『癒やしのお隣さんには秘密がある』ストーカー男が漏らした心の内「僕ってやっぱりストーカーなんでしょうか？」

9月1日深夜に日本テレビ系金曜ドラマ『癒やしのお隣さんには秘密がある』の第9話が放送された。

真面目な性格ではあるが、仕事ばかりで恋愛の方はおろそかになっていた会社員・蓬田藤子（田辺桃子）の隣に、イケメンの仁科蒼真（小関裕太）が引っ越してきた。藤子は運命を感じていたが、仁科の正体は藤子のストーカーだった。その後、二人はキスを交わすほどの関係にまで親密になるが、遂に仁科が自分のストーカーだと藤子は知ってしまう。藤子は仁科から身を隠し会社にもいけない状態が続いた。一方で仁科は直接会って弁明するため藤子を探し続けていた。

藤子は、仁科に居場所がバレないよう漫画喫茶で泊まりする生活を送っていた。そのため貯金も徐々に減っていき、実家に帰ることも頭をよぎったが仁科のこともあり藤子は、家族に心配をかけるわけにもいかず実家へ帰れないでいた。そんな中、事故から回復した弟の蓬田利宗（奥智哉）から電話がかかってくる。藤子の部屋にいる利宗は、ベランダの隔て板の穴が頑丈に防がれているのを見て、姉の藤子が仁科と喧嘩したのではないかと推測。利宗が自分の部屋にいると知った藤子は、半ば強引に口実をつけ駅に誘い出した。

そして、藤子に直接会って弁明したい仁科は、藤子の勤めている会社に接近する。そんな仁科の姿を見かけた藤子の後輩・田辺真奈美（矢吹奈子）は、仁科に「何しに来たんですか！」と大事な先輩である藤子を傷つけた仁科に怒った。おびえたような口調で「僕は、ただ、藤子さんにきちんと説明したくて」と話す仁科に、真奈美は「あなたがしたことは犯罪なんですよ」と叱責し、今度、藤子へ接近したら警察を呼ぶと通告。その後、藤子が仁科と結ばれるよう藤子を後押しした自分を責める真奈美であったが、先輩の坂本省吾（武田航平）は、御曹司である仁科がストーカーと見抜けるわけないと話し、加えて藤子のことを思い、仁科と対峙した真奈美の勇気ある行動を称えた。

利宗を食事に誘い出した藤子は、仁科との関係を聞かれると「仁科さんとは、もう連絡取らないで欲しいんだ」と答えた。ただ、その理由については仁科がストーカーであることを隠し「私に好きな人ができたから」とごまかした。このシーンには視聴者も「弟に真実を言わない藤子ちゃん優しい」と藤子を称賛。

そして、坂本が夜一人で歩いている所に背後から仁科の姿が。柔道経験者でもある坂本は、仁科の腕をつかみとっさに放り投げた。ただ仁科は、逆恨みなどで坂本を襲撃しようとしたわけではなかった。その後、坂本は仁科のアパートに行き、投げ飛ばしてしまったことで地面に体を打ちつけた仁科に湿布を貼り手当てを施した。坂本に確認したいことがあり接近した仁科は、改めて坂本にこう尋ねた。「僕ってやっぱりストーカーなんでしょうか？」と仁科が問いかけると坂本は少し驚いた反応を見せた。さらに仁科は「どういうところがストーカーなのかお聞きしたくて…」と続けた。坂本が藤子のことを盗撮したり尾行したりといった行動の全てがストーカーであることを伝えると、仁科はあくもでも“護衛”のためと主張。藤子への思いを理解してもらうべくその心の内を話す仁科に対し、坂本は「あなたがどう思うかが問題じゃないんです。相手がどう感じるかなんです」と言い放った。さらに坂本は、仁科に対し、藤子が望んでいるのは「あなたのいない日常」だと語った。坂本の言葉を聞くと仁科は「もう二度と藤子さんには近づきません」と誓った。そんな2人にネット上でも「坂本と仁科は分かち合えるタイプだと思う」という意見が寄せられた。

その後、坂本は藤子を呼び出し、仁科と会話したという事と、そしてすでにアパートに仁科はいないことを伝えた。坂本は藤子に日常の生活を取り戻してもらうべく藤子の自宅アパートまで見送った。藤子は隣を気にしつつもアパートに戻りふとベランダへ。ベランダの隔て板に空いていた穴は修理されていた。穴をふさいでいた段ボールを手に取ると裏には「ごめんなさい」というメッセージが残されていた。あらためて仁科は隣からいなくなったことを藤子は実感した。

次回第10話、仁科が隣からいなくなった藤子は、以前と変わらない平和な日常を過ごしていた。ところが、その矢先、藤子は過労で倒れ病院に搬送されてしまう。そして、坂本は真奈美に「先輩（藤子）のこと好きですよね？」とハッパをかけられ、坂本と藤子の関係は、急展開を迎えようとしていた。ネット上でも「予告で坂本が藤子に告白しててびっくり」といった反響が見られた。

『癒やしのお隣さんには秘密がある』
毎週金曜 深夜24時30分〜24時59分（日本テレビほか）
TVer・Huluでは、毎週金曜24時30分から定時配信

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写真提供：（C）日テレ