新ドラマ『ゼイチョー』菊池風磨の“人たらし”キャラがハマり役と反響「ギャップが光る」「もう本人」

10月14日に日本テレビ系土曜ドラマ『ゼイチョー ～「払えない」にはワケがある～』の第1話が放送された。

SNS上では「程よくゆるく子どもでも分かりやすく税のことを学べるのがいいね！」「まだ1話みただけなのに、既に第三係の皆を好きになってる」「人間味あふれる良きドラマの予感がする」などの反響の一方で、主役の饗庭（あいば）を演じる菊池風磨が『ハマり役』との声が多く寄せられているようだ。

（※以下ネタバレ含みます）
ドラマの舞台は、みゆきの市役所納税課徴税第三係。滞納されている税金を徴収する徴税吏員（ちょうぜいりいん）の饗庭蒼一郎（菊池風磨）は、公務員のお堅いイメージとは裏腹に、ノリが軽くて人たらしだが、新人の百目鬼華子（山田杏奈）はその正反対で、税金滞納者を真面目に追及する猪突猛進（ちょとつもうしん）タイプ。

2人は、住民税を滞納している和菓子屋『喜泉』の主人・泉（笹野高史）の元を訪ねる。固定資産税だけはしっかり納めている様子に何か事情があるのでは…と察した饗庭は、家に上がるなりさっそく税金を徴収しようとする華子を「まあ、そうチョゼらないで」と制し、のんきに世間話を始めるのだった。すると、泉はとある古い取引先との間に苦労しているともらして―――。妻の命日だからと滞納分を一括で支払い、一度は安心した饗庭と華子。しかし気にかけて再び訪れると、泉が首をつっているのを目撃する…！

泉は一命を取り止めたものの、店を苦労させている得意先が、老舗の料亭『なべしま』だとにらんだ徴税第三係は、家宅捜索に踏み込む。捜索の成果が何もなかったでは済まされない中、饗庭は仏壇の線香が不自然に置かれていることに気づき、引き出しの中から隠し金を発見。その金を持って逃げ出した主人・鍋島（濱津隆之）を、華子が“正当防衛”ギリギリでねじ伏せた。

逆ギレして金をばらまく鍋島に、饗庭が「あんたみたいに汚ねー手を使って徴税から逃れようとする人間を、俺たちは絶対に許しちゃいけねーんだよ。公平公正、俺たち税徴はどこまでも平等に税を徴収する。鍋島さん、公務員なめないでくださいね」と言い放つのだった。

饗庭と華子のコンビには「最強すぎて泣く」「凸凹な感じもいいバランス」などの声が。 そして、今回最も反応があったのは、「まだ1話やけど饗庭さん、風磨くんのハマり役な気がする」「菊池風磨さん役じゃなくて、もう本人が出てきてない？？？w」という菊池演じる優秀で“人たらし”な饗庭役に対する反響の声。他にも「風磨くんの演技で饗庭さんのギャップが光るんだよね！」など菊池が饗庭役にピッタリだというコメントで、ネット上がざわついていたようだ。

泉の入院先を訪れ、自宅を売らずに税金を支払う方法を提示する饗庭と華子。それは亡くなった妻との思い出の家を手放したくないという泉の想いに寄りそった上の提案だった。「どうしてここまで」という泉に、「お金のために死を選ぶなんて馬鹿げてる」と言う華子。「公務員なめないでください」と饗庭の決め台詞をマネをして、饗庭から「今のって俺の決め台詞だよね？」と突っ込まれて―――。

この展開には「妻への思いを大切にする泉さんと饗庭さんに泣いた」「百目鬼ちゃんの言葉にウルっとなった」など感動する声が多くみられた。また今回、饗庭と華子にそれぞれの過去を匂わす気になる回想シーンもあったことから、「過去の色々は饗庭くんも百目鬼ちゃんも今後につながりそう」「これから2人の過去もつながってくるのかな？」と、そちらにも注目が集まっているようだ。

第2話では、『みゆきの市役所』に、財務省から出向してきた相楽（本郷奏多）が、副市長として就任する。就任初日から市の税収減を厳しく指摘する相楽に、市長の米田（佐戸井けん太）も納税課長の北沢（六角慎司）も戦々恐々…。

一方、相楽とは財務省時代の元同期だった饗庭は、相楽と華子の意外な関係を知ってびっくり…！そんな中、テレビ局が徴税吏員の活躍を取材することになり、担当の浜村（白洲迅）は大張り切りで、撮影が行われる公営団地の家宅捜索に向けて準備を進める。

饗庭と華子は、昨年から住民税を滞納しているパチンコ店従業員･小沼真名美（田辺桃子）の元へ徴収に向かう。実は、真名美と華子は小学生時代の同級生で、真名美が華子をいじめていたという因縁があった。華子の顔を見るなり、真名美は「復讐（ふくしゅう）に来たんでしょ？」と言い放つ。

生活保護や年金の受給者たちである玉木（ベンガル）らがそのお金でパチンコ店に遊びに来ていることが許せない真名美は支払いを断固拒否。恋人・内田卓也（戸塚純貴）と同棲（どうせい）中で経済的な問題はなさそうに思えたが、実は真名美には隠された「払えないワケ」があり…。

【TVer】最新話を無料配信中！
【Hulu】過去話を配信中！

写真提供：（C）日テレ