アニメ『葬送のフリーレン』 圧倒的“シュタルク回”の第6話に称賛の声続々「戦闘シーンの作画 凄すぎる」

2023.10.17 06:30

アニメ『葬送のフリーレン』の第6話「村の英雄」が10月13日に放送された。前回の話で「臆病な戦士」として登場したシュタルクが、今回いよいよ村の災厄である紅鏡竜(こうきょうりゅう)との戦いへ挑む。原作よりも大幅にカットが追加されたバトルシーンでは、ファンから「神作画」との声も。さらに師・アイゼンの本当の思いを知った他、フェルンとの“同年代コンビの掛け合い”もファンから人気。まさに“シュタルクのための回”と言える内容だった。

◆覚悟を決めたシュタルク

紅鏡竜(こうきょうりゅう)との決戦前夜、シュタルクは1人、巨大な岸壁にオノを振り下ろしていた。岩肌を削るそのごう音に引き寄せられたフェルンから「竜と戦う気はないのですよね?なぜ修行を?」と問われたシュタルクは、“村の英雄”としての複雑な胸中を語る。

「俺がこの村に来た時、みんな辛気臭い顔をして竜の恐怖におびえていた。そんな連中がさ、今では笑ってるんだよ。この村の連中にとっては俺は英雄なんだ。俺が守らなきゃならないんだよ」

オノを握っていた手のひらは傷だらけだった。それに気づいたフェルンは「必死に積み上げてきたものは裏切りません。シュタルク様はどうしようもない臆病者ですが、村を守りたいという覚悟だけはきっと本物だと思います」と真っ直ぐなまなざしを向ける。夜が明けると、竜討伐へ向かうフリーレンとフェルン、そしてシュタルクの姿があった。「自分が死んでも竜は必ず倒してほしい」と話すシュタルクに、「なぜ村の人たちのためにそこまでするの?」と返すフリーレン。シュタルクは笑って「俺はこの村に3年もいたんだぜ」と答えた。

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

◆真の力を見せた“村の英雄”

「必要なのは覚悟だけだ」そう心で呟いたシュタルクは、ついに竜と対峙(たいじ)した。大きく息を吸うと、竜へ向かって一直線に走り出す。竜の吐き出す炎、振り下ろす巨大な尾、それら全てをギリギリでかわしたシュタルクは、自身の数十倍の大きさはあろうかという竜の胸の高さまで飛び上がる。振り下ろしたオノは竜の鋭い爪を破壊。その衝撃を利用してより高く上昇したシュタルクは、竜の頭部めがけてさらなる一閃(いっせん)を放った。

両者の激突で舞っていた土煙が晴れると、「今だ、(魔法を)撃ちまくれ!」とシュタルクの声。フリーレンたちの援護射撃を期待したが、攻撃は来ない。フリーレンから「もう死んでいるよ」と言われてシュタルクはハッとする。自身のオノと地面の間に挟まれた相手はピクリとも動かない。シュタルクは3年ものあいだ村を苦しめた紅鏡竜を、たった1人で倒してしまったのだ。

時間にして約1分間描かれた、このシュタルクの戦闘シーン。視聴者からは「(臆病な性格との)ギャップがすごい」といったシュタルク自身への驚きに加え、「見せ方すごっ!」「戦闘シーンの作画 凄すぎる」など、繊細な作画による迫力のアニメーションに多くの反響が寄せられた。

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

◆“フェルンとのコンビ芸”も楽しみな、3人の旅のはじまり 

紅鏡竜の巣に集められた“お宝”の山を見て「うっひょお〜!」とはしゃぐフリーレン。その背中を見て「師匠はお前のせいで勇者一行の冒険がくだらないものになったって言ってたぜ。くだらなくてとても楽しい旅だったってよ」と告げたシュタルクは、フリーレンたちと共に笑顔で村を出発した。

シュタルクを旅の仲間に加えた一行は目的地「オレオール」へ向けて、さらに北へと進む。道中では竜の巣にあった魔導書で手に入れた「服が透けて見える魔法」を、フリーレンがさっそくお試し。ワクワクしながらフェルンに魔法を使ってもらうが、「あまり面白い魔法ではありませんね」と塩対応で返される。

膨れた様子のフリーレンをよそに、フェルンはチラリとシュタルクの下半身へ目線を運ぶ。直後、フェルンの口からは「ちっさ…」と哀れみのある言葉が飛び出し、シュタルクが「ちっさくねーよ!」とツッコミを入れる。さっそく仲むつまじい掛け合いを見せる2人に、視聴者からは「年齢が近いから会話のテンポめちゃくちゃいい」「やたらと当たりが強いフェルン」「いいコンビになりそう!」と、今後の旅への期待を膨らませる声が多く上がった。

『葬送のフリーレン』の次話『おとぎ話のようなもの』(話タイトル)は、10月20日(金)よる11時「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」にて放送(全国30局ネット)にて放送予定。

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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