【記憶に残り続ける最終回】デジタルタトゥーと戦い続けた女の運命とは…。SNSでは「こんな復しゅうドラマ見たことない」と大反響

2024.3.31 19:00

3月29日深夜に日本テレビ系金曜ドラマ『消せない「私」―復讐の連鎖―』の最終話が放送された。

(※以下、ネタバレを含みます)

学生時代に暴行動画を拡散され、人生を狂わされた灰原硝子(志田彩良)は、事件の10年後、テレビのインタビューで笑顔を見せる加害者たちを見かけ復しゅうを決意。首謀者・海崎藍里(吉本実憂)らに報復を果たした硝子は、家に放火し家族を奪った迷惑系配信者・綿貫(柄本時生)への“最後の復しゅう”を企てる。硝子はスタンガンで配信中の綿貫を気絶させると、カメラに向かって「最後の復しゅうを始めます」と宣言。

イスに縛られた綿貫を横目に、硝子はこれまでの経緯を語り「匿名の傍観者だからって安心していますか? 違う。あなたは当事者だ」と綿貫だけでなく、誹謗中傷を行った人たちへ復しゅうでもあると語気を荒げた。
この状況下でも綿貫は「お前みたいなのは必要悪なんだよ。世間が飽きるまでは攻撃のできる都合のいいサンドバックとして生きていけよ」と暴言を吐く。このシーンに対してネット上では「現代の問題が詰め込まれている」といった投稿も見られた。

硝子は、協力者・徳道仁(本郷奏多)との会話を回想。綿貫を殺し自分も死ぬ覚悟の硝子に対し徳道は「逃げ切って生きろ。人の記憶に残り続けて生きる脅威になれ。それが最後の復しゅうだ」と涙ながらに語りかける。この場面に視聴者も「“硝子に生きていてほしい”この言葉に尽きる」と徳道に共感。

配信中に殺害されることで綿貫は“伝説になれる”“人生に一回きりの晴れ舞台”と配信者冥利に尽きる最期を思い描き興奮。「俺の人生今が幸せのてっぺんだ!」と吠える綿貫の頭に硝子は電動ドリルを近づけた後、その手を止めた。硝子は綿貫に「“幸せの絶頂に導いてから地獄に落とす”それが私の復しゅうなの」と囁くと“このLIVE配信は終了しました”と表示されたスマホを見せる。綿貫は「再開しろ!」と喚(わめ)くも、硝子はガソリンを撒き火を放つ。綿貫が火だるまで苦しむ姿を見つめ硝子は笑みを浮かべた。

その後、徳道は硝子の親友でもある刑事の砂川より子(片山友希)に全て自分がやったと供述。より子は、徳道が罪を被っていることを疑いつつも…。

ラストシーンでは、学生たちが「灰原硝子って知ってる?復しゅう殺人の犯人だよ。ずっと捕まってないらしい。」、「悪いことをした人の前に現れるんだって。」と硝子について話していた。怖がる学生の横を通り過ぎた硝子は「“私”は消えない。“私”は消せない。灰原硝子は永遠に情報の海で人々の記憶に残り続ける。でも、それで誰かの手を止めることができるなら私は…」の台詞とともに姿を消した。このシーンにネット上では「今までに見たことない復しゅうドラマだった」といった感想が多く見られた。

『消せない「私」―復讐の連鎖―』日本テレビ「金曜ドラマDEEP枠」
毎週金曜 深夜24時30分〜24時59分放送 
TVer、Hulu では、毎週金曜24時30分から定時配信

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写真提供:(C)日テレ

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