カズレーザー “トイレを我慢しすぎて便意が感じられない体に?”便秘患者の6割が当てはまる恐ろしい症状

2024.11.7 09:15
カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が5日に放送され、『死亡リスクあげる便秘の新常識!現代人の便意が消失!?』という講義で、赤坂ファミリークリニック院長で、東京大学医学部附属病院の医師、伊藤明子(みつこ)氏が登壇。多くの人を悩ませる便秘と、その陰に隠れた便意消失の危険性について語った。

赤坂ファミリークリニック院長・東京大学医学部附属病院の医師 伊藤明子氏の写真
赤坂ファミリークリニック院長・東京大学医学部附属病院の医師 伊藤明子氏

「みなさん便秘でお困りの方いらっしゃいますか?」と、はじめに出演者たちに尋ねた伊藤氏。平成ノブシコブシ・吉村崇は「2週間でないことがあります。腹パンパンになります」、ゆうちゃみも「ダイエットしないといけない時に便秘が続いたり」など、スタジオにいる面々だけでも便秘の症状に苦しむ人が多いことが分かった。

ゆうちゃみの写真

伊藤氏によれば、冬は便秘になりやすい時期。寒くなる関係で水分摂取量が減少し、便が硬くなってしまうだけでなく、寒さがストレスとなり交感神経優位の状態になることで、腸の動きが鈍くなるのだという。
 
便秘は腸の悪玉菌から血中に有害物質が流出する原因となり、体臭や口臭、肌荒れなど見た目にも影響を及ぼすが、伊藤氏は便秘は命にもかかわると警告。慢性便秘症の患者と健常者の生存率を15年間にわたって追跡調査した結果、慢性便秘症の患者はそうでない人に比べ、23%も生存率が下がってしまうことが確認されているそうだ。また、脳卒中リスクは2.3倍、心不全リスクは2.7倍になるという。愛知医科大学が1万人の日本人を対象に行った調査では、およそ女性の2人に1人、男性の3人に1人が便秘を自覚しているといい、便秘人口は増加している。
 
伊藤氏は最近注目されている便秘の種類として、便意消失による便秘を紹介。「便秘の方で、6割近い方が便意消失しちゃってるんですね」という伊藤氏。便が出口近くまで来ているにもかかわらず、神経系がそれを感じ取ることができずに便の水分が奪われ硬化。栓のように出口を塞いでしまい、便秘になってしまうのだという。武藤十夢が「何が原因で便意が消失しちゃうんですか?」と聞くと、伊藤氏はその原因について「我慢すると便意消失につながっちゃうんです」と話す。

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