花江夏樹主演アニメ『月が導く異世界道中第二幕』識に恋する生徒・アベリアが遂に…“トゥンク”「やっぱりかわいい」

2024.2.29 17:45

声優の花江夏樹が、主人公・深澄真（みすみまこと）の声を務める『月が導く異世界道中　第二幕』。第八夜が2月26日（月）よる11時から放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー″で、2021年の夏に放送された第一幕（全12話）の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。深澄真の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰豆子を演じた鬼頭明里が従者の澪役、更には『僕のヒーローアカデミア』麗日（うららか）お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海建人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねている。

■美人姉妹がやってきた！

第八夜（話）のタイトルは『悪い噂（うわさ）の美人姉妹』。亜空で久しぶりの時間を過ごした真（声：花江夏樹）だが、従者・識（声：津田健次郎）とロッツガルドへ戻ることに。まずはクズノハ商会ロッツガルド店に顔を出してみる2人。主が不在の間、アクア（Lynn）とエリス（田中美海）が立派に店番を務め、新店舗の営業は順調？な様子だったため、ご褒美に2人に大好物のバナナをあげるのだった。

ロッツガルド中央学園に戻ると、真の授業には新たに3名の新規受講者が。そのうちの2人の名前を見て「この2人、まさか…！？」と驚く真。レンブラント商会の代表パトリック＝レンブラント（声：井上和彦）の娘、シフ＝レンブラント（声：花守ゆみり）とユーノ＝レンブラント（声：稗田寧々）姉妹だった。姉妹は以前呪病に侵されていたが、真が助けたことにより健康を取り戻し、無事復学を果たしたのだった。とにかく評判の悪い姉妹だが、真に元気よく返事をする姿を見て、「どういうことだ。俺の知っている2人と違う」「だめだぞ、だまされるなよ」とざわつく一同に不思議がる真。「姉妹は評判が良くないようです。財力と容姿を鼻にかけ、粗暴で反抗的らしく…」と説明する識。一同はこれまでの実績から、不安を隠せないのだった。

■謎の転入生

そして、レンブラント姉妹と一緒に、真の授業に新しく参加した転入生のカレン＝フォルス（声：藤井ゆきよ）。カレンを見た真と識は何か気になるものを感じるのだった。これまでの5人の生徒は、真が呼び寄せたリザードマンと対戦させるという相変わらずのスパルタっぷり。新規受講者の3人は真と対戦。3人で真を攻撃しながら、その戦い方の傾向と対策を真が随時伝えて行くというスタイルだった。「君たちにとっては忘れることのできない敗北戦になるだろうが、挫折は早いうちに経験した方がいい」というストレートな真の言葉にムッとなる3人。しかし、当然ながら真とリザードマンに全員ボコボコに打ちのめされるのだった。

そんな中、「カレン、少し気になる点がある。付き合え」と呼び出す真。2人は別の場所で話をするために去って行く。残った生徒たちには、識が励ましの声をかける。識が「厳しいのは事実ですが、それはみなさんに期待しているということ。私からすればうらやましいぐらいですよ」と受講者に優しく言葉をかける。「識さんっていじめられる方が燃えるたちなんですか？」と頬を赤らめながら聞くアベリア＝ホープレイズ（声：小坂井祐莉絵）。「違います。ただ私は久しくあの方に期待されることなんてありませんので」と憂いを帯びた識の表情を見て、“トゥンク”とときめくアベリアだった。

■カレンの正体

カレンを呼び出した真は、直接素性を確認する。「君の実力は不自然だ。学生レベルじゃない。君が本当にカレン＝フォルスなのかを疑っている」という真。「へんな冗談」と笑い飛ばすカレンだが「魔族が学園に何用だ？」と言われ顔色が変わるカレン。真に魔族だと見破られたカレンの本当の名は『ロナ』。魔王軍を束ねる4人の魔将の1人で、勇者・音無響（声：加隈亜衣）が戦った相手でもあった。「立ち話もなんだし、場所を変えない？」そう言うロナと共に訪れたのは、ゴテツ亭。先ほどまでの緊迫した雰囲気とは一転して、識の大好物のクリーム鍋をつつきながら和やかに話す3人。ロナの目的は、この町でひそかに行われているという人体実験の調査と処理だった。

「立ち話もなんだし…」とカレンと真が訪れた、ゴテツ亭で働くルリア（声：広瀬ゆうき / 画像は第5話から引用）

従者・巴（声：佐倉綾音）に真を手伝うように命じられたライム＝ラテ（声：八代拓）がクズノハ商店にやって来る。真はライムに、亜人が拉致され人身売買が行われている件についての調査を頼む。アクアとエリスにも商店の仕事が終わったあとに手伝うように頼むが「時間外労働ですか？」と嫌そうな2人。特別手当としてバナナを差し出すと、目の色を変えて張り切るのだった。識からは「若様、ロナの言うことは何事も疑うことが無難ですよ」と釘（くぎ）を刺される真。識はリッチ時代に情報交換をする協力者だったが、何度も利用されて面倒に巻き込まれたという。識いわくロナは“異常にずる賢い澪”のような感じだという。それを聞いて「何それ、こわっ！」とおびえる真だった。

■レンブラント姉妹からの感謝

貴族用の宿舎にいるレンブラント姉妹を訪れる真と識。「クズノハ様、この度は命を救っていただき感謝の言葉もございません」「姉ともどもこうして健やかでいられるのも、クズノハ様のおかげです」と深々と感謝を述べる姉妹。そんな2人の丁寧な対応に「せっかく呪病から解放されたのに、恩に縛られるような生き方は意味がありません」と伝える真。「そういえばお父上は、回復の様子を記録に残したいとおっしゃっていましたが…」と言うと、突然冷酷に目を光らせ「母と私たちがよーく言い含めた結果、父は己の愚行を猛省しまして…」「先生を講師として受講させたうっかりモリスと一緒に罰を受けました」と言う2人。その迫力にウワサの一端を垣間見た真だった。

一方、調査を進めているライムは学園の敷地内にある再開発中のエリアにやって来る。そこに現れた何者かに剣を突き付けるライム。その人物の正体とは…。

レンブラント姉妹や魔将ロナのまさかの再登場に、視聴者からは「新キャラ姉妹かと思ったらあの姉妹だったのか（笑）」「あのやばい姿になってた2人か！回復してよかった！」など「てか真の体を狙うやつがまた1人出て来た（笑）」「1期の姉妹や魔族四天王の人に再び出番があるとは」と再登場を喜ぶ声が。また、アベリアが識に“トゥンク”とときめくシーンには、「識と話すときのアベリア、やっぱりかわいい」「トゥンク…アベリアかわええ」などとアベリアの識に対するときめきがSNS上で話題を集めていた。

『月が導く異世界道中　第二幕』次回は3月4日（月）よる11時よりTOKYOMX、BS日テレ他にて放送予定。