行っている習慣やルーティンはありますか?

ルーティンが必要なときもあれば、それを壊していった方がいいときもある。最近、同じようなことばかりやっているな、と感じたら違うことをやってみる。それが私なりのバランスの取り方かもしれません。あまり決めつけすぎないようにしています。ひとりで生きているわけではないので、その時々の、周りの人たちのリズムも大切にしながら過ごしています。

――これからの夢や目標についてお聞かせください。

これから先、どんな人と出会って、どんな思いが生まれるか分からない。それを楽しみながら、みんなでワイワイ生きていきたいですね。世の中何があるか分からないので、あまり先の計画は立てません。その時々で楽しみながら進んでいけたらと思っています。

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