推定総額30億円!井上尚弥選⼿がサウジアラビア総合娯楽庁と歴史的契約を締結「また違った⾃分を⾒せていきたい」 

2024.11.6 13:00

サウジアラビア最⼤のエンターテインメントフェスティバル「リヤド・シーズン(Riyadh Season)」は、プロボクシング界で「モンスター」として知られる世界的チャンピオン、井上尚弥選⼿(Naoya “Monster” Inoue)とのスポンサーシップ契約を正式に締結した。契約額は推定総額30億円ともいわれている。

本契約は、2025年に迎えるサウジアラビアと⽇本の外交関係樹⽴70周年を祝うとともに、両国のスポーツおよびエンターテインメント分野での⽂化交流をさらに深める役割も期待されている。

なお、今回の契約により、井上選⼿は今後出場する全ての公式戦において「リヤド・シーズン」のロゴをトランクスのベルト部分に掲げることが決定し、このトランクスの初披露は、2024 年12⽉24⽇に⽇本で開催される、IBF&WBO同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦を予定している。本マッチは、リヤド・シーズンと井上選⼿のパートナーシップがグローバルに発信される初の機会となる。

井上選⼿は、プライベートジェットでサウジアラビアのキング・ハーリド国際空港に到着し、翌⽇にはサウジアラビアの総合娯楽庁(GEA)のトップを務めるトゥルキ・アル・シェイク⻑官のオフィスにて調印式が執り⾏われた。

トゥルキ⻑官は井上選⼿に対し「私と井上選⼿は、2025年のビッグサプライズに向けて、サウジアラビアと⽇本の外交関係70周年を象徴する関係を築いていこうと協議してきました。彼(=井上選⼿)は史上最強のファイターであり、⽇本だけでなく世界にとってのヒーローである彼をリヤド・シーズンのアンバサダーとして迎えられることを嬉しく思っています」と、⼤きな期待を述べた。

そんな⻑官からのラブコールに対して井上選⼿は、「これまで僕の試合を⾒ていただいたことをとても嬉しく思っていますし、今回の契約をきっかけに今後サウジアラビアで試合をすることは、⾃⾝のキャリアにとっても⾮常に楽しみなものになってくると思っています」と、その期待に応えるように、⾃⾝の強い意気込みを語った。

〇井上尚弥選⼿コメント 〜新たな挑戦に向けて〜

Q. 契約が合意に⾄った現在の⼼境はいかがですか?

A. キャリアの佳境に差し掛かってくるタイミングでこのような契約が結べたことは、⾃分⾃⾝の新たなモチベーションにもなると思っているので、⾮常に楽しみな契約だと捉えています。

Q. 今回の契約でリヤド・シーズンのアンバサダーという肩書きが付きますが、今後世界のリングで戦う上で、どのような効果や影響があると感じていますか?

A. ⾃分⾃⾝のボクシングに対する考え⽅もまた少し変わってくると思うので、そういった意味でも、⽇本や海外のリングでまた違った⾃分を⾒せていきたいと思っています。

Q. 今年12⽉24⽇のグッドマン戦で初めてリヤド・シーズンのロゴが⼊ったトランクスを履いて戦われると思いますが、改めてご⾃⾝の感情の変化やファンに向けて伝えたいことはありますか?

A. トランクスのロゴが新しくなるからといって僕のボクシングそのものが変わるわけではないので、今後も⾃分⾃⾝のボクシングを貫いていきたいと思っています。

Q. 井上選⼿が持つリヤド・シーズンのイメージはいかがですか?

A.限られた選⼿しか辿りつかない場所だと思っていますし、誰しもが⾏けるステージではないと思っています。

Q. 今回の契約締結をきっかけに、今後サウジアラビアで試合を⾏うことについてどうお考えですか?

A. 今年はすでに他の試合が決まっていますし、来年またどうなるかはわかりませんが、タイミングが合えば是⾮サウジアラビアに来て試合をしたいと思っていますし、⾃分はその期待に応えるだけだと思っています。そして、これまで同様に⽇本の皆さんの前で披露しているパフォーマンスを、サウジアラビアの皆さんにもお⾒せするだけだと思っています。

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