綾野剛、本格初共演の“柄本佑”の演技力に焦り「“これはまずいな…”っていう感覚があった」

2023.10.2 12:10

俳優の綾野剛、柄本佑、さとうほなみ、監督の荒井晴彦が、10月1日(日)に都内で行われた、映画『花腐し』(はなくたし)の完成披露舞台あいさつに登壇。綾野が本格初共演となる柄本との、共演エピソードを語った。

本作は、芥川賞受賞の松浦寿輝による同名⼩説に“ピンク映画へのレクイエム”という荒井監督ならではのモチーフを⼤胆に取り込み、原作の“超訳”に挑んだ意欲作。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(綾野)と脚本家志望だった男・伊関(柄本)、そして2人が愛した女優・祥子(さとう)が織りなす、切なくも純粋な愛の物語。

もとより柄本のファンであると話した綾野は「セリフの初速の速さというか、迷わずポンって(セリフが)出てくる感じに結構圧倒されて“これはまずいな…”っていう感覚があった」と、柄本の演技に本読みの段階で焦りを感じたことを告白。

柄本佑 ©entax

一方、柄本も綾野の演技に対し「僕も本読みの時に、荒井さん(荒井監督)のセリフと綾野さんの親和性の高さにびっくりして“うわ、やばっ!”って思っていたんですよ(笑)」と、同じく焦りを感じていたことを明かした。

また、柄本が綾野との本格初共演について「初めてとは思えないくらいすんなりとやりとりが始まった」と相性の良さを話すと、綾野が「今日発覚したんですけど、お互い2003年デビューで同期だったんです」と、笑顔で話した。

今作が本格初共演となる綾野(右)・柄本(左) ©entax

映画『花腐し』は11月10(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開

©entax

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