アニメ『薬屋のひとりごと』猫猫と壬氏の“間接キス”にSNS興奮「ロマンチックだった」

2023.12.26 18:30

アニメ『薬屋のひとりごと』の第12話『宦官と妓女』が12月23日に放送された。風明(フォンミン)の一件による処罰は、彼女の親族だけでなく、その関係者にまで及んだ。そこには、猫猫(マオマオ)が人さらいに売り飛ばされた商家も含まれていた。後宮に残ることを望む猫猫だったが、口下手が災いして、風明の関係者として解雇されてしまう。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆猫猫、まさかの解雇通告!ところが…

風明の処刑後、執務室の机で書類を眺めている壬氏(ジンシ)。そこには『翡翠宮・猫猫』と書かれた木簡(もっかん)があった。犯行は風明の一存であるとされ、主である阿多妃(アードゥオヒ)には及ばなかったのだが、風明の親族や関係者、商いの取引先なども財産を奪われ、さまざまな処罰に処された。後宮でも多くの風明の関係者の子女がおり、続々と解雇処分に。そして、猫猫も無関係ではなかった。攫(さら)われた猫猫が売り飛ばされた先が、風明の関係者が行う商家だったのだ。

壬氏の部下の高順(ガオシュン)は「お望みであれば隠ぺいしますが」と壬氏に尋ねるが、「隠ぺいすれば、このまま後宮に留めておける。だが、もしそれが彼女の意に反しているのであればどのように受け取られよう…」と悩む壬氏。

その頃、大量解雇のウワサを聞いた猫猫は、焦っていた。「李白(リハク)のあと、まだやり手婆のところに上客を送り込めていない」「今帰れば、確実に売り飛ばされる!」と思った猫猫は、壬氏に直談判する。毒見もできて、医局にも出入りできる今の立場を気に入っていた猫猫は「下働きでも、まかないでも、毒見役でも命じられればやります」と雇用の継続を訴えたが、勘の悪い壬氏は「わかった…金ははずもう」と解雇を決定。猫猫は花街に戻ることになった。一方、断腸の思いで解雇を言い渡しながら、部屋のすみでいじける壬氏。部下の高順は「道具として扱いたくなくて、引き止めるのをやめたのだから」と壬氏の気持ちを代弁する。

花街に帰ってきた猫猫は、やり手婆のいる緑青館に引き取られる。退職金のおかげで身売りは免れたが、アルバイトとして妓女(ぎじょ)の見習いを始め、三姫ら先輩妓女と一緒に、宴に同席することになった。宴の会場で、引きつった笑顔で、酒を注いで回る猫猫。すると、会場の端で陰気な空気をまとい、うつむいている男を見つけた。

仕方なくその男の隣に座る猫猫。「ひとりになりたいんだ……」とつぶやくその男。その声に猫猫が手を伸ばし、男の前髪をかき上げると、その男は、壬氏であった。

◆壬氏のイケメンしか許されない“間接キス”にSNS興奮!

猫猫に気づいた壬氏は、「化粧で変わるって言われないか?」と尋ねる。化粧をした猫猫は、他の妓女にも負けない美しさだった。壬氏は、思わず猫猫の手をつかもうとするが、とっさに避ける猫猫。お客が妓女に触れるのは禁止なのだ。

猫猫は「もう一度、後宮に勤めるのも悪くないです」「毒見役など、なろうと思ってなれるものじゃありません」と、本当に後宮に勤めていたかったことを告げる。しかし、そんな話もほどほどに、「片手だけ。指先だけだ」と粘着質に迫る壬氏。折れた猫猫が「指先だけですよ?」というと、壬氏は指先で猫猫の唇に触れる。そして、なんと赤い紅のついたその指をそっと自分の唇に重ねたのだ。まさかの間接キスに、猫猫はふるふると肩を震わせ、頬を赤くするのだった。SNS上の視聴者も「ラストの間接キスはロマンチックだった」「イケメンにしか許されない」「今まで壬氏の行動にドン引きしてた猫猫が間接キス見て初めて恥じらっちゃうのが最高」とロマンチックな展開に興奮していた様子だった。

その後、帰宅した猫猫は、なかなか眠りにつけず、雪の舞う庭にたたずみ、外の風にあたる。「後宮も花街も、大して変わらない。花園であり、鳥かごだ……」とつぶやく猫猫。「どうなるんだろ、これから……」と身を案じるのであった。

数日後、緑青館の前に馬車が止まる。そこから現れた麗しい貴人は、大金と虫から生えた奇妙な草を持ち、一人の娘を所望したところで12話は終了した。

『薬屋のひとりごと』次話は、1月6日(土)よる24時55分、日本テレビ系にて放送予定。

画像提供:©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

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