『笑点』新メンバーに立川晴の輔が登場!初の大喜利に「顔が引きつっていた」

2024.4.7 20:30

4月7日放送の『笑点』で新メンバーが発表された。番組冒頭から新メンバーの登場を心待ちにしているメンバーたちからのあいさつが終わり、昇太師匠から「それでは早速、新メンバーの方に登場して頂きましょう!お願いします!」と声がかかると登場してきたのは、 なんと先週卒業した木久扇師匠(『笑点』歴代最長出演者55年間出演)だった。木久扇師匠 の「どうも新メンバーの木久扇です」の言葉に、メンバー全員から総ツッコミ。自分から新メンバーを紹介したいという木久扇師匠が連れてきたのは、立川晴の輔 (たてかわ・はれのすけ)だった。

立川晴の輔は、落語立川流、立川志の輔一門の落語家。BS日テレ『笑点 特大号』の若手大喜利コーナーで活躍しており、2019年には三遊亭円楽師匠の代演として『笑点』にも登場したことがある。落語立川流のレギュラーメンバーは、初代司会者・立川談志以来、“55年ぶり”となる。晴の輔師匠がレギュラーメンバーになったことで、『笑点』メンバーは、東京・江戸落語界に分かれている4つの団体、落語協会、落語芸術協会、落語立川流 (立川流)、五代目円楽一門会(円楽党すべての落語家がそろう『笑点』史上、初めてのメンバー構成となった。

そして、収録後に新メンバーお披露目会見が行われた。

―――『笑点』の新メンバーに選ばれたときの心境は?

晴の輔:ただただ驚きました。若手大喜利(BS 日テレ『笑点 特大号』のコーナー)はやらせていただいていたんですけども、木久扇師匠の席は自分ではないと思っていたので、本当に驚きました。

たい平:じゃあ、宮治の席だったら大丈夫だった?(笑)

晴の輔:いや(笑)、席が一つ増えないかなとはずっと思っていました。

―――初めて収録に参加してみての感想は?

晴の輔:もう覚えていないですね。なんだかずっと顔が引きつっていたと思うんですけど、 気づいたら終わっていたぐらいです。

たい平:でも、好楽師匠も隣でずっと引きつっていたよ。(笑)

―――メンバーからみて新メンバーが加わった初の大喜利はどうだった?

昇太:僕は彼が前座の頃から知っているので、ここに一緒に並んでいるのがとても不思議な気はしているんですけど、昔からハツラツした人だったので、他のメンバーとは違う風を起こしてくれるんじゃないかなと感じました。

好楽:いや、つくづく思いましたね。やっと私と晴の輔の時代がやって来たと(笑)若
手大喜利の司会をよくやっていたのですが、この人(晴の輔)はスベったことがないんですよ。だから、この人は本当に天才だなと思った。やっぱり(『笑点』メンバー)に選ばれるわけですね。そして、私の隣に座ってくれて心強い。左(宮治)が邪魔です。(笑)

小遊三:聞いたら若手大喜利を10年やっていたと言うんですよ。そこで技を磨いていたから今回の収録でも安定した力で笑いを取っていましたよね。『笑点』という大きな川が流れていて、そこへ新しい風が吹いてきたので、ますますこの番組は良くなっていくと思います。

たい平:晴の輔さんっていうキャラクターが入ることによって、僕たちにもどんな化学変化が起きるか楽しみ。新たな自分のポジションを確立していって欲しいと思っています。大先輩たちがいたときから少しずつ変わって、一之輔さん、宮治さん、さらに、晴の輔さんが入ることによって、若いこれからの時代にどうやって『笑点』が変わっていくかっていうのを中で見られる幸せを感じております。

一之輔:もう何年も先輩の兄さんなんですけど、所属協会が違うので、たぶん6年ぶりぐらいにお会いしたんですけどね、やっぱり若々しいですよね。また、立川流っていうのはほんとにヤバイ組織なんです(笑)。でも、その中でもスマートな芸風を見せてくださる兄さんですね。落語を知らないけど『笑点』を見ている人ってたくさんいると思うのですが、いろんな噺家がいるんだなとか流派があってしのぎを削っているんだなってことをわかって頂けたら、その窓口になって我々頑張っていけたらなと思っております。

宮治:多分この中で一番長く兄さんと一緒に若手大喜利をやらせていただいていたので、ポジション争いというか勝負みたいなところがあったんですけど、『笑点』の先輩方に教えてもらったのは、メンバーはファミリーだよって。みんなでパスを回しながら一つの番組を作っていくんだよってのを教わってきたので、一人の戦いではなく、もっと家族になれるように一日も早く頑張っていきたいなと思っています。もう一つは、若手大喜利から来ると、今までの仲間だった人たちが仲間ではない感じになっていきます。なにかはわからないですけど、冷たい目線にも頑張って耐えてください(笑)。

立川晴の輔 (たてかわ はれのすけ)
落語立川流 立川志の輔一門
1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
岡山県作陽高校卒業、東京農業大学農学部卒業
◆経歴
1997年 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
2003年 二ツ目に昇進
2013年 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名
BS 日テレ『笑点 特大号』の若手大喜利に出演
2019年 六代目三遊亭円楽の助っ人として『笑点』レギュラー大喜利に出演

写真提供:(C)日テレ

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