上田晋也 撤去された“放置自転車”の行き先に驚く…50日間の追跡に「すごく意味があったね」

2024.2.23 11:25

お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也が22日放送の『マル日後にわかるホント』に出演。撤去された放置自転車のその後に迫った調査企画で明らかとなった、自転車の新天地での活躍に感心のコメントを寄せた。

番組では、近年社会問題になっている放置自転車に関する調査を敢行。撤去された自転車が、その後どこへ運ばれていくのか、追跡した。調査では3台の自転車が用意され、『月曜から夜ふかし』でもおなじみ、桐谷広人さんも愛用していた自転車を寄贈。そのほか補助輪の壊れた子ども用自転車などが実験に用いられた。

自転車はまず埼玉県の回収業者でコンテナに積み込まれ、神奈川県の横浜港まで運ばれると、船に乗せられて海へ。そのまま船は日本を飛び出し、中国・上海の港まで運ばれた。その後コンテナは別の船に乗せ替えられ、シンガポールやマレーシアを経由。アフリカ大陸の喜望峰を通過し、追跡開始から51日、ついに西アフリカのガーナ共和国へたどり着いた。

すぐさまスタッフはガーナへ向かい、それぞれの自転車の行方を調査。追跡した3台の自転車のうち、桐谷さん寄贈のものを含む2台が港からほど近い街でそれぞれ見つかった。ガーナではママチャリに乗る人の姿が数多く見られるほど、日本製の自転車が大人気なのだそうで、現地の自転車屋さんは「他国の新車より日本の中古車が人気だ」と口にした。

残る子ども用自転車が発見されたのは、ガーナ北部中心都市。5人家族の父親が小学4年生の息子のために補助輪が修理された自転車を購入していた。父親は「息子は離れた学校にいつも歩いて行く。お金を貯めて買ってあげたかった」と語り、自身の月収に相当する額の自転車を息子さんにプレゼント。息子さんは自転車に大喜びすると、他の子どもたちにも自転車を貸してあげ、みんなで自転車に乗っていた。息子さんは、プレゼントされた翌日には補助輪なしで自転車に乗れるようになっており、元気に自転車で学校へ向かった。

放置自転車の新天地での活躍に、出演者のホラン千秋は「本当に1台の自転車がそのコミュニティーに来ることで家族もハッピーでしたけど、全員巻き込んで明るい顔になってたので、それだけやっぱりものがないからこそ1つのものを大事にしようって」とコメント。上田も「撤去された自転車もね、あんな遠くのガーナに送ってすごく意味があったねっていう気はするよね」と感動し、親子の愛の物語に表情をゆるませた。

写真提供:(C)日テレ

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