上白石萌歌 “歌とか表現をなんか愛せなくなって…”第2の故郷・メキシコで心の葛藤を告白

2024.2.26 11:40

俳優の上白石萌歌が2月24日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演。15年ぶりに訪れた“メキシコ”で、表現者としての思いを明かした。

小学1〜3年生の3年間、家族でメキシコに移住し、暮らしていた当時を振り返り、「自分の人生に切り離せない3年間ですね」と思いを明かした萌歌は、今回の旅で「幼少期の経験って、大人になっても絶対に土台として揺るがないものだから、今の表現の活動でもすごい大きいことですよね」と、メキシコでの経験が表現者としての礎になっていることを再確認。

さらに、“人の色彩感覚って幼い頃の経験で決まるんだよ”という話を友達から聞いて“ハッ”としたという萌歌は、「表現って想像力が必要なんですけど、“その人がどういう色の服を着てそうか”とか、“その人が見てる空の色って何色だろう”とか、それってなんかメキシコで見てきた景色たち」と、当時目にした鮮やかな景色を思い返し、“メキシコで養われた色彩感覚で今も表現をしている”ことに気付いたという。

そして「メキシコにいなかったら多分この仕事をしてないですし、原点みたいなとことですね」と吐露した萌歌は、メキシコで育まれた表現者としての素地があるからといって全てが順調だったわけではなく、「すごく好きだけじゃいられなくなったりとか、もっともっと違う表現をしなきゃいけなかったりする時に、すごい壁にぶつかって」と葛藤があったことも回顧。

そんな萌歌は「幼い頃は純粋に好きだった歌とか表現を、“なんか愛せなくなってきてしまってるかも”って思った時期があったりしたんですけど」と思い返し、「でも改めてまたメキシコにやってきて、電池を交換してもらったような気持ちなので、しばらくこの電池で走り続けられるなって思いました」と満面の笑み。

「今回、当時とあんまり変わらない気持ちでいろんなことに感動できたことが1番うれしくて、いろんなことを吸収して、なるべく胸がいっぱいな瞬間がたくさんある大人になれたらいいなと思います」と、第2の故郷で今思い描いた新たな夢を明かし、締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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