アグネス・チャン67歳 老人ホームか?同居か? 老後について息子たちと家族会議を開催

2023.6.30 11:45

歌手のアグネス・チャンが28日放送の『いきざま大図鑑』に出演。アグネスの終活に密着した様子が紹介された。

同番組は、お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気と澤部佑、日本テレビの藤井貴彦アナウンサーがMCを務めるバラエティー特番。さまざまな人物の“生きざま”にスポットを当て、現代をよりよく生きるためのヒントを探る。

今年67歳になったアグネス。「自分の老後も色々考えているんですね。あまり子どもたちに迷惑をかけたくない」と話し、スタンフォード大学を卒業後、そのまま海外で就職した3人の息子たちを思って、「出来たら近くにいたい」と、アメリカの老人ホームに入ることを検討。

アグネスは緊急家族会議を開き、長男・和平(かずへい)さんと、三男・協平(きょうへい)さんに「介護が必要になったら、老人ホームがいいかなと思ってるんだけど。私はあんまり君たちに迷惑かけたくないっていうのがあります」と胸の内を明かすと、「迷惑をかけないと一口に言っても、心配な部分は心配だし。老人ホームに預けっぱなしで、それで本当に安心できるのかどうかっていったらそう簡単な話じゃない」と、考えを伝えた和平さん。

現在、香港で暮らす99歳の母親の介護のため、2週間から、長い時は1か月以上香港に滞在しながら、兄弟と共に自宅で介護をしているアグネスは、「君だけじゃなくて家族、あとお嫁さんとかにもすごい負担がかかるんですよね。簡単じゃない」と、介護で苦労させたくないと主張すると、協平さんは「やっぱり本音を聞きたいよね。“迷惑かけたくない”じゃなくて」と、母親の本音に迫った。

実はアグネスは「子どもたちと住みたい気持ちは山々なんですよ。ただ息子が“こうしたい”って言って、お嫁さんが“嫌だ”って言えなくなっちゃうのとか、そういう状況を作りたくないんですよ。もう自分から“ホームに入りたい”って言った方が、絶対円満だと思うんですね」と、単独のインタビューでは本音を明かしたが、息子たちの前では「本音は言わないです」と断言。

頑なに“ホームに入りたい”と言い募るのは息子たちへの愛情の裏返しであることを悟った和平さんは、「固定観念を持って、今から“こういうふうにしなきゃいけない”っていうのは多分本質的じゃないと思います」と話し、老人ホームに入ると今から決めつけてしまうのではなく、状況に応じて家族で話し合い、ベストな選択をしていくことを提案。

左から、三男・協平さん、アグネス・チャン、長男・和平さん

息子たちとの会議を終えたアグネスは、「色々考えさせられた。これが私のある意味では究極の終活じゃないですか。母親として最後の子育てで出来ることかなと思いました」と、感嘆の様子を見せたが、続けて「いい子じゃないですか? 誰が育てたんだ」と笑顔でコメントし、笑いを誘った。

写真提供:(C)日テレ

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