カズレーザー 医療用『光治療LED』の可能性を学ぶ 発毛、肌トラブル、近視など様々な効果に期待が

2023.6.22 17:30

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が20日に放送された。この番組では、知ればきっと人生が変わるような新知識を最先端の研究者から学びまくる。

今回は、『最新脳科学で美しい体を手に入れよう!2時間スペシャル』と題して、『夢の太らない糖 「アルロース」』、『色によって効果が変わる!?注目の光治療LED』、『世界初!肌に○○するだけで痩せる薬』、『老化の仕組みを解明!?カギを握るのは腎臓だった!』、『夏の体臭悪化を防ぐ!緊急皮膚ガスチェック』という5つの観点で講義を受けた。

『色によって効果が変わる!?注目の光治療LED』という講義では、LEDの光が医療に活用されている事例が紹介され、色ごとに違う効果をもたらす、医療用LEDの仕組みを専門家が解説した。

LEDは、発する光の波長を変えることで、様々な色を出すことができるものだが、特定の波長の光を作ることで、人体に変化を促す効果を与えられるという。講義では、赤・紫・青の光が持つ効能について説明がなされた。

まず紹介されたのは、赤色のLEDが発毛に効果を発揮するというもの。波長が長く皮膚の深層まで届くこの光は、髪の毛を作る『毛乳頭細胞』を刺激することで『毛母細胞』の働きを活性化させ、発毛を促進するという。特に高齢者など育毛剤を使用しづらい人にとって、安全性の高い治療法として赤色LEDの活用が期待されているそうだ。

次に解説されたのは、紫色のLEDが近視の進行を抑制するというもの。太陽光に含まれる紫外線は人体に悪影響とのイメージがあり、カズレーザーも、「目弱いんで紫外線、全然、目開けないです」とコメントしたが、紫外線よりも波長の長い可視光線の中にあるバイオレット光が、網膜の光タンパク質『OPN5』の働きを活性化させることで、近視の進行を抑える効果が期待できるのだという。

ここで、カズレーザーは「紫は可視光線?可視光線だったら普段から(目に)入ってる光なわけですよね?」と質問。専門家によると、太陽光の光を浴びることで近視の発生率が低下したとの研究結果もあるそうだが、あわせて紫外線による目や肌への悪影響などにも注意が必要と指摘した。

そのほか、ニキビの発生などの肌トラブルを抑える治療法に青色LEDが活用されていることも紹介され、カズレーザーは「LED(光治療)は回数を重ねた方がいいですよね?」と関心を寄せた。専門家によると、それぞれ適切な回数や頻度があり、短時間でも効果が得られる場合もあるという。

なお今回紹介された事例は、いずれも医療用に開発されたLEDによるものであり、市販のLED電球等にはその医学的な効果がないことに注意が必要だ。

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写真提供:(C)日テレ

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