カズレーザー 敬語に“タメ口”を混ぜて…人をひきつける会話の技術『コード・スイッチング』に感心

2023.8.17 07:30

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が15日に放送された。この番組では、知ればきっと人生が変わるような新知識を最先端の研究者から学びまくる。

今回は『誰でも人たらしになれる究極の方法』と題して、『人たらしは相手の脳にドーパミンとオキシトシンを同時発射』、『言語学的究極の人たらし術“コード・スイッチング”』という2つの観点で講義を受けた。『言語学的究極の人たらし術“コード・スイッチング”』、という講義では、日本語が持つ会話の特徴を応用した、相手に好印象をもたらす話術について、言語学の観点から専門家が解説した。

そもそも日本語は、世界的にみて相手の発言に返答する速度が極めて速いというデータがあり、そのため日本人は『世界最速の会話食い気味民族』であるとのこと。話し手と聞き手が互いに意思疎通を行い、一緒に会話を作り上げていく『共話型』であるという。日本語は人間関係を重視した言語とも呼ばれていて、「~ね、~だからね」といった、発言を区切って相手の同意を得ようとする終助詞を用い、その都度相手に確認を取りながら話を進める特徴が強い。そのため、日本語において『うなずき』は非常に重要で、実際に行われたCGの人物に話しかけるという実験では、うなずくCGの方が、静止しているCGに話しかけるよりも印象が良く、親しみやすさを感じるという結果が出ている。

専門家はほかにも、会話の中で話し方を変える『コード・スイッチング』と呼ばれる技法も紹介。敬語で会話をする中に、一部タメ口を混ぜることで相手は親しみを持ちやすくなるという。目上の人と話すなかでも、「かっこいい」「センス良い」「やった!うれしい」など、自分の感情に関する表現をタメ口で話すと、相手は『素の自分を見せてくれている』と好印象を抱くと専門家はアドバイスした。

講義を聞いたカズレーザーは、普段から敬語を使うことが多いそうで「後輩にも基本敬語でしゃべる」と明かした。これには相手と距離を取りたいという理由のほか、「人として尊敬できるから、敬語を使いたい」と後輩への敬意を込めて敬語で接する場合があるためだという。

しかしながら「それでもやっぱり練習するしかない」と学んだリアクションを実践。ところがあまりにオーバーなリアクションに、共演者からは、「この中で一番下手だと思う」、「どんどん心離れていくって」と厳しい声があがった。

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写真提供:(C)日テレ

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