「過去と未来、選ぶなら?」 究極の2択で渡辺謙が選んだのはまさかの“第3の選択肢” 「辿りたくないし、予測もしたくない」

2023.10.7 16:00

【ZIP!×entax】

日本テレビ系 朝の情報番組『ZIP!』の放送に収まりきらなかった未公開インタビューなどを抜粋してお届けするコラボ記事『ZIP!×entax』。今回は老舗時計メーカー「カルティエ」の世界巡回展(9月15日〜10月1日 東京・原宿)のオープニングレセプションから、イベントに登場した渡辺謙、戸田恵梨香、北村匠海への番組単独インタビューの模様をピックアップ。「時計」にちなんで「過去と未来、どっちに行きたい?」と尋ねられた3人。それぞれが持論を展開する中、渡辺謙はまさかの3つ目の答えを出した。

■北村匠海 「成功した経験だけで今が成り立っているわけじゃない」

「過去と未来、行けるならどちらに行きたいですか?」 そう番組側から尋ねられた北村匠海は、「まぁ、未来ですかね」と間をあけずに回答した。「あまり後ろは見ないタイプです。昔は後ろばっかり振り返ってたんですけど、今が一番楽しかったりするし。過去よりは自分が生きていないような時代、100年200年後とかを見てみたいですね」

「過去」ではなく「未来」を選んだ理由について北村は「もちろん後悔はいっぱいある」とした上で、「いろんな間違いを犯してきましたけど、それがあって今の自分だったりするので。成功した経験だけで今の自分が成り立ってるわけじゃない。間違ったり、悔しいとか悲しいとか、そういう感情も含めて自分なので、『あの時こうしておけばよかった』を変えたりしてしまうと、今の自分じゃない気がして、だったらいいかなって」と、持論を語った。

■戸田恵梨香 「“見たことない世界”を見たい」

「過去か未来か」の質問に対し、戸田はまず「子どもを産んだ時に『あ、この子はこれから人生が始まるんだ、いいなぁ』って思ったんですよ」と答えた。戸田は今年5月に夫・松坂桃李との間に第1子が生まれたことを発表したばかりだ。「やっぱり精一杯生きてきましたし、これまで歩んできた自分の人生に悔いはないですけど、なんかもう一度体験できるなら、また赤ちゃんから生きてみたいなって思ったりしました」

戸田はもし赤ちゃんに戻ったら「役者の仕事ではない、また別の仕事に就いて、見たことない世界を見てみたい」と語った。「昔ある番組でミャンマーに行かせてもらった時、親元を離れて一つの孤児院で暮らす子どもたちと時間を過ごしたことがあったんですけど、日本のご飯を振る舞ったり、一緒に遊んだりしたらすごく喜んでくれて。その姿が自分の中で、大きな喜びだったんです。誰かのために生きるって、自分の喜びになるんだなっていうのをその時に実感したので、そういう仕事に就けたらいいなと思いますね」

■渡辺謙 「予測したくないし、止まりたくない」

「過去」か「未来」か、渡辺謙の回答は「今がいいね」だった。「辿りたくないというのもあるし、予測もしたくないっていうのもあるから、『今、ちょっと先だけを見てる』っていう方が好きかな」 そう続ける渡辺に番組スタッフが「これやっておけば良かったな、と思うことはありませんか」と尋ねると、「ないです」と渡辺は即答。「もちろん反省はするけど、悔いを残すことはないですね」と続けた。

渡辺は「未来」についても持論を語った。「(未来で)したいことも特にないんですよ。結構ね、自分で思ってる“未来”って、そんなに大きいものではないような気がするんです。『今』がすごく充実していれば、たぶんその先に良いモノが待ってるんじゃないかな」 その言葉を聞いた番組スタッフが「見習いたいと思います」と伝えると、渡辺は「いやいや、(スタッフは)まだ若いから。これくらいの歳になるとそう思うのよ」と、間もなく64歳を迎える自らをネタにして返し、場を盛り上げた。

写真提供:(C)日テレ

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