アニメ『WIND BREAKER』キャラ人気投票で圧倒的1位“蘇枋隼飛” 原作で人気の1コマに「ディカプリオが動いてる！」
2024.4.18 17:15
アニメ『WIND BREAKER』第2話「憧れのヒーロー」が4月17日（水）よる11時からBS日テレにて放送された。本作は、にいさとる原作の人気ヤンキー漫画。週刊少年マガジン公式アプリ『マガジンポケット』人気ランキング首位常連で、単行本は発売即重版連発の超話題作。孤独な不良高校生･桜 遥（さくら はるか）は、ケンカの“てっぺん”を目指して、超不良校として名高い風鈴高校にやってきた。しかし、現在の風鈴は“防風鈴（ボウフウリン）”と名付けられ、街を守る集団に変わっていたことを知る…。今、最もアツい新世代ヤンキー漫画。
（以下アニメ最新話までのネタバレを含みます）
◆新入生・楡井明彦（にれいあきひこ）との出会い
腰が痛いという近所のおばあさんをおぶって、悪態をつきながら『喫茶ポトス』にやって来る桜 遥（CV：内田雄馬）。おばあさんに「なんだかんだ言っても風鈴の子だね。助かったよ。ありがと」と礼を言われ、顔を真っ赤にして照れる桜。朝食にことは（CV：長谷川育美）お手製の玉子サンドをごちそうになっていると、そこへ「ことはさーーーん！」と叫びながら入って来たのが、風鈴高校1年生・楡井秋彦（にれいあきひこ）（CV：千葉翔也）。
勢いよく入って来たが…入り口でつまずいて転んでしまい、さらには制服の背にはタグが…。「…え？これも風鈴なの？」とおっちょこちょいの楡井を怪しむ桜。立ち上がった楡井は桜をじっくり見て「なんすか、なんすか？その髪にその目！」と桜の外見を揶揄（やゆ）するかと思いきや「ストレスっすか？大変っすね。若いのに」と心配する始末。「今日から俺も正義の味方っすから」と言って、入学式までに街をパトロールする、と風のように出て行く楡井だった。「ああやって見た目ばかり作ってるやつらは、ケンカになりゃ逃げだすんだ。だせぇことこの上ない」と勝手に決めつける桜に、ことはは「コーヒーの実の色って何色か知ってる？」。本来はさくらんぼみたいに艶のある赤だという。最初は瓶に入っているコーヒー豆のままが採れると思っていたが、しかもそれが種の部分だということも知らなかったという。「1つの方向から見ただけじゃ、本当の形は分からない。思うことは自由だけど、決めつけるのは早いんじゃない？ちゃんと話して、ちゃんと見て分かろうとしなきゃ。その人のこと分かりっこないでしょ」そう言って、桜にコーヒーを差し出すことはだった。
（画像は第1話より引用）
『喫茶ポトス』を出て街を歩いている桜。すると「風鈴の方ですよね！助けてください！」と少女が助けを求めてくる。桜が向かうと、そこには楡井がチンピラに立ち向かっていた。しかし、楡井はケンカは強くはない。ボコボコに殴られても…「人を傷つける者、物を壊す者、悪意を持ち込む者、何人も例外なくボウフウリンが粛清するっす！」そう“防風鈴”が掲げる言葉を叫び、何度もチンピラたちにしがみついていく。「粛清されるのはお前のほうだ！」。楡井にとどめを刺そうとしたチンピラ。すると突然桜が現れ、チンピラを華麗な飛び蹴りで蹴飛ばした。あっという間にチンピラたちを倒すのだった。
（画像は1話より引用）
桜に礼を言う楡井に「勘違いすんな。助けたわけじゃねぇし。見掛け倒しはどこにでもいる。どんな理由で風鈴に来たかは知らねぇけど、自分の力量は分かっておけ」そう冷たく突き放す。楡井は、中学の頃は毎日パシられ、殴られていた。そこから助けてくれたのが風鈴高校の生徒だったという。「俺もああなりたい、強くてカッコよくなりたいって風鈴に来たんすけど、全然だせぇなあ…」と悔し涙を流す。「ケンカが弱ぇくせにメソメソしてんなよ。余計弱く見えるぞ！でもまぁ、ダサくはねぇんじゃねぇの」。力はなくとも必死に相手にしがみつき、街を守ろうとした楡井の姿に、桜は自分が相手のことを勝手に決めつけていたことに気づく…。
◆風鈴高校1年1組
街に詳しい楡井に案内され、風鈴高校の入学式にやって来る桜。クラス分けの表が貼ってある掲示板を見て、1年1組で桜と同じクラスになり興奮する楡井。「蘇枋（すおう）さんがいる！桐生さんも！？柘浦（つげうら）さんまで！」と強くて街では有名なメンバーに鼻息を荒くする楡井。すると、ある人物の名前を見つけ…「よりにもよってあの人と一緒になるなんて…」と青ざめ、意気消沈。教室に入る前に、楡井から桜に1つだけ約束をしてほしいと冷や汗をかきながらお願いが。「クラスのみなさんとはフレンドリーに接してください。スマイルですよ。スマ～イル」。その理由は、“ボウフウリン”は街を守るために集まったので、外から来た桜をよく思わない人がいても不思議じゃないと言う。しかしそんな楡井の言葉を無視して、ケンカになっても良いように準備運動をし始める桜。「ちょっとの勘違いからこのクラス…この学校全体を敵に回したらどうするんすか！？」と慌てる楡井に「別に敵に回したってかまわないだろ。俺はケンカでてっぺん獲りにきたんだぜ？」そう言って、勢いよく教室のドアを開けるのだった。
クラス一同が注目する中、桜に近づいて来たのは眼帯に長いタッセルのピアスをした蘇芳隼飛（すおうはやと）だった。「レオナルド・ディカプリオだっ」。ふざけた態度ながらも得体のしれない雰囲気を漂わせる蘇枋。「聞いたよ、すごいじゃないかー！昨日の大通りのケンカの立役者なんだろう？」そう言って、蘇枋がクラスの一同に桜が昨日の乱闘で活躍したことを説明すると、一同は「外から来る奴がいるのは知ってたけど、学校始まる前からやるじゃねぇか！」などと友好的な態度に桜の顔は真っ赤に。「これでボウフウリンの敵という勘違いはされなくてすみそうだ」と安堵する楡井。するとクラスメイトから「でも…なんで街の外からこんなとこに来てんだよ」と聞かれると、「てっぺん獲るために来たんだよ」。そう桜がつぶやくと教室は静まり返った…。
すると、桜の目の前を勢いよく机が通過。飛んできた教室の入り口を見ると…異様なオーラを放った長身の杉下京太郎（CV：内山昂輝）の姿が。
楡井が心配していた“あの人”とは杉下のことだった。「桜さんあの人だけは絶対ダメっす！間違いなくこの学年で、いや学校一ヤバい人…杉下京太郎…」と慌てて首を横に振る楡井の声は届かず、「ヤバイ奴、俺は好きだぜ」とにやり。「つぶす！」と言い放ち、突如襲い掛かる杉下。「いいねぇ、さすがは風鈴高校。そうこなくっちゃ」と期待を膨らませ、笑みを浮かべる桜だった。次回、桜と杉下の戦いが始まるのか…。
◆出会いを通して、成長する桜の心や気づきに共感の声
入学式を機に新たな出会いが訪れた桜。新キャラクターたちの登場に「少しずつキャラが増えていく度にわくわくしたー！」「クラスの顔面偏差値高くてたまげる」など、期待の声が。特に盛り上がったのは教室で桜に初めて声をかけた蘇枋隼飛。蘇枋は原作でも人気があり、講談社マガジンポケットの第2回キャラ人気投票では主人公・桜を押さえ、第1位に輝くほど。蘇枋の登場シーンでは「きましたディカプリオ…もとい蘇枋くん！」「で、で、出たー！レオナルド・ディカプリオこと、人気投票で主人公を差し置いて圧倒的一位だった蘇枋隼飛〜！！」「蘇枋がいるだけ映える！」「ディカプリオが動いてる！」と盛り上がりをみせている。
また、桜が出会いによって少しずつ成長していく姿に「ことはが告げた、人は見た目だけでは測れないという言葉が、桜に新たな気づきを与える流れが良かった」「ケンカに弱くても逃げないことはダサくない。一つ一つのセリフがとても心に刺さる…」など、共感の声が上がっている。
『WIND BREAKER』第3話は4月24日（水）よる11時よりBS日テレ他にて放送予定。
原作： にいさとる「WIND BREAKER」 (講談社「マガジンポケット」連載）
監督： 赤井俊文
シリーズ構成： 瀬古浩司
キャラクターデザイン・総作画監督： 川上大志
音楽： 高橋 諒
制作： CloverWorks
画像提供：©にいさとる・講談社／WIND BREAKER Project
