志田未来 “自分に嫌気がさした” 日本を飛び出し、大草原で寝転んで考えた“未来”

2024.5.7 11:00

5月4日に放送された、『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に、俳優の志田未来が出演。人生の転機となった街、オーストリア・メルボルンを再訪し、理想の役者像を語った。

8年前、友人との旅行でメルボルンに訪れたという志田。その旅での忘れられない、思い出の場所に案内してくれた。「去年30歳になって、今後30、40、50代、自分はどうなっていくんだろう?って思ったときに、なんかもう一回あそこに戻りたいなと」。そう言って向かったのは、とある公園。高層ビルがそびえ立ち、多くの車が行きかうメルボルンの街で、ウソのように静かな時間が流れている。

公園を歩いていると視界が開け、芝生の広がる場所に出てきた。「ここでひたすらずっと寝てました」と、当時と同じように身をなげ出す。8年前の旅行は、志田にとって大きな挑戦でもあった。行き先を告げずにどこかに出かけるなどということは、6歳のころから子役として活躍し、芸能界の第一線で活躍していた志田にとって、まずありえなかった。しかしすべてのことを常に報告していた自分に嫌気がさし、「ここで何かを変えないと、今後ずっと変わらない」そんな思いで日本を飛び出したと当時を振り返った。

そよ風を感じながら、草の上に寝ころび、何もしない時間。それが志田にとっては、居心地が良い、大切なひと時になった。「凝り固まった脳がほぐれた」と言い、芝居とどう向き合うべきかも見えてきた。「出番の多い少ないは、作品にとって関係ないんだなって20代ですごく学んだ」と言い、主役以外の支える役の楽しさに気づいたのだとか。

「志田未来がこの作品にいて、この役を演じているから、見応えがあるよねって言ってもらえたらすごいうれしいなと思うし、そういう役者さんになりたい」と、新たなステージへの決意を新たにした。

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写真提供:(C)日テレ

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