大森南朋 「帰り道とかに“良かったな〜”って思う」 デビュー30周年、俳優を続ける理由

2023.11.27 07:15

俳優の大森南朋が11月25日放送の日本テレビ系Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演。今年デビュー30周年を迎えた大森が、俳優という仕事への思いを明かした。

30代後半で大河ドラマ『龍馬伝』に出演した大森は、「今後、映画やるのかドラマバシバシやっていくのかみたいなことで、悩んで」と当時の心境を振り返り、「僕は映画から入ってたから、映画に憧れて役者やりたいと思ったので、やっぱそういう映画にいっぱい出たいなとは思ってた」と本音を告白。

しかし、映画だけで生活していくことは難しく、理想と現実のギャップでモヤモヤしていたという大森は、その最中に今回のアナザースカイに選んだ地“イギリス”を訪問。12年前のその出来事が、転機のひとつになり、「若い時の方が勝手に自分を“おしゃれな映画に出たい”、“俺も浅野忠信くんみたいな映画に出たい”とかね。“原田芳雄さんのああいう時代劇やりたい”とかさ、そういうの思ってたけど、それはやっぱり誰にもなれないもので、自分は自分の道というか、“当てはめてくれた役を1個1個、一生懸命やっていくしかないんだろうな”ってことに少しずつですけどね、気付いたっていうか」と、役者という仕事への向き合い方に変化があったことを明かした大森。

「人にできたものを見てもらって、人が評価してくれて、それで“ああいうの向いてるのかな”みたいなのも思ったりする」と、人の声に耳を傾けることを意識すると、大役が次から次へと舞い込んできたといい、「役者は結局、1つの作品におけるキャラクターだと思う。“大事な1つのピースとしてちゃんと仕事できれば”という意識かな」と現在の本音を告白。

そんな大森は「だから結局“毎作品0から”みたいな」と苦笑いしたが、それでも俳優を続ける理由について、「多分めっちゃいい、スパークする瞬間があるんです。“今日いいシーン撮れたね”みたいな空気になった時、帰り道とかに“良かったな〜”って思う」と打ち明け、「両手放しに“お芝居大好き”っていう感じではないんですけど、(現場に)いる状態が好き」と、“今が1番仕事が楽しい”という強い思いを明かし、締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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