『最高の教師 1年後、私は生徒に■された。』生徒のために、そして運命を変えるために「何でもします」

2023.7.17 18:00

7月15日に日本テレビ系土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された。』の第1話が放送されSNSでは「1話でかなりの衝撃展開」との声も。

3年D組の担任・九条里奈(松岡茉優)は、卒業式の日に、生徒たちを眺めながら「教師とは何者か」と自問自答していた。すると次の瞬間、九条は何者かに校舎の4階から突き落とされてしまう。宙に放り出されながら目に入ったのは「D組 卒業おめでとう」の紋章。突き落とした人物は、自分のクラスの生徒なのか? 恐怖と絶望の中、気がつくと目の前には1年前の始業式の光景が広がっていた。

九条は現実を受け入られなかったものの、クラスで起きた悪ふざけの光景は1年前に目にしたものと同じであった。職員室では教頭先生・我修院学(荒川良々)が発表した今年の漢字“鱓(うつぼ)”を思わず言い当ててしまったことで、1年前に戻ってきたことを確信する。1年後にクラスの誰かに命を奪われることを危惧した九条は、その人物を思い巡らすが見当もつかないでいた。職員室を出るとそこには、鵜久森叶(芦田愛菜)の姿があった。九条は、不自然にたたずんでいた様子を見て「何か話したいこと、聞いてほしいことがあったらいつでも私のところに来てくださいね」と優しい言葉をかけた。

帰宅すると家を出ていったはずの夫・九条蓮(松下洸平)がいたが、これも1年の時を遡っているからで、夫に対しても自分の身に起きている奇妙な状況を明かすことはできなかった。また、離婚を突きつけられた原因もわからないままであった。そして命を落とすくらいなら遠くへ行くことも考えたが、容疑者を生み出さないという根本的解決のためにも「1年で何かを変える必要がある」と決意した。

翌日、クラス全員に「担任として、絶対に寄り添う」と誓い、「あなた達のために私は、何でもします」と力強く語ると、荒れているクラスからは冷やかしの言葉が飛び交った。ただ、鵜久森からは“生徒に寄り添う”という九条に「寄り添うだけで、大人が私たちの世界を本当に変えられると思っているなら私は心底軽蔑します」と、厳しい言葉を浴びせられてしまう。生徒の瓜生陽介(山時聡真)からは、経済的な理由で卒業が危ういということもあって「50万円貸してほしい」と土下座されると、1年後のことを危惧し夫婦の口座からお金を工面することに。

一方、友人の勝見夏穂(ラランド・サーヤ)からは、失恋したから慰めてほしいという連絡が。記憶では、2ヶ月間振り回された後に結局復縁する運命を辿る夏穂に対してそっけない対応をするが、渋々カラオケに付き合う羽目に。ところが偶然、同じカラオケボックスにいた3年D組の生徒を見かけてしまう。その中には50万円を渡した瓜生もおり、親の経済的事情についても「俺には関係ねーし」と開き直る態度を見せた。その場にいたD組のボス格である相楽琉偉(加藤清史郎)は自分の指示でお金を借りるように仕向けたことを打ち明けた。瓜生への怒りが抑えきれないでいた九条だったが、生徒達はその姿を“パワハラ教師”として晒すべくスマホを取り出した。ただ、相楽は「バレたら流石に持ち逃げ出来ねぇからな」とお金を返した。

公園で1人涙を流しながら 「生徒に寄り添う」「生徒のために何でもする」と言った考えの甘さを自覚し、1年後の運命を変えるために強い覚悟を決めた。

鵜久森を化学準備室に呼び出し「クラスの生徒に何をされていますか?」と問い詰めるも「何を言ってるんですか」と語ることはなかった。九条の知る未来は鵜久森が不登校になり、そのままこの世を去るという惨劇であった。何としても鵜久森を救い出すべく、鞄の中まで漁り証拠を探ろうとするも、D組の生徒について話すことはなく「私は不登校になんてなりませんから」と涙ながらに化学準備室を飛び出した。

ところが、その姿を目撃した何人かのD組の生徒が鵜久森のことを怪しく思い、学級裁判が開かれた。被告として扱われる鵜久森が「私は何も言ってない」と泣きながら訴えるも、強引に有罪に仕立て上げられ“学業縛り3教科の刑”という刑が下された。

そこに、九条が現れると教室ではクラス旅行の話をしているかのようにカモフラージュされたが、九条のパソコンからは先ほどの学級裁判の音声が流れた。化学準備室で鵜久森の鞄を触った際に盗聴器を仕掛けていたのであった。その後、落書きされ人前では開けなくなってしまった鵜久森の教科書を取り出すと、淡々と隠しカメラ8台を教室に仕込んだことも明かした。盗聴や隠しカメラに対し「訴えるよ」と言う生徒にも「どうぞ」と強く言い放ち、その代わりに自らも入手した音声、動画を晒すという姿勢を誇示した。

その後、学級裁判を取り仕切った主犯格の生徒達とそれ以外の生徒に対しても冷静にこう語った。

「誰かがやっているからという同調的感覚や、自分に矛先が向かないためだけの逃避的思考で、こんなにも彼女の心を砕き、踏みにじり、さげすむような出来事に参加できるのだとしたら、ここにいる皆さんはもはや人間ではないと思います」

改めてクラスメイトに何をされたのかを聞かれると、鵜久森は目に涙を浮かべながら口を開いた。趣味がきっかけでSNSが話題になったが、その後「調子に乗ってる」「男子に媚びてる」「ウザい」と言われいつの日か、面と向かって毎日のように悪口を浴びせられるようになったという。家族に「大丈夫?」と声をかけられるも心配させないためにも真実を話せずにいた。勉強が唯一頑張れることであったが教科書にも落書きをされ“勉強の縛りプレイ”と言う仕打ちを受けていた。ただ、嫌がりながらも少し笑っていたと語り「笑っていないと心がおかしくなりそうだった」と大粒の涙を流しながら打ち明けた。

このシーンには、「(芦田愛菜の)5分間以上の一人芝居がずっと引き込まれた」「愛菜ちゃんの涙にぐっときた」「もらい泣き」「演技がすごすぎる」と言う声もSNS上で寄せられ話題に。

九条にこれからのことを聞かれると「誰かと一緒に何でもない話をしながら学校に行きたい」といった友達や周りの人と“ただ楽しく過ごしたかった”と願望を号泣しながら話した。九条は鵜久森に「なんで過去形で話すの?」と言い、その当たり前の希望を叶えられるように「この1年間でみなさんを変えてみせます」と改めてクラス全員に言い放った。

その帰り道、鵜久森と待ち合わせて通学する約束をメッセージでやりとりし、ほっとするものの、この日は、夫が家から出て行く日であったことに気づく。

SNS上では、「すごい見入っちゃう」「久々にドラマに夢中になってる」と言う感想も寄せられた。次回第2話では、目出し帽を被った何者かに襲撃される九条。さらには、家庭の経済的事情を抱える瓜生の異変を察知し、家庭訪問と称し家に乗り込むとそこには…

『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』
日本テレビ系 毎週土曜 よる10時00分 放送 ※TVer・Huluでも配信

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写真提供:(C)日テレ

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