アニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』 敵を無力化するために変身した氷の自動販売機には“ある秘密”が… 視聴者から称賛の声続出
2023.8.30 06:00
TVアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』の第8話が8月23日に放送された。本作は、自動販売機として転生した主人公が、異世界を生き抜く“奇想天外”の自販機アニメだ。
7話の振り返りはコチラから
前回、愚者の奇行団によって救出されたハッコン。実は今回の目的は第1にハッコンの捜索、そして第2に階層主の炎巨骨魔（えんきょこつま）の討伐だった。ケリオイルから“階層主がドロップするコインを集めると願いがかなう”とうわさ話を聞いたハッコンは、愚者の奇行団への協力を決める。
翌朝、熊会長が皆を集めて取り出したのは、空白が目立つ未完成の階層の地図だった。そこでハッコンは、階層に下りてくるときに撮影した映像を共有するために、フォルムチェンジして液晶パネルに階層の全貌を映す。
続いて熊会長とケリオイルから、“落とし穴に誘導し、上から水をかける”炎巨骨魔の討伐作戦が説明される。「水を大量に売る、もしくは排出することは可能か？」と聞かれたハッコンは、「自動販売機はお客の役に立ってこそ！機能を追加しよう！」とフォルムチェンジ。
ハッコンが変身したのは、車を洗う“高圧洗浄機”の自動販売機。落とし穴の中に勢いよく水を噴射すると、ケリオイルは「この水量なら、穴を水で満たすのも荒唐無稽（こうとうむけい）な話ではなくなってきたか。助かるぜ、ハッコン！」と感謝を伝える。
しかし数日後、落とし穴の中を見に行くと水がたまっていないことが判明。そこでハッコンは”氷の自動販売機”にフォルムチェンジし、氷を穴へ投下していく。ハッコンは「あの階層主を相手に、水と氷程度でどうにかなるのだろうか？ うーん……」と不安を募らせるのだった。
討伐の準備を進める最中、ラッミスに「人間に戻りたいの？」と聞かれ考え込むハッコン。「自動販売機でなくなった俺に価値はあるのか」「人間よりも自動販売機の方が、自信が持てるなんて…」と葛藤するハッコンに、ラッミスは「いつかハッコンとお話しして、一緒に色んなことしたいな」と屈託なく笑う。そんなラッミスを見てハッコンは「人間に戻って肩を並べて歩く。それだけで十分かもしれない」と目標にするのだった。
とうとう炎巨骨魔の討伐へ。落とし穴に誘導して無事に炎巨骨魔の無力化に成功するも、“もう一押し足りない”と考えた愚者の奇行団は、穴の中に飛び込んで討伐しようとする。しかしハッコンが穴の中に投下していた氷は実は“ドライアイス”だった。「駄目だ！下は二酸化炭素が充満している。下りたら呼吸困難に…」と穴に下りるのを止めようとするが、うまく意思が伝わらない。
ハッコンが投下していた氷が実はドライアイスだったことに対して、視聴者からは「CO2消化の原理か」「そうだったとは…」「戦い方おもしろい」と、意外な討伐法に感心する声とともに称賛の声が上がった。
そこでハッコンは“大人の雑誌”の自動販売機にフォルムチェンジ。変身したハッコンに気がついたラッミスが、恥ずかしさからとっさにビンタを食らわせると、ハッコンは一直線に穴の方向へ飛んでいく。空を舞いながらタイミングよく巨大な自動販売機に変身して穴に落下すると、炎巨骨魔にとどめを刺すことに成功。
ハッコンは討伐の証しとして“炎巨骨魔のコイン”を入手。階層割れの落下時と同様に、“風船の自動販売機”と“段ボール自動販売機”にフォルムチェンジしてふわふわと浮上し、ラッミスたちのもとに戻る。
無事帰還するも、ラッミスから「壊れたらどうする気だったの？」とこっぴどく説教を受けるハッコン。そして回収した炎巨骨魔のコインを、ケリオイルに”金貨百枚“で買い取ってもらうことになり、ハッコンとラッミスは大喜びするのだった。
8月30日放送の9話では、ハンター協会で金髪の美剣士・ミシュエルと出会う。イケメンに振る舞っているようで時折挙動不審になるミシュエルは、実は極度のコミュ障。ハッコンが陰ながら見守る中、ミシュエルはコミュ障を克服するため愚者の奇行団へ同行することになる。
『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』9話は、8月30日（水）22時よりTOKYO MX、ＢＳ日テレほかにて放送予定。
©昼熊・KADOKAWA/「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」製作委員会
