『世界一受けたい』開発中の試作品を水中に沈めて…世界初のノートPCは日本で開発されていた

2024.1.29 09:00

古今東西の名物講師が登場し、自ら“使える学問”を講義する『世界一受けたい授業』が1月27日に放送された。今回は『アレもコレも日本が作った!日本人が発明した世界初のモノ』と題して講義が行われ、内閣府公認クールジャパン・プロデューサーが講師として日本人が発明し世界的にヒットした技術の数々を紹介した。

講義ではDVDやインスタントラーメンなど、普段当たり前になっている日本が発明した技術や製品をクイズ形式で出題。仕事に絶対欠かせないモノとして、1989年発売の『ノートパソコン』が紹介された。より薄いパソコンを作るため、試作品はなんと水の入ったバケツに入れられたのだとか。パソコンを持ち上げた際に中から水が出てくると、まだまだ隙間がある証拠だとして再開発が続けられたという。

スタジオには、こうして開発された世界初のノートパソコンが登場。現代のパソコンと比べると厚みや重量があるものの、講師は「最初は3kgを切るというのはすごいことだったんですよ」と解説し、さらに「最新のものは900gになってきて、初代のものに比べると重さ3分の1になっています。パソコンの処理速度を上げるメモリを比較すると1万倍以上と進化しています」と技術の進歩を口にした。

1999年に開発され、ニューヨーク近代美術館に展示されているスマホにもある機能として紹介されたのは、現在でも広く使われている『絵文字』。この発明が生まれた背景には、ポケベルやショートメッセージなど限られた文字数でのコミュニケーションしか出来ないという当時の環境があり、インタビューに答えた絵文字の開発者は「文字だけでは表現できないものを絵文字にしたら、コミュニケーションが円滑になるんじゃないかと思って開発しました」と、そのきっかけを語った。当初は、約200種類の絵文字が開発されたのだという。

絵文字の開発秘話を受けて、ゲスト出演した起業家の前田裕二は「アイデアって、その制約の中から生まれてるなと思って。文字数が少ないから何かどうにかしたいっていうので、絵文字を生んだみたいなことで。だから身の回りにある制約というか限られたことの中に、すごいアイデアの種って眠ってそうだなってすごい思いました」とコメントした。

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写真提供:(C)日テレ

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