「赤名竜乃介が一番輝いていると言われるように」出演舞台への意気込みを語る プライベートでは平井大にドハマり

2023.12.1 16:15

12月7日から開幕する舞台『HIDEYOSHI』で、織田信長に仕えた武将・森蘭丸役を演じる赤名竜乃介。2023年3月までボーイズグループのメンバーとして活動しながら、2019年にはハイパープロジェクション演劇「ハイキュー‼」でメインキャストの影山飛雄役に抜擢(ばってき)されるなど俳優としても活躍。グループ卒業後は本格的に俳優の道に進むことを決意し、充電期間を経て再出発を果たした。そんな赤名に出演舞台への意気込みと、最近の楽しみなどプライベートの話を聞いた。

新たなスタートを切った今の気持ちと、俳優としての夢を語った記事はこちら

■本格的な殺陣に初挑戦も「空手の経験が生きている」

――12月7日から始まる舞台『HIDEYOSHI』は久しぶりの舞台出演、そして俳優としての本格始動一発目となる作品です。まずは出演が決まった時の気持ちを聞かせてください。

とても簡単な言葉ですけど「ワクワク」でした。もう楽しみで。キャストの皆さんは年上の方が多くて、男性キャストの中では僕が一番若いんですけど、赤名竜乃介が一番輝いているって言われるぐらい、かましてやるぞっていう気持ちでした。

――今回の役どころについてと、自身との共通点を教えてください。

僕は森蘭丸という織田信長に仕えていた人の役です。本能寺の変で若くして亡くなるんですけど、美少年として描かれることが多くて。僕、美少年って呼ばれたことはないんですけど、うれしいことに端正と言われることは結構あります。

あとは日本舞踊や居合、空手とかをしていたので所作はきれいなほうだと思っていて。そういう部分では共通していることはあるのかなと思います。

――年上の共演者が多いと伺いましたが、稽古場の雰囲気はいかがですか?

やっぱり僕にはない雰囲気作りというか、メリハリをつけて稽古をやられているっていうか、そういう雰囲気を作ってくださるので僕もとてもやりやすいです。年下だからといって意見しにくい雰囲気とかは全くなくて、僕の意見も聞いてくれるし、そこは本当にありがたいなって思います。

――今回の作品では本格的な殺陣があると伺いましたが、空手の経験が生きていると感じることはありますか?

とてもありますね。幼稚園、小学校、中学校と空手しかしていなかったので、武道ならではのすり足とか、足の運び方とか、経験がないと結構難しいと思うんですけど、そこは体に染み付いているところがあります。飲み込みは早いなと思うので、そこからどれだけブラッシュアップして森蘭丸らしく殺陣ができるか、模索しながら稽古に臨んでいます。

――では、殺陣には自信あり、と?

はい!…って、そんな「はい!」って言っていいんですかね(笑)。でも結構そこは森蘭丸がフォーカスされるところでもあって、僕が今回一番熱を込めて稽古場でも家でも考えて練習している部分でもあるので、注目していただけたらうれしいです。

――では改めて作品の見どころをお願いします。

今回はタイムスリップ系で、江戸時代とか戦国時代とか、いろいろな時代に行くんです。僕の出番は戦国時代のシーンが多いんですけど、それぞれの時代の稽古を見ていても、その時代によって感じることも違います。なので、現代の人たちが江戸時代や戦国時代に行って感じるものは、お客様として見ていても共感できる部分や気づくものもたくさんあると思います。今って、携帯一つでいろんな情報が入ってくる世の中でとても便利ですが、SNSに囚われている側面もあると思うんです。なので今回の舞台を見ていただいたら、それが無い良さとか、そういう気づきもあるんじゃないかなと思います。

――意気込みについてはいかがですか?

タイムスリップ系だからこそ、時代ごとに雰囲気の違いを出さないとダメだと、演出家の鈴木茉美さんもおっしゃっていて、そこは僕たちも頑張って、空気感というのをみんなで考えながら作りあっています。本当にお互いディスカッションをしながら作り上げていて、殺陣については基本、來河侑希さんという織田信長役の方がつけてくださっているのですが、來河さんいわく今回はすっごくレベルの高い殺陣をつけたみたいで。なので、それを完璧にこなして、期待に応えられるようなお芝居と殺陣をしたいなと思います。

――12月の『HIDEYOSHI』の後は、来年2月~3月にも舞台出演が控えていますね。

そうなんです。次はとっても髪の毛が短くなるみたいで、ちょっと寂しいです。森蘭丸って髪を結うんです。そういう髪型やビジュアルはしたことがないので、以前から応援していただいてる方は今回僕の初めての姿が見られるんじゃないかなって思います。

■平井大にドハマり「ウクレレ買っちゃいそう(笑)」

――ではここからは、プライベートや赤名さん自身についての質問を。赤名さんは大阪出身とのことですが、東京にいながらもついつい出てしまう「THE関西人」な一面はありますか?

あ~…。エレベーターのボタンをかなり速く押しちゃいますね(笑)。閉まるボタンとかもパンパンパン!って。あんまりカッコよくないなって分かってはいるんですけど、急いでいる時とかはさらに押しちゃいます。

――普段はどんなエンタメに触れることが多いですか?

やっぱり、これから俳優として活動していく上で、映画やドラマはジャンル問わず見るようにしています。この前は『50回目のファーストキス』を見ました。ハワイや海が好きなので、ハワイが題材ってことで見たんですけど、感動してめちゃめちゃ泣きました。

あとはライブに行くことも好きで、この前は平井大さんのライブに行ったんですけど、最高でした。本当に素敵なんですよ!プレゼンしたいぐらい(笑)。どうやったらこんな歌詞思いつくんだろう!?って結構衝撃を受けてドハマりしています。

――歌声も魅力的ですよね。

そうなんです。僕、ウクレレ買っちゃいそうで(笑)

――では最後に、舞台の稽古で毎日忙しくされているかと思いますが、ちょっとした息抜きや癒やしがあれば教えてください。

もう完全に『マリオブラザーズ』です。新作のゲームが最近出たんですけど、とっても面白くて寝る前30分だけするのが今の楽しみな時間です。あとは最近、筋トレの時間もとても息抜きになりますね。ゴリゴリな体形を目指しているわけではないんですけど、常に引き締まった状態でありたいなと思って、それも仕事のうちだと思って頑張っています。

【赤名竜乃介Profile】
2000年生まれ、大阪府出身。
2019年、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー‼」〝飛翔〞でメインキャスト影山飛雄役に抜擢され俳優デビュー。同タイトル の〝最強の挑戦者〞〝ゴミ捨て場の決戦〞〝頂の景色・2〞に出演。ダンス&ボーカルグループ「VOYZ BOY」のリーダーとしても活動し、2023年3月に卒業。また、全国空手道選手権大会(組手)で準優勝の経歴を持つ。
今後は、映画や舞台の上演を控える。

【舞台情報】
■劇団アレン座produce
舞台『HIDEYOSHI』
作・演出 鈴木茉美
日程:2023年12月7月(木)~10日(日)
会場:シアターサンモール
Webサイトはこちら

■舞台『月の岬』
作:松田正隆 演出:大河内直子
出演:陳内将 梅田彩佳 谷口あかり 石田佳央 田野聖子 岡田正 奥田一平 松平春香 山中志歩
赤名竜乃介 天野旭陽 真弓 金子琉奈
日程:2024年2月23日(金)~3月3日(日) 
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
チケット(全席指定・税込):一般発売 2024年1月13日(土)
一般 7,700円 / サイドバルコニー席 6,600円 / 学生 4,000円
Webサイトはこちら
企画・製作:unrato 主催:アイオーン

スタイリスト/MASAYA

写真:©entax

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