炎上するタンカーから船員と港町を救え!残された時間は1時間…“海猿”による決死の作戦とは

2024.3.29 11:45

俳優の鈴木福、佐野岳、高杉亘、石川恋、お笑い芸人のスギちゃんが3月28日放送の『THE突破ファイル 映画もドラマも海上保安庁もコラボ!春の三大コラボ祭り2時間SP』の再現VTRに出演。事故を起こし炎上したまま港に接近するタンカーに立ち向かう海上保安庁職員の活躍を描いた。

海上保安庁の潜水士・鈴木は、先輩の特殊救難隊員・佐野や主任航海士の石川と共に、自らの出身地でもある港町の防災基地で日々訓練に励んでいた。そんなある日、基地近くの沖合を航行中の石油タンカー内で火災が発生。機関室で発生した火災はタービンへと伝わり爆発が発生。タンクに貯蔵していた原油に燃え移ると大事故となってしまう。

船長の杉山(スギちゃん)は直ちに消火を命じ、海難事故の118番通報を行いつつ、自らも火災の現場へ直行した。そこで目にしたのは、火災の影響でひび割れたタンクから原油が漏れ始めている光景だった。「全員救命ボートで緊急退避だ!原油が漏れてる!」と船員に退避を命じつつ、エンジンを緊急停止させるために1人現場に残った杉山船長は、エンジンを停止させることはできたものの、原油に引火した際の爆風により吹き飛ばされ、さらに倒れてきた資材によって身動きが取れない状況に陥ってしまった。
通報を受けた海上保安庁は、すぐさま巡視船とヘリコプターを現場に向けて派遣。救命ボートで避難した乗組員を救助しつつ、鈴木たちは炎上するタンカーへと乗り込み、燃え上がる船内から杉山を救い出した。

船員の救助を終えた巡視船はタンカーの消火作業へと移ったが、気密性の高いタンカーでは高圧放水の水が火元まで届かず、消火作業は困難を極めた。すると現場上空のヘリコプターから特殊救難隊員の佐野たちがタンカーに降下。室内の二酸化炭素濃度を高めるシステムを起動させることで消火しようと試みたのだ。しかし火力は予想以上に大きく、システムを普通に起動させても間に合わない状態になっていた。絶体絶命の状況下で佐野は“突破”のための策を巡らせ、ある方法を思いついた。

佐野は仲間たちと共に、炎上している部屋に向かう扉を全て閉じた。もともと気密性の高いタンカーであることを利用し、密閉した空間に二酸化炭素を充満させることで消火しようとしたのだ。この佐野の機転によって火の手は徐々に収まっていき、鈴木や佐野はタンカーが港に近づかないよう、沖合まで引っ張っていく作業を始めていた。

だがその時、高い波によって船体が大きく揺れ、そのはずみで閉じていたはずの火元への扉が開いてしまった。急激に酸素が流れ込むことで発生する『「バックドラフト」』と呼ばれる大爆発が発生し、船上は一瞬にして火の海となる。たまらず鈴木たちは海に飛び込み、間一髪で難を逃れた。

だが、炎上したままのタンカーは風にあおられ、港に向かって進んでいた。このままでは3時間後に港に突っ込んでしまうこととなる。本部は「海上自衛隊の砲撃による撃沈」を検討していたが、その場合は大量の原油が流出してしまい、港で働く漁師たちの生活を脅かすことになってしまう。生まれ育った港町を救うため、必死に策を巡らせた鈴木はある方法を提案。わずかな望みをかけてその方法を実行することとなった。

鈴木が考えたのは、タンカーの底にある舵(かじ)の部分に水中からロープを括り付け、巡視船で沖合まで引っ張っていく、という作戦だった。タンカーが港に漂着してしまうまで残された時間は約1時間に迫っていた。

早速タンカーに近づき、海中に潜ってロープを取り付けようとする特殊救難隊員たちだったが、巨大なタンカーによって無線が遮られてしまい、潜水士と本部との連絡が取れず、作業を進めることができないというまさかの事態が発生。そこで、佐野とバディを組んでいた救難隊員が無線の届く範囲に残り、佐野にハンドサインを使って指示を伝えるという方法をとることに。鈴木は無線を伝える隊員に代わって佐野のバディになることを志願。自らの手でタンカーにロープを取り付け、見事作戦は成功。港町を大事故から救うこととなった。

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写真提供:(C)日テレ

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