音楽劇『秘密を持った少年たち』西田至、佐藤海音、大東立樹に単独インタビュー　見にきてくれる方へエネルギーを届けたい。

日本テレビ・金曜ドラマDEEP『秘密を持った少年たち』出演中の西田至、佐藤海音、大東立樹に舞台の稽古場で単独インタビュー。

本作は、ジャパニーズホラーの名匠・中田秀夫監督の完全オリジナル作品。望まずして『夜行』（やこう）という人を襲いその血を啜（すす）る、人ならざる存在になってしまった少年と少女の残酷な運命を描く、衝撃的なエロティックサスペンス。

今回、ドラマの前日譚（たん）となるスピンオフストーリーの舞台『秘密を持った少年たち』が11月17日〜11月23日、日本青年館ホールにて上演される。歌とダンスを用いて描くタイムリミットサスペンス音楽劇。映画研究会の部長であり監督を務める天音優人役の西田至、美術部長の黒瀬拓実を演じる大東立樹、音響照明担当の水城聡士を演じる佐藤海音に舞台が決まった時の感想や舞台の見どころなどを聞いた。

（前・後編の前編）

■舞台上でキャラクターが1番輝ける瞬間に注目してほしい

——舞台が決まった時の率直な感想を教えてください。

大東　龍宮城の皆さんや松本さん（美術部・段智也（だんともや）役の松本大輝）と舞台という場所でご一緒できる機会をくださったことに感謝の気持ちでいっぱいでした。ありがとうございます。

西田　ドラマに引き続き、こうやって新しい表現にチャレンジする機会をいただけたことがものすごくうれしかったです。

佐藤　ドラマの撮影が終わっている中で、またこうやって共演者の皆さんと一緒に舞台という形で違う作品を作ることができ、その環境にすごく恵まれているなと思っています。この舞台を観てドラマにも関心を持っていただけたらなと思います。

——舞台を観にきてくれるファンへ、どこを1番見てほしいですか？

大東　みんなそれぞれが舞台上にいる時にずっと心を動かし続けていると思います。それが観劇してくださる皆さんに伝わったらうれしいです。お芝居、ダンス、歌に加えて、壮絶なアクションシーンにも注目してほしいです。

西田　自分は歌やダンス、アクションだったり、ものすごく楽しめるシーンは多いと思うんですけど、1番見てほしいのは、それぞれのキャラクターが勇気を出す瞬間というか。そういうキャラクターが1番輝ける瞬間みたいなシーンに注目して見ていただきたいなと思ってます。

佐藤　今回の舞台の見どころの1つとして、龍宮城のメンバーが一人二役演じるところが1つの魅力かなと思っています。ドラマの役と今回の舞台の役とで、演じる役によって結構ギャップがあるキャラクターがいたり、性格が全然違うキャラクターもいるので、そこの切り替えを楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

■『格好いい美術部員』に僕はなれなかったみたい

——舞台は高校の映画研究会と美術部の生徒たちですが、実際の自分だったらどちらに入りたいですか？

西田　美術部です。

大東　なんで？

西田　絵が上手くなりたい！

大東　中学校・高校の時の成績はよかったの？

西田　中学校はめっちゃ成績よかったです。高校では選択制だったんですけど、美術を選択していなかったので、絵がうまく描けないのかもしれない。

佐藤　（西田と）同じで美術部です。最近は描いてないんですけど、小・中学生の時はずっと絵を描いていました。絵を描くのが好きなので、美術部かなと思います。

大東　確かに佐藤さんは字がとてもきれいなんですよ。だから佐藤さんの描いた絵は見たいなと思います。格好いい美術部員っていうイメージができる。

西田　みなさんお気づきでしょうか？私も美術部を選んだのですが、彼の中の“格好いい美術部員”に僕はなれなかったみたいです（笑）

大東　僕が悪かったですね（笑）彼も格好いい美術部員でした。僕は美術部と映画研究部掛け持ちしたいです。美術部と映画研究会が共同制作して、1つの作品を作るっていうプロジェクトの副会長あたりのポジションで支えていきたいと思いました。

舞台への想いや、3人の仲の良さが伝わるほほ笑ましいインタビューとなった。後編は大東が演じる天才肌の黒瀬にちなんで、周りの天才だなと思う人を聞いたら意外な名前が…

（インタビュー後編に続く）

ドラマ『秘密を持った少年たち』
毎週金曜　深夜24時30分〜24時59分放送予定　 Tver・Huluでも配信
公式HP

音楽劇『秘密を持った少年たち』
11月17日〜11月23日　日本青年館ホールにて上演
舞台公式HP

写真：©️entax