中村獅童「スキンヘッドで、眉毛も全部剃って…」30歳で勝負を賭けチャンスをつかんだオーディションを明かす

2023.8.7 12:30

歌舞伎役者で俳優の中村獅童が4日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演。30歳で演じた大役、映画『ピンポン』のオーディション秘話を明かした。

50歳になった獅童に対し、「きましたね、我らの世代へ」と笑顔を見せたMCの今田耕司。共演歴について聞かれると、今田は「最近でも一緒になることもあるんですけど、実はもう若い時にね」と話を振り、続けて獅童が「歌舞伎座で、亡くなった(中村)勘三郎兄さんが、『魚屋宗五郎』というお芝居をなさってて。勘三郎兄さんのお役をビートたけしさん、僕のお役を今田さんがやるっていう番組で」と、意外にもテレビ番組のロケ企画で初共演し、一緒に歌舞伎の稽古をしたことを回顧。

続けて今田が「でも俺分からんかったんよ、後の獅童くんやってのは。その時はまだ全然、世の中に出てない時やもん」と記憶を思い起こすと、獅童は「20代ですね。だから僕もそのお役は本公演で大抜擢だったんで、今田さんに教えろとかどうのこうのなんて。自分がまずです」と、自分のことで精一杯だったと振り返り、「怒られっぱなしですから本公演」と、大役を務める厳しさを明かした。

そして「本格的に出させていただくようになったのは30歳過ぎてからですね」と話す獅童に対し、今田がきっかけを尋ねると、「オーディションでいただいたお役。『ピンポン』という、“ドラゴン”という役だった」と、2002年に公開された映画『ピンポン』での準主役“ドラゴン”をあげた獅童。

「あれは強烈だったもんな」と今田がコメントすると、「スキンヘッドで眉毛がない役だったんですけど、オーディションの時から全部剃って。眉毛も剃って」と、秘話を明かした獅童は、「あれは高校生の役なんですけど、僕もうその時すでに30歳だったので。これ逃したらもう現代劇でも中途半端な年頃で、役もないなっていう。“最後かもしれない”っていう気持ちで。転機となる作品でしたね」と気合いを入れて挑んだことを振り返り、感慨深い様子を見せた。

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写真提供:(C)日テレ

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