『プリンセスと魔法のキス』“これまでなかった新しいヒロイン” 黒人のお姫様ティアナが生まれた理由

2023.12.1 06:00

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。これから放送となる金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

12月1日は、“金曜ロードショーで見たいディズニー長編アニメーション映画”の中から、リクエストが多かった4作品が4週連続で放送される企画の第3弾。『プリンセスと魔法のキス』が本編ノーカットで放送された。

1920年代の米ニューオーリンズを舞台に、美しい少女ティアナが、魔女の策略でカエルの姿に変えられてしまった王子様との運命的なキスをきっかけに、不思議な水辺の冒険の旅を繰り広げる―。原作となっているのはグリム童話「かえるの王さま」に、現代風のひとひねりを加えたE・D・ベイカーによる児童小説「カエルになったお姫様」。その名作をディズニーがアニメーション化した新しいロマンチック・ストーリーだ。

そもそもこの作品の当初は、シカゴを舞台にしたあまりおとぎ話っぽくない作品が企画されていたと言う。
その舞台を、製作総指揮のジョン・ラセターがお気に入りだった街、ニューオーリンズへと変えた事で、ヒロインは黒人にすべきだと思ったと語るロン・クレメンツ監督。
黒人のプリンセスはこれまでいなかったため、この事にとても興奮したと言うが、最初はその文化的な重要性はあまり認識していなかったとの事。

一方、ジョン・マスカー監督は、実際に行ったニューオーリンズの音楽と食べ物に取りつかれた事で、主人公をウェイトレスにして、自分のレストランをオープンすると言う夢を持たせる事にしたと話す。また「プリンセスが王子を追いかけるのではなくキャリア・ゴールを持つというのは面白い事だった」と言い、「今回ティアナという新しいヒロインを作り出す事ができて本当に良かった」と語っている。

また本作は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが手描きのアニメーションに立ち返り、名作おとぎ話とミュージカル作品に回帰した作品。

完全に1つのシーンが完成するまでに2、3か月以上を要しているという繊細で美しい映像と、心躍る音楽を今一度堪能したい。

【ストーリー】
それは、運命を変えるキス。
貧しくても愛情豊かに育ったティアナは、大好きな父と一緒に夢見たレストランを開くため、懸命に働く毎日を送っていた。ある晩、富豪の娘シャーロットがナヴィーン王子を招待して開いた舞踏会に、ティアナも出席する。すると、1匹のカエルが現れ、ティアナにキスをして欲しいと言う。自分は魔法で姿を変えられた王子だと言うカエルに戸惑いながらも、キスするティアナ。すると、今度はティアナまで…。思いがけない展開に、ティアナとナヴィーンの魔法を解くための旅が始まる。互いに好意を持ちはじめたふたりが本当に大切なものを見つけた時、その魔法も解けるのだ。旅の途中で出会う仲間たちとのきずなを通し、本当に大切なものを見つけ、夢をかなえてゆく――。

『プリンセスと魔法のキス』(2010)

監督:ジョン・マスカー, ロン・クレメンツ
製作:ピーター・デル・ヴェッコ
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ロブ・エドワーズ, ジョン・マスカー, ロン・クレメンツ
美術監督:イアン・グッディング
音楽:ランディ・ニューマン

声の出演()内は英語版
ティアナ:鈴木ほのか(アニカ・ノニ・ローズ)
ナヴィーン王子:丹宗立峰(ブルーノ・カンポス)
ファシリエ:安崎求(キース・デヴィッド)
ママ・オーディ:荒井洸子(ジェニファー・ルイス)
ラバフ:玄田哲章(ジョン・グッドマン)
レイ:駒田一(ジム・カミングス)
ルイス:小林アトム(マイケル=レオン・ウーリー)
ジェームズ:三上市朗(テレンス・ハワード)
ユードラ:杉村理加(オプラ・ウィンフリー)

写真提供:(C)日テレ

     

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