『風の谷のナウシカ』膨大な努力の末に誕生した“王蟲”の動き  画期的な手法“ゴムマルチ”に注目!

2023.7.7 06:00

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

宮﨑駿監督作品『君たちはどう生きるか』が7月14日に公開となるのを記念して、この夏は、3週連続でスタジオジブリ作品を放送。第1夜の7月7日は、宮﨑駿監督の原点ともいえる作品、1984年公開の『風の谷のナウシカ』が登場する。人間にとって毒となる“瘴気(しょうき)”を出す森「腐海(ふかい)」。その腐海を巡る大国との争いに巻き込まれながらも、巨大な生物・王蟲(オーム)たちと心を開こうとする、優しく強いヒロイン、ナウシカが、地球を守るために立ち上がる!宮﨑駿監督の魅力が詰まった、映画史に残る名作ファンタジーだ。

この映画でのもう1人(1匹)の主人公ともいえる王蟲。その動きにはスタッフが考え出した“ゴムマルチ”という手法が使われたのは知る人ぞ知るエピソード。分解した王蟲のパーツを、等間隔に置かれた平ゴムの上に貼り、そのゴムの伸縮で連続した移動感を出すという方法なのだが、成功させるには様々な失敗や困難を経たという。何度もテストが行われ、完璧な動きが完成したのだ。

ちなみに現在、寺田倉庫 B&C HALL/E HALL(東京・天王洲)で開催中の『金曜ロードショーとジブリ展』(日時指定)では、『風の谷のナウシカ』に登場する“腐海”を表現した空間に入り込むことができるそうで、こちらでも映画の世界観を楽しめるようだ。

また、この夏、金曜ロードショーでは、1997年から2009年まで登場していた“フライデーおじさん”のオープニングが復活!宮﨑駿監督が描いた撮影技師のおじさんの絵が元になったキャラクターとのことで、名付け親も宮﨑駿監督とのこと。懐かしのオープニングをお見逃しなく!

【ストーリー】
戦争で現代文明が滅んだおよそ1000 年後の世界。有害な瘴気(しょうき)に覆われ、巨大な蟲(むし)たちが住む「腐海」が広がっていた。平穏な地「風の谷」に住むナウシカは、「メーヴェ」を操縦し、腐海の謎を解き明かそうとしていた。そんな中、「風の谷」に輸送機が墜落。人間同士の争いに巻き込まれることになったナウシカ。蟲と心を通わせ、奇跡を起こす…。

『風の谷のナウシカ』(1984)
原作・脚本・監督:宮﨑駿
プロデューサー:高畑勲
音楽:久石譲
声の出演:島本須美、納谷悟朗、松田洋治、永井一郎、榊原良子、家弓家正 ほか

写真提供:(C)日テレ

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