陸上のスケート・インラインスケーター世界女王の中学2年生に密着!傷だらけの大技習得に「まだ骨折してないからオーケー」

2024.5.8 12:15

お笑いコンビのかまいたちとタレントの指原莉乃がMCを務める『超無敵クラス』が5月5日に放送。放課後に激変する顔を見せる中高校生に密着した『放課後は別の顔』で、インラインスケートで世界一となった明賀芽泉(みょうが・めい)さんを特集。

インラインスケートとは、アイススケートを車輪に置き換えた、陸上で滑るスケートのこと。近年は東京五輪などでも種目に名前が挙がるほどの注目スポーツで、芽泉さんはこの競技でフランス世界大会プロクラス優勝を果たした最年少インラインスケーター女王。

撮影の1か月後には2連覇をかけた世界大会が控えており、最後の追い込み真っ只中(まっただなか)。芽泉さんが練習する境町アーバンスポーツパーク(茨城県)は、世界大会の会場も手掛ける会社が作った国内唯一のスケートパーク。芽泉さんはこの練習場のために、茨城県へ引っ越してきたという。

そんな芽泉さんのスゴ技、『フェイキー720』を披露。高さ3メートルの助走から後ろ向きで入って、ジャンプしながら横に2回転する技。世界でも大きな台では彼女しかできないという大技だが、現在は世界大会に向けて『縦回転』の習得に励んでいるという。

それが、世界大会で成功した女子選手は0人の縦回転技、『フロントフリップ』。滑りながら板のついたボックスの上で前転宙返りする技。しかし、練習には危険がつきもので、過去には前歯がかけたり、足の怪我も絶えないという。リポーターの「次やるの怖いとかないの?」という質問には、「なってます!なってるけど…。技やりたい!って気持ちがある」「まだ骨折とかしてないからオーケーです!」と恐怖心と戦いながらも技習得のために励んでいると明かした。

そして、世界大会2連覇に向けて、本番を意識した模擬滑走を行う日。世界大会を想定した50秒1本勝負で難易度の高い技を中心に構成し、ノーミスなら90点は確実。そしてスタートした模擬滑走では、最初の技は成功して順調な滑り出しも、中盤の得意の横回転技『フェイキー720』でまさかのミス。その後はなんとか立て直し、習得中の縦回転『フロントフリップ』も見事に決めた。しかし、得意技をミスしてしまったことで、滑走後の芽泉さんの目には涙…。「自分がやりたかった技が決められない。めちゃくちゃ悔しい」と吐露。涙ながらに「フランスまでに改善して、2連覇目指す!」と宣言し、さらなる挑戦と誓った。

リポーターとして密着していた超無敵生徒の小泉のんはスタジオで、「最後悔しくて泣いちゃったのは、自分の失敗もあるけど、今回の取材がうれしかったみたいで。この番組を通して新しくインラインスケートに目覚める子に届けたいという思いもあった」と明かす。

MCのかまいたち・濱家隆一は「トップの選手の自覚あるな、今の話聞いてたら」と称賛し、かまいたち・山内健司は「分かってないからかもしれませんけど、僕がつけるなら87点だった」と笑いも込めてエールを送った。

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写真提供:(C)日テレ

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