声優・梶裕貴「（M）でもある！」主人公を演じる宮野真守を絶賛！？アニメ【忘却バッテリー】AnimeJapan 2024スペシャルステージ
2024.4.2 16:45
3月23日（土）世界最大級のアニメの祭典『AnimeJapan 2024』が東京ビッグサイトで開催され、4月から放送がスタートするTVアニメ『忘却バッテリー』のスペシャルステージが行われた。ステージには声優の増田俊樹、阿座上洋平、島﨑信長、梶裕貴が登壇。トーク企画では、「自身のキャラクターを一言で表すなら？」という質問に答えた。
本作は、集英社『少年ジャンプ＋』で連載中、同アプリ内での累計閲覧数２億超えの原作・みかわ絵子による人気漫画。2018年4月より連載が開始され、記憶喪失の主人公というユニークな設定、魅力的なキャラクターたち、高校野球のリアルな部分の描写、ギャグとシリアス要素の絶妙なバランスなどが受けて人気を博している。
Q．自身が演じるキャラクターを一言で表すと？
――増田俊樹（清峰葉流火役）『要 圭』
増田が演じる“清峰葉流火（きよみねはるか）”は、中学時代に完全無欠と評された、圧倒的なフィジカルから繰り出す 140 キロオーバーの直球が武器の剛腕投手。
増田は清峰葉流火について、バッテリーを組む『要圭（かなめけい）』と答え、「一言でって言われたら“要圭”以外に答えはないです。イコール要圭。清峰葉流火＝要圭、要圭＝清峰葉流火！」と言い切った。すると阿座上が「イコール宮野真守」と、この日登壇していなかった要圭の声を演じる宮野真守にふれると、「それは違う」と増田が突っ込み、笑いを誘った。増田は「清峰葉流火が野球を続けてこられた理由っていうのは、やっぱり原点に要圭がいるんです。そして、記憶を失った要圭と共に小手指高校に入っても、まだ野球を続けているというのも要圭がいるからなんです。ということはもう…強いピッチャーでストイックだけれども、いろんな内包された要因をぶっ飛ばして、このキャラクターを象徴して言うならやっぱり“要圭”なんだなって今回本当に思ったので」とバッテリーを組む要圭の存在が大きいと語った。
――阿座上洋平（藤堂 葵役）『不良（なり切れない）オカン』
阿座上が演じる“藤堂葵（とうどうあおい）”は、豪快なバッティングが持ち味の強肩強打の遊撃手。派手な風貌（ふうぼう）だが真面目な努力家でストイック。
阿座上は「“不良（になり切れない）オカン”」です。なり切れないってところが重要かもしれない、かわいいやつなんですよね」と自身のキャラクターを紹介。「オカンなので面倒見が良くて、要に対しても、記憶を無くしているから野球を一つ一つ“しょうがねぇな！”って言いながら教えてくれる、いいやつなんですよね」と笑顔を見せた。さらに「ボケもツッコミもやってくれるっていう（笑）」とノリの良さも称賛。そして、声の収録が進むにつれ、要圭と藤堂葵のアドリブが増えるという。阿座上は「宮野真守さんとの“果たし状”…“果し合い”を…、毎回ボロボロになっています（笑）」と宮野とのアドリブを振り返った。増田が「今のところ何回勝った？」と聞くと、「勝ってはないです！3、4敗1分け…なんとか食らいついた時がありましたね」と明かし、宮野の“アドリブ力”にはまだ遠いとコメントした。
――島﨑信長（千早瞬平役）『クセ強めのスルメ』
島﨑が演じる“千早瞬平（ちはやしゅんぺい）”は、巧みなバットコントロールと俊足で塁（るい）をかき乱す二塁手。技術と理論に基づいたプレースタイルで、野球の知識も豊富。
島﨑は『クセ強めのスルメ』だと紹介。「最初はかたい感じとか冷たい感じとか、何かいやなにおいするなとか、鼻につくなとか、目立つんですけど。かめばかむほど、だんだんほぐれてきて、柔らかくなってきて、味も出てきて。どんどんクセになってきて…ちょっと鼻につく感じも好きかもって」と千早瞬平を分析した。
――梶裕貴（山田太郎役）『（M）』
梶が演じる“山田太郎”は、派手なプレーはないが真面目に練習を積み重ねる堅実な選手。部内一番の常識人でツッコミ役。脳内ツッコミがキレキレである。
梶は「例えとしてモブキャラみたいな扱いを受けることがあるんですけど、そんなことないんです全然」と山田太郎について話した。そして、一言で『（M）』と紹介すると、梶は「別に性癖じゃないんです！（笑）」と自らフォローし、笑いを誘った。「アフレコ台本で、ナレーションの場合は（M）って台詞の頭に付いていて。これは“モノローグ”なんです。自分の心の中で言っているセリフ。山田君はセリフの7割くらいが“モノローグ”なんです」と告白。梶は「めちゃくちゃ突っ込んでるんですよ、特に要圭に。ほとんどが“モノローグ”なので、現実世界を考えると、（表情を変えながら）ただ無口な人みたいな（笑）」とモノローグがないと沈黙したシュールなシーンになるのではとコメント。特典で“山田のモノローグ抜き”を出して欲しいと盛り上がっていると「（モノローグがなくなった時の）地獄の空気を皆さんにいつか味わってほしいな。逆に（ボケても千早にスルーされたり、）要圭のメンタルの強さも！要圭のおもしろさは“宮野真守の力”は絶対にあるからだと思います！宮野真守の（M）でもある！（笑）」と宮野をいじりながらも称賛し、会場は笑いに包まれた。
TVアニメ『忘却のバッテリー』
4月9日（火）深夜24時よりテレ東系列にて放送開始
Prime Videoにて毎週火曜 放送直後より最速配信！
＜イントロダクション＞
中学球界で名を馳せた完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火（きよみねはるか）、切れ者捕手の“智将”・要圭（かなめけい）の怪物バッテリー。全国の強豪校からスカウトを受けていた彼らが進学したのはなぜか野球無名校の東京都立小手指高校だった。さらに圭は記憶喪失で野球に関する知識も失っていた。そしてかつて彼らに敗れ散り野球から遠ざかっていた天才たちも、偶然同じ高校に入学しており…。巡り合い、再び動き出す彼らの高校野球ストーリーがいま始まる！
©みかわ絵子／集英社・KADOKAWA・MAPPA
