アニメ『葬送のフリーレン』 ラヴィーネの“おっさん”発言にSNSで物議(笑)「おっさんは皆、心が繊細なんだぞ!」

2024.3.5 18:15

3月1日に放送されたアニメ『葬送のフリーレン』第25話。未踏破ダンジョン〈零落の王墓〉最深部を目指す一級魔法使い試験 第二次試験もいよいよ佳境へ。“複製体フリーレン”を攻略するためにこれまで敵同士だった受験者たちが手を組むだけでなく、フェルンが気づいた“フリーレンの致命的な隙”を足掛かりに作戦を練っていく…。そんな“熱い”展開が繰り広げられた今話だが、視聴者の心を最も大きく揺さぶったのは、どういうわけかラヴィーネからリヒターへ向けた「おっさん」発言だった…。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆犬猿の仲? ラヴィーネとリヒター

本物と同等の力を持つ“複製体フリーレン”を倒すため、輪になって作戦会議を始めた受験者たち。真正面から戦えば誰かが命を落とすことになるが、もしも複製体に“心”があれば〈精神操作魔法〉が効果的かもしれない。それは格上の魔法使いと戦うための数少ない方法だ。…しかし、その希望は後から合流したドゥンストからの情報で簡単に潰(つい)えてしまう。彼いわく、エーデル二級魔法使いが試験官ゼンゼの複製体と相対した際に“それ”を試したが、あえなく返り討ちにあったという。複製体は心の働きを精密に模倣しているだけで、心そのものはないようだ。

複製体特有の弱点は本当にないのか? 一人だけ輪から外れたリヒターがぼやいていると、彼にとって因縁のある相手が姿を見せる。第一次試験で“やり合った”ラヴィーネとカンネだ。彼女たちはリヒターよりも“格下”の魔法使いだが、フリーレンの“結界破壊”によって機を失ったリヒターは敗北を喫したのだった。「ソイツ(複製体)に弱点はないぜ」。ラヴィーネの言葉はリヒターのぼやきを一蹴。眼中にはないいといった様子で、彼女は自身の持つ“情報”を全員に明かし始めた。

第一次試験時のリヒター 地面を操る圧倒的な力を見せつけたが、最後は降り出した雨を
操ったカンネの魔法によって敗れた(画像は第21話より引用)

ラヴィーネが言うに、複製体を操っているのは〈シュピーゲル(水鏡の悪魔)〉という神話時代の魔物。本体自体は攻撃手段を持たない代わりに、ダンジョンにいる全員の複製体を作り出す。恐ろしいのはその複製体たちが時間経過とともに最深部に集まってくる習性を持つこと…。ラヴィーネはその情報を、大陸魔法協会に所属する一番上の兄から聞いていた。彼は〈零落の王墓〉攻略の先遣隊の一人だったという。

「情報を持っていたわけか。道理でここまで来れたわけだ」。リヒターはまるで煽(あお)るようにそう言うと、続けて「それならば初めから情報を共有して協力すべきだった」と嫌味節。対するラヴィーネは表情も変えず反論。「おっさんはルールが無ければ容赦なく仲間を見捨てるタイプだろ? 安易に協力できるか」。第一次試験での“戦い”から、彼女はリヒターの無慈悲な一面を見抜いていた。

聞きながらリヒターはフンっと鼻を鳴らすと、ほほ笑みながらつぶやく。だがその言葉は自身の性格を言い当てられたことに対してでも、格下の相手になめられたことに対してでもなかった。「確かに俺はおっさんだが、面と向かって言われるとくるものがあるな」。顔には出さずとも、リヒターは動揺を隠せない。その様子が逆に哀れに思えたのか、ラヴィーネの隣で「…謝ったほうがいいんじゃない」とカンネがそっと諭す。素直なラヴィーネはさっそく、「悪かったな、おっさん」とダメ押しの追撃をかますのだった。

第一次試験時のラヴィーネたち リヒターとは魔法だけでなく“言葉の駆け引き”も多く見られた(画像は第21話より引用)

◆多くの同志(?)がリヒターに同情 “おっさん”による“おっさん”のための物議へ

ラヴィーネがしつこく「おっさん」と言い放つのは第一次試験の仕返しか、それとも単なる毛嫌いか…。淡々と事実を告げるラヴィーネに、SNSでは「容赦ない!」「辛辣(しんらつ)w」と総ツッコミ。一方で“ダメージ”を負うリヒターに対しては「おっさん呼ばわりが一番効いてるw 」「おっさんは皆、心が繊細なんだぞ。気をつけろ!」「可愛い娘におっさんって言われたら俺も堪える、、、」など、彼の同志たち(?)から多くの同情の声があがった。

さらには「子ども扱いされるのも、おっさんと言われるのも複雑なリヒターに共感」「おっさんと言われてなんとも思わなくなるのは40? 50?」「自分がもう”おっさん”かを考え始めたあたりから”おっさん”になってるよな」など、“おっさん”という存在を巡って様々な意見が交錯。なかには今回のリヒターだけでなく、老魔法使いのデンケンや僧侶ザイン、意外にも30代であることが明かされたヴィアベルの名前を挙げ、「見た目は強面(こわもて)のくせに瞳は少年な爺(じい)やおっさんが多くないですかね…」と指摘する声も。魅力的な壮年男性が多く登場するのもフリーレンの作品の魅力のひとつ…かもしれない。

次回『葬送のフリーレン』第26話「魔法の高み」は、3月8日(金)「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」(全国 30 局ネット)にて放送予定。今話の最後では、フェルンの一言をきっかけに“魔法を使う瞬間にほんの一瞬だけ魔力探知が途切れる”というフリーレンの意外な隙に気づき、ついに“複製体フリーレン”の攻略を開始。フェルンの一撃が“敵”をとらえたように見えたが、果たして…。

フリーレン vs 複製体フリーレン 拮抗(きっこう)した両者の戦いの行方は…?

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©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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