門脇麦主演『厨房のありす』第1話 自閉スペクトラム症(ASD)の天才料理人を演じる門脇の演技力に「1話から泣いた」

2024.1.23 16:00

1月21日に日本テレビ系日曜ドラマ『厨房のありす』の第1話が放送された。本作は、自閉スペクトラム症(ASD)の天才料理人・八重森ありす(門脇麦)が、彼女を取り巻く人々と繰り広げる、優しく温かい物語。そして、ありすをめぐる過去の事件の謎が解き明かされていくハートフル・ミステリー。

(※以下、ネタバレを含みます)
「料理は化学です」が口癖の自閉スペクトラム症のありすは、ASDの特性ゆえ、大きな音や強い光、人とのコミュニケーションが苦手で生きづらさを抱えながらも、驚異的な記憶力と化学の理論に基づき、おいしくて癒される“やさしいごはん”を振る舞う天才料理人であった。

そんなありすの店『ありすのお勝手』に、住み込みバイト募集のチラシを見てやってきた青年・酒江倖生(永瀬廉)は、ありすの幼なじみで元ヤンのホール担当・三ツ沢和紗(前田敦子)に強盗扱いされてしまう。倖生はなんとか事情を説明し、その場で採用が決まる。

和紗に大根で脅される倖生

和紗は、倖生に対しありすの場合におけるASDの特徴をお店のルールと併せて伝えた。ありすは、大きな物音や蛍光灯の点滅、近すぎる距離が苦手。さらに、発注したトマトが来なかったためフリーズすることもあるなど…。ルールが多く戸惑う倖生は、お店にメニュー表がないことを疑問に思う。実は、店にはメニュー自体が無くお客さんの体調やコンディションと照らし合わせ、ありすが即興でお客さんに最適な料理を提供している。

そんな中、和紗の次男・銀之助(湯本晴)の誕生日会が近づいており、ありすは野菜嫌いの銀之助にたくさん野菜を食べてもらおうと思案する。

近所の魚屋にあいさつするありすと心護

一方、男手一つでありすを育ててきた父の心護(大森南朋)は、住み込みバイトということで心護とありすの家を訪ねてきた倖生を、不審者扱いしてしまう。事情を説明し家に入った倖生は、少しでも役に立とうと手伝いを申し出る。しかし、倖生は料理の途中、火から少し目を離した隙にボヤ騒ぎを起こしてしまう。燃え上がる火を見たありすは幼い頃の火事を思い出し、パニック状態に。

その後、心護は倖生に対し、ありすの母は火事で亡くなったことを伝えると、罪悪感からか倖生はネットカフェへと駆け込んだ。ASDのせいで迷惑をかけてしまったことに気を落とすありす。そんなありすに心護は「ありすからしか得られないものをたくさんもらってきた」と励ます。

迎えた銀之助の誕生日パーティーで野菜嫌いの銀之助に対し、ありすが作ったのは、牛や豚などのお肉や、玉ねぎやピーマンなどの野菜のどれかが、それぞれの中に入ったコロッケや肉まんや春巻きであった。これはゲームだと語るありすは、中に入っていたのが野菜だったとしても選んだものは食べなければならないと銀之助に伝えた。

野菜を食べないというサッカー選手がいることを言い訳に自分も野菜を食べないと突っぱねる銀之助に“野菜を残していいのは天才だけ”としつける和紗。自分は“普通”とふてくされる銀之助にありすは「普通はすごいことです。普通の銀之助さんは素晴らしいんです」と語った。ありすの言葉に後押しされた銀之助は、ピーマンコロッケを口にした。

創薬化学者・五條蒔子(木村多江)

テレビに映っていた大手製薬会社「五條製薬」CEOの娘で、創薬化学者・五條蒔子(木村多江)に気づいたありすは「お母さん」とつぶやいた。その直後、とっさにテレビを消した心護は「そろそろ寝なさい」と厳しい表情を浮かべた。

このラストシーンに「『お母さん』ってなに!?」「そうだった、ミステリーだった」とネット上で反応する視聴者も。また「自分の特性と向き合っててすごい」「麦ちゃんの演技に感情移入しちゃう」「1話から泣いた」と主人公・ありすを称賛する意見やありすを演じる門脇の演技力が話題になっていた。

1月28日放送の第2話では、ありすと心護の家で暮らすことになった倖生だが、ありすの“ルール”に苦戦していた。一方、ありすと倖生が家で2人きりなのが気がかりな心護は、2人きりにしないよう手を打つ。そしてある時、倖生はあるものを見つけてしまう。どうやら、ありすの母について心護は何か隠している模様…

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画像提供:(C)日テレ

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