【先週読まれた人気記事】「バリカタは硬くない、ゆでてないだけ」博多で32年愛されるラーメン店主こだわりのやわ麺『ずんだれ』を味わう

2024.4.13 11:50

4月2日(火)放送の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』は、『やわ麺革命“ずんだれ”って!?32年継ぎ足し世界最濃㊙命がけスープ!!』を放送した。

福岡県福岡市で32年愛されるラーメン店『魁龍 博多本店』。このお店の名物は1杯800円の豚骨ラーメン。一見シンプルな見た目だが、その特徴はじっくりとゆで上げたやわ麺・ずんだれにあるという。博多で豚骨ラーメンといえば硬めの麺がおなじみだが、このお店では、元々市場で働く人が短時間で食事ができるよう素早くゆでる長浜系ラーメンではなく、豚骨ラーメン発祥の久留米ラーメンを提供しているという。店主・森山日出一さん(64)は麺には好みがあると前置きしたうえで「カタメン・バリカタは硬くないですよ。ゆでてないだけでしょ?」とこだわる。そのうえで「まずは食べてみること。そして好みで言うこと」と自慢のずんだれを勧めた。

そもそも『ずんだれ』とは、久留米や佐賀の方言で“だらしがない人”という意味で、店主がここから派生して、やわめの麺に方言を当てはめたのがずんだれの始まり。店主いわく「麺は時間を置かないと芯ができない」ため、しっかりとゆでることで麺のウマさが存分に堪能できるという。

そんなずんだれの麺にからめるのは、創業以来32年間継ぎ足しで炊いているという濃厚豚骨スープ。豚骨を大きな釜で長時間炊くことで、骨髄のカルシウムがスープに溶け出し、ザラザラとした食感になっている。この店で18年働いているという従業員・シゲさん(42)が、特大のスコップを使って丁寧に豚骨を混ぜる姿に、バイきんぐ・小峠英二は「現場作業だもんな」とその苦労に共感した。

スープ作りの様子

こだわりの詰まったラーメンを提供する店主は、お客さんに対しても熱弁をふるう。一人ひとりに対して繰り返し麺の硬さなどこだわりを語る店主だが、店主の娘さんによれば「昔はもっとひどくてお客さんとケンカしてた」こともあるそうだ。

信念を貫く店主による珠玉の一杯に、店内からは「うまい」の声が次々にあがり、スタジオでも「これはウマそうね」「食べたいなぁ」といった声が漏れていた。

写真提供:(C)中京テレビ

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