【先週読まれた人気記事】ドラマ『最高の教師』第2話 「呼吸をするのを忘れる」「2話でこれとかすごい」と反響

2023.8.5 12:30

7月22日に日本テレビ系土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』の第2話が放送され、ネット上でも「2話でこれとかすごいドラマだな」「呼吸をするのを忘れる、すごいドラマだ」と話題に。

3年D組の担任・九条里奈(松岡茉優)は、卒業式の日、何者かに校舎の4階から突き落とされてしまう。恐怖の中、目に入ったのは“D組 卒業おめでとう”と記された深紅のコサージュ。犯人は、自分のクラスの生徒なのか?――1年後に“生徒に殺されないため”に、3年D組全員が心の底から笑って卒業できるように、“何でもする”という強い覚悟で『2度めの1年』に挑む九条の教師生活が始まった。

鵜久森叶(芦田愛菜)が教科書に落書きをされるなどクラスメイトから不当な扱いを受けていたことを暴き、何とか身を守ったのも束の間、前回の人生と同じく夫・九条蓮(松下洸平)から離婚を持ち出されてしまう。そして今回もまた夫から離婚の理由が語られることはなかった。

友人の勝見夏穂(ラランド・サーヤ)に離婚のことを相談するも、結局離婚を覆す良策は見つからずモヤモヤしたまま帰路に着く九条。その道中、目出し帽をかぶった全身黒づくめの二人組に襲撃され、バッグを奪われそうになるが死守した。3年D組の生徒による教室に仕掛けられた防犯カメラのデータを奪うための犯行と察した九条が「休日はPCを持ち歩いていません。あのデータをPCにだけ保存していると思いますか?」と言い放つと、二人組は慌ててその場を去っていった。

一方、共に登校するため鵜久森と顔を合わせると「先生のおかげで家を出れて、ありがとうございますって伝えたくて」と感謝の言葉をかけられる。その後、鵜久森が校内に入ると、今までがウソであったかのように挨拶をされたり、声をかけられるように。奇妙なほど“普通”な教室の空気に、「ちょっと変な怖さを感じてしまう」と鵜久森は九条に打ち明けた。

カメラを仕掛けられ、鵜久森への仕打ちなどの証拠を抑えられてしまったD組だったが、ボス格である相楽琉偉(加藤清史郎)らは次の手を打っていた。カメラによる九条の手が及んでいない工学研究会の部室を“アジト”にし、鵜久森以外のクラスメイト29人による“九条里奈対策委員会”なるグループをメッセージアプリ上で作成していた。そして西野美月(茅島みずき)からはアプリ上で“週明け鵜久森には普通に接すること”とのお達しがなされていた。また、九条を襲撃したのは瓜生陽介(山時聡真)と向坂俊二(浅野竣哉)で、相楽のさしがねであったことも明らかになった。

以前瓜生は、相楽の指示で“家庭の事情で卒業できない”という理由をつけて九条から50万円を借りたものの、相楽らのグループとカラオケで遊んでいるところを見つかり返却していた。ただ、金銭的に家庭が危ういのは事実で、早乙女智美(森田望智)の飲食店で新たにアルバイトを始めることに。店長の早乙女は「あんなに求人誌見つめる高校生見かけたら声かけちゃう」と雇った経緯を語った。

瓜生がアパートに帰ると、二人の弟と母が待っていた。瓜生は毎月アルバイトをして家や弟たちのために稼いだお金を母親・梓(中島亜梨沙)に渡していたが、化粧品や衣類などの個人的なお金に消えていた。たとえ学業に関係のある支出でも、アルバイト代に先に手をつけると「家の金勝手に使ってんじゃないよ!」と怒鳴る始末。

ある日、窓を鏡代わりにして目元を確認する瓜生を見て、泣いたことがバレないかを確認している、と自身の経験上察した鵜久森は、九条に瓜生の異変を伝えた。“何でもする”九条は、急きょ家庭訪問と称し、瓜生のアパートを訪ねる。急な訪問者に、瓜生の母はけげんそうな様子を見せるが、九条は家の雰囲気などから瓜生の母について察していた。

日常を取り戻した鵜久森は、放課後誰かと一緒に帰るために東風谷葵(當真あみ)に、思い切って声をかけた。すると「“誰かと一緒に帰る”っていう希望、かなえようって頑張っちゃったわけ?」とクラスメイトの中園胡桃(寺本莉緒)から言われ、一見“普通”に戻ったと思った学校生活は、実際にはいまだ孤立状態であることを思い知らされたのであった。

一方、九条は瓜生に声をかけ、家を訪問したことを伝えた。家庭に踏み込まれ怒りの感情が込み上げてきた瓜生は、「家族のためにバイト三昧してるの嫌と思ってやってねぇから」と吐き捨てると、九条は冷静に「そのお金本当に家族のために使われていますか?」と核心をついた。その後、かつて九条が経験した人生では金銭苦で転校してしまった瓜生のことを思い、「他の生徒と一緒に卒業したいと願うなら“私が何でもします”」と語った。

数日後、瓜生は新たなアルバイト先から前借りしたお金を母に渡すも、案の定そのお金は母の私物に使われようとしていた。これに反論しお金を取り返そうとすると「うるせぇ!ちょっと金稼ぐようになったら感謝の気持ちも忘れたのか!」と逆上。そこにインターホンが鳴り、九条が現れた。そして「個人の想像です」と前置きした上で、こう語った。

「瓜生君はなぜ我慢していると思いますか?それは、恐れているからです。自分がただ母親にとってお金を稼いでくるだけの存在と思われているんじゃないかと」九条の言葉に母親は激情した。そして九条は瓜生に対しても「物心ついてから、私の人格を形成した一番の要因は、友達です。友達の言葉に、行動に、私の人生は強い影響を受けてきました。だから友達の意見も聞いてみてください」と言うと、そこへ向坂が姿を現した。

九条に家庭の状況を伝えられた向坂は、一緒に卒業すべく工面できるお金を握りしめて来たのであった。卒業が危ぶまれているほどの状況を言い出せずにいた瓜生に「なにくせぇプライド張ってんだよ」と向坂は言い放つと、母に「一緒に卒業させてください」と丁寧に頭を下げた。

母は学業への専念を“承諾”したものの、九条は「瓜生君、いいんですか? これでおしまいで。言いたいことは全部きちんと言えましたか?」と語りかけた。すると瓜生は涙を浮かべながら「なんで母ちゃんが許す側なんだよ」と口を開いた。続けて、離婚の時なども大人の決めたことを「はい。そうですか」という選択肢しかなかったことを、強い口調で非難した。

14歳の頃からアルバイトをし、友人との大事な時間などを奪った母に「許すわけねーだろ!俺の方は、あんたのしたこと全部を!」と感情をぶつけ、泣きながら自分のアルバイト代を家族ではなく知らない男のために使っていることへ怒りをあらわにした。「悪かった。大事な息子だと思ってる」と謝る母であったが「絶対に許さねぇ」と突き返すと、適当な言葉をかけるのではなく「一生かけて覆してみろよ!許させてみろよ!」と言い捨てた。母は、目に涙を浮かべ、静かに息子の心からの声を受け止めていた。

この結末にSNS上では「瓜生と向坂の友情で終わらない、一歩攻めた展開!」という声も。

その後、ベンチで佇む瓜生と向坂。ふと向坂が、そばにいた九条に、なぜ瓜生の親友として自分のことを呼んだのかを聞くと、九条は「夜道で人を襲う片棒を担ぐぐらいですから」と襲撃犯の正体であると把握していたことを明かした。「先生のおかげで言いたいこと言えたよ」と礼を言う瓜生であったが、「一時の感傷に浸るお礼などいらない」と突っぱね、そんなことより“すべきこと”があると伝えた。

2人は、誰かと帰りたいとクラスメイトを待つ鵜久森に、これまでのことを謝罪した。またD組では、鵜久森を避けるよう裏口から帰るお達しがあったことも明かした。

その後、瓜生の働くお店に向坂も顔を出しに行くと、そこには夏穂と九条の姿があった。店長の早乙女は、九条の同級生であった。九条から話を聞き、自身もかつて高校を中退している身であるため、瓜生のことを思い雇ったというわけである。

瓜生たちを見習い、下手なプライドを捨てた九条は、夫・蓮に「私、離婚したくない、本当は嫌だ」と本音を明かした。普段見せない態度に蓮は「初めて聞いた気がする、里奈のそういう感じの言葉」と話すと、離婚については「ちょっとだけ考えてもいいか?」と言い、一旦離婚は保留されることとなった。

前回とは違った運命をたどりつつある九条であったが、ある時、黒板に九条の命を奪うようなことをほのめかす落書きがされ…ネット上では、「歴史変わり始めた!」「九条蓮、謎だけど今後のストーリーに大きな関わりのある存在にもなりそう」と推測する視聴者も。

次回第3話では、九条がその落書き犯を推測し、その人物の前に立ちはだかる。また、教室に取り付けられた監視カメラの映像が何者かによって止められると、さらには『九条里奈担任剥奪』の嘆願書により教室から追放されてしまう。

『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』
日本テレビ系 毎週土曜 よる10時00分 放送 ※TVer・Huluでも配信

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写真提供:(C)日テレ

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