アニメ『薬屋のひとりごと』がついに放送開始！「作画もきれい、テーマも面白い」SNSで称賛の声

アニメ『薬屋のひとりごと』の第1話『猫猫』、第2話『無愛想な薬師』、第3話『幽霊騒動』が10月21日深夜に一挙放送された。TVアニメ化が長年、熱望されていた本作だけに、SNS上では放送直後から「作画もきれい、テーマも面白い」など、称賛の声が多く集まっている。

本作は後宮を舞台に「毒見役」の少女が、宮中で起こる様々な難事件を次々に解決する、シリーズ累計2400万部突破の大人気後宮謎解きエンタテインメント。

【ストーリー】
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる2人の御子もともに病で次第に弱っているという話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。美形の宦官（かんがん）・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃（ちょうひ）の毒見役にする。人間には興味がないが、毒と薬への執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代（きだい）の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

第1話では、薬への知識が深い後宮の下女・猫猫が、後宮で起きていたお世継ぎの連続死の原因を突き止め、身元がバレない方法で妃に進言するが、後宮管理者・壬氏の策略にハマり、まんまと正体を暴かれてしまう。「壬氏がソバカス女って書いてたところつぼだったな」「壬氏との絡み楽しい」などの声が上がった。

◆後宮で舞い飛ぶ『呪い』の真相とは？

主人公の猫猫は花街で薬屋を営むソバカスで痩せっぽちの少女。しかしある日、薬草の採集に夢中になっているところを人さらいに捕まり、後宮に連れて行かれ、洗濯係の下女として働かされることになる。

一方、後宮内では、ある『呪い』に関する噂が飛び交っていた。皇帝の妃・梨花妃（リファヒ）と寵妃・玉葉妃（ギョクヨウヒ）の生後間も無いお世継ぎが相次いで体調を崩してしまったのだ。さらに今までの帝の御子も３人とも生後間も無く亡くなっているという。猫猫は「呪いだなんて、くだらない…」と一蹴するも、その後も呪いのことが頭から離れない。お世継ぎだけでなく、梨花妃も頭痛・腹痛・吐き気などの症状があると聞いた猫猫は、「ひとつ、思い当たる節があるんだが…」と、梨花妃のいる水晶宮に向かう。

水晶宮で猫猫が目撃したのは、「自分の子が娘だからと、男子（おのこ）の吾子（あこ）を呪いころす気だろう！」と玉葉妃を殴り飛ばす梨花妃の姿だった。そんな梨花妃の白い顔を見た猫猫は「やはりこれは呪いでもなんでもない。問題はどう伝えるかだ」と全ての原因を突き止めた様子。そんな猫猫の姿を、後宮管理者の宦官・壬氏が目撃していた。

◆すぐにバレた“ソバカス女”

後日、猫猫ら下女たちが急に宮官長室に呼び出される。宮官長室にいたのは後宮管理者の壬氏だった。壬氏はここでおもむろに「そこのソバカス女　お前は居残りだ」と書かれた紙を掲げる。

名指しで居残りを命じられた猫猫は「この中で、文字を読める下女は私だけ。それをあぶりだすために、あの書き物を…」と壬氏の本意に気づき慌てて自分も逃げようとしたが、「ダメじゃないか」と壬氏に捕まってしまう。この猫猫が壬氏に嵌められたシーンでは「最初『ソバカス付きか　まあかわいいしちょっとしたアクセントだと思えば』と思ってたけど…」「壬氏がソバカス女って書いてたところつぼだったな」「壬氏との絡み楽しい」とコミカルな掛け合いや伏線回収に笑いの声が上がっていた。

その後、壬氏に玉葉妃のいる翡翠宮に連れて行かれた猫猫。そこにいたのは、すっかり回復した玉葉妃の娘、小鈴（シャオリン）の姿だった。ここで、猫猫から事の顛末（てんまつ）が語られる。相次ぐお世継ぎの死亡の原因は、乳母の使っていたおしろいだったのだ。「私の育った花街でも、高級おしろいを使っている妓女（ぎじょ）は多くいました。そして殆どが、おしろいに含まれる毒に身体を蝕（むしば）まれ、命を落としました」と語る猫猫。
猫猫はそのことを自らの仕事着のスカートを切り裂いて作った布片に書き、窓辺においた石楠花の枝にこっそり掛けておいたのだった。この猫猫の機転により我が子を救われた玉葉妃は、感謝の証として、猫猫を侍女にすると告げて、第1話が終了。

これを見て視聴者からは「一つの話が1話で終わるから話のテンポも良くて面白かった」「やはり才女は出世する運命…」「作画もきれい、テーマも面白い」など、猫猫の今後の活躍に大きな期待が寄せられている。

『薬屋のひとりごと』次話は、10月28日（土）よる25時05分～　日本テレビ系にて放送予定。

©日向夏・イマジカインフォス／「薬屋のひとりごと」製作委員会