永瀬廉 「自分を見つめ直すきっかけになった作品」 映画『法廷遊戯』初日舞台あいさつリポート

2023.11.15 15:15

現在公開中の映画『法廷遊戯』の初日舞台あいさつが10日(金)に行われ、主演の永瀬廉(King & Prince)をはじめ杉咲花、北村匠海、深川栄洋監督が登壇。同年代の共演ということで和気あいあいとした雰囲気で行われたイベントの模様をリポートしていく。

■北村匠海 「廉、花ちゃん、監督の3人がいたからこの映画に出たいと思った」

北村匠海

多くのファンがイベント開始を待ちわびる中、映画の主題歌『愛し生きること』(King & Prince)が流れると観客席の後ろ側から出演者が登場し会場は悲鳴にも似た歓声に包まれた。永瀬が先頭で観客の通路を歩く中、本来止まってファンサービスをする位置を永瀬が通り過ぎてしまい杉咲に止められる場面も。

冒頭のあいさつでは、北村が「(登場時に)良い曲が流れていましたね?」と永瀬に振ると「よく気づきましたね?我々(King & Prince)が歌わせていただいています!『愛し生きること』おととい(11月8日(水)発売)発売されました。よろしくお願いします!」とうれしそうに自身が所属するKing & Princeの宣伝をし、4年ぶり2度目の共演となる北村との仲の良さを見せつけた。また、初日を迎えた思いを聞かれると北村は「廉、花ちゃん、監督の3人がいたからこの映画に出たいと思い、その上、脚本を読んで素晴らしいと思った。早く見てほしかった」と共演者と映画への熱い思いを語った。

■杉咲花 「いろんなトライができる現場だった」

杉咲花

イベント途中で北村が「このタイミングで(永瀬が)汗を拭かせていただきます。一度はけても大丈夫です」と永瀬を気遣う場面もあった。永瀬が退席すると北村は「俺が永瀬廉であるかのように。僕が永瀬廉なので責任を持って答えさせていただきます」と心配する会場の空気を笑いに変える優しさを見せた。

司会が杉咲に完成した映画を見た感想を聞くと「撮影現場では、監督がその場で思い浮かんだことを1回試してみようっていう、いろんなトライができる現場だった。こんなふうに物語が着地するんだなって驚きと快感みたいなものがあった」と深川監督ならではの演出を語った。

その後、北村は自身が演じた結城馨を「セイギ(永瀬演じる久我清義のあだ名)と表裏であるのと同時に常に横にいるような、彼の影でもあり光でもあるように絶妙なところをとれればなと」と自身の役への思いを話す中、永瀬が「すみません、いつ出たらいいですか?」と舞台袖から顔をのぞかせると、すかさず北村が「今、舞台あいさつ中なので」と永瀬を静止し、会場から笑いが起きる場面もあった。

■北村匠海 「全然自覚なかった」

(左〉北村匠海 /(右)永瀬

永瀬が戻ってきたところで同年代での共演について聞かれ、永瀬が「(映画の)シーンはワイワイって感じじゃないけど、裏ではワイワイ系でほのぼの会話してたよね?」と切り出すと、北村が「そうですか?なんかピリッとしてたイメージ」と答え、永瀬から「1番わけわからん話してたよね?宇宙がどうのとか」とすぐにツッコみが入る息の合った場面も。杉咲も「博学な方なので話が次から次へと派生していって、気づいたら北村劇場になっていた」と笑いながら話し、永瀬から「(撮影参加日数が)5日間とは思われへんぐらいのしゃべる量やったで?ほんまにそれは自覚持って」といじられると「全然自覚なかった」と漫才のようなトークが展開されていた。そんな仲の良い2人との共演について杉咲は「こんなにお忙しいお2人なのに現場にいる時はとってもフラットで飾らない。無理しなくていい空気感で楽しかった」と共演を楽しんだようだった。

■永瀬廉 「つい自撮りしちゃいました」

再度途中で永瀬が退席する場面がある中、撮影中に監督が見た3人の知らなかった側面というトークテーマになり、深川監督が北村について「一番最初に『虹色のカルテ』で出会い、次に『星降る夜に』という作品で一緒に作品を作った。昔言った演出(の仕方)を言ってしまった時に、出た!って言われて。監督つぶしだなと感じました」と何度も作品を一緒に作ってきたからこその愛のあるクレーム。これに対して北村は「意義はありますね。監督への愛です!でも監督がやりづらそうだなって思いながらやってた節はあります」と仲の良さを見せた。

また、永瀬については「撮影前に高校1年生の役の衣装合わせで、髪の短いカツラでフィッティングしたら嫌そうな顔をしてた」という裏話が出てくると、永瀬は「あれはね、恥ずかしかったです。人生で前髪をあそこまで短くすることはないので」と恥ずかしそうに話した。しかし永瀬自身も案外気に入っていたようで「メガネもかけたので、つい自撮りしちゃいました。似合ってましたか?」と聞くと監督から「お坊さんの役とかも似合いそう」とまさかの発言が。永瀬が驚く中、北村も賛同し「ぜひやってほしい。新しいぞ!坊主で踊ってたらすごい。髪の短い永瀬廉を見た時に似合ってるな、カツラだと思いませんでした」と褒め称えると、永瀬は「思うやろ!どう考えても。めちゃめちゃいじってるやん、ちゃんといじってるあの髪型」と愛あるいじりにツッコミをすかさず入れていた。

■永瀬廉 「素晴らしい素敵な作品に携わらせていただいたな」

永瀬廉

最後のあいさつでは永瀬が「僕自身も自分を見つめ直すきっかけになった作品。この作品を見た方々にも身近なところに目を向ける機会になると思う。映画のラストもKing & Princeの歌で締めさせてもらってたりする。永瀬廉個人としても素晴らしい素敵な作品に携わらせていただいたなと思います」と公開初日を迎え感慨深そうに締めた。

イベント終了後のフォトセッションでは、カメラマンから「指差して“意義あり”みたいなポーズをしてほしい」と頼まれると永瀬が「こんなポーズ(映画の中で)やんなかったけどな」と言って会場を笑わせながらもポーズをとる優しさを見せた。

映画『法廷遊戯』は公開中
公式サイトはこちら

©五十嵐律人/講談社 ©2023『法廷遊戯』製作委員会

写真:©entax

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