鈴木仁、乃木坂46・山下美月との掛け合いに自信「息が合っているところが多いんじゃないかな」

2023.6.19 16:00

乃木坂46の山下美月と鈴木仁がダブル主演するテレビ東京ドラマプレミア23『さらば、佳き日』(毎週月曜23時6分~、全8話)が、6月12日より放送スタート。このたび行われた取材会に鈴木が出席し、役の印象や撮影秘話を語った。

茜田千の同名漫画を実写化した本作は、誰にも言えない秘密を抱えた夫婦と、親や友達、職場や近所の人々など、2人をとりまく様々な人間関係を描く物語。晃(山下)と桂一(鈴木)は、ある地方都市で“新婚夫婦”として新しい生活をスタートさせるが、実は“兄妹”だった。

鈴木は「オファーをいただけたことがうれしかった」と笑顔を見せ、「ただ明るい作品じゃなくて、少し深みのある、お互いを思う心の動きがある作品なので、“どう向き合っていこうか”という悩みもありつつ、すごく楽しみに撮影を待っていました」とクランクイン前の心境を告白。

山下と共に主演を務めるが、「いろんな共演者の方と接する機会が多くなるので、自分からコミュニケーションをちゃんと取っていけるように、とは思いますが、“主演だから”とあまり意気込んではいないかもしれないです。一緒に作品を作る1人ではあるので、そこはふだんと変わらずですかね」と、気負わず自然体で撮影に臨んでいるという。

©entax

演じる桂一はしっかり者の妹・晃と正反対で、頼りないが、人一倍優しい心を持つキャラクター。鈴木は、そんな桂一を「ぼけーっとフラットに生きているようで、『17年間、兄を演じてた』とか、節々に出てくるセリフから、意外と器用な部分もある人間なんだなと思った」と分析。

一方で、桂一との共通点を聞かれると、「僕は家事をちゃんとやります。だから、1人でも生きていけるような人間ではあると思います!」と、妹に頼りっぱなしの役柄との違いをアピール。「同じところは、ちょっとぼけっとしてるところと、長男なところですかね」とほほえんだ。

Ⓒ「さらば、佳き日」製作委員会

ダブル主演の山下とは、本作で初共演。鈴木は「初対面からすごくしゃべりやすい方だなと思いました」と山下の印象を明かし、「晃のちょっと物寂しい目線だったり、笑顔だったりっていうのが、見ていて伝わってくる。それを実際に見ながら、自分も桂一という役を作っていけているので、一緒にできてよかったなと思っています」と信頼を寄せる。

現段階では2人の撮影シーンが多いといい、「すごくいい雰囲気だと僕は思っています。普通に2人でしゃべっていたり、スタッフさんを交えてしゃべっていたり」と、和気あいあいとした現場の様子を報告。「昨日も『明日、取材日なんだよね』って言ったら、『私の印象を聞かれたら「素敵な女性でした」って答えて』と言われました」と暴露し、「(それに対して)そういえば僕は何も言ってないですね。もちろん『素敵な男性』と言ってくれると思うので、信用して何も言いませんでした」と笑ってみせた。

そんな2人の和やかな関係性は、当然作品にも活きている。「恋愛の要素は出てくるけど、兄妹っていうことは絶対忘れないようにしないといけない。そこがベースになっていて、この作品の軸になっているのかなと。兄妹としての日常会話を成立させる上では、やっぱりコミュニケーションが大切で、今回それがうまく取れているので、息が合っているところが多いんじゃないかなとは思っています」

Ⓒ「さらば、佳き日」製作委員会

大きな秘密を抱える桂一と晃を中心に、2人をとりまく様々な人間模様が描かれる本作。桂一の親友の牧嶋剛役を演じる伊藤あさひについて、鈴木は「もっと元気なタイプなのかなと思ってたんですけど、しゃべってみたら意外と落ち着いていて、しゃべりやすいなって思っています」と率直な思いを明かす。

「剛はあまりベラベラとしゃべるタイプじゃないからこそ、言葉を付け加えるときにもどういう言葉をチョイスすればいいのかが難しいんです。オフのときにはみんなでワイワイしたいけど、剛と2人だとそこまでワイワイしないよね、ちょっと冷静にいるよねと、少し抑えないといけない部分もあって。でも、そういうシーンのときにも、僕がリハーサルとかでちょっとふざけてみると、うまく茶化してくれる。話し合いというよりは、お互いにアイデアを出し合いながら、リアルにやっている感じかもしれないですね」

一方、学生時代の演劇サークル仲間・岡田敦子役を務める高月彩良との撮影は、同じくサークル仲間・松本大輝役を演じる松大航也と3人のシーンが多いそう。鈴木は「実際に高月さんだけ2つくらい年上で、3人でいると“お姉さん感”がすごくある」と表現し、「僕がまっさん(松大)をイジっているのをほほえましく見ながら、的確にちょくちょくツッコみを入れてくれるおねえちゃんって感じです」と、高月の印象を語ると共に、空気感の良さをうかがわせた。

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ドラマは、過去と現在の時系列が混じり合うかたちで進んでいく。鈴木は「1話を振り返って観たときに、『あのときの感情はこうだったんだな』と感じられるシーンが多いと思います。巻き戻して観ることで、さらに深くわかることもあると思うので、そういうところも楽しんでもらえたら」とメッセージ。「この作品は恋愛感情が途中から生まれるものではなくて、もともとみんなが誰かのことをずっと思っている。それを表にどう出していくのかが、他の作品とは違うところかなと思っています。無言の“間”だったり、それぞれの感情の揺れ動き方に、ぜひ注目してほしいです」と締めくくった。

■テレビ東京 ドラマプレミア23『さらば、佳き日』

2023年6月12日(月)スタート
放映時間:毎週月曜 23:06~23:55
地上波放送終了後、動画配信サービス『Paravi』『Lemino』にて配信。全国どこからでもTVerで
リアルタイム配信。

出演:山下美月、鈴木仁、伊藤あさひ、加藤小夏、高月彩良、姜暢雄/小沢真珠

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【鈴木仁 Profile】
1999年7月22日生まれ。東京都出身。2014年「アミューズオーディションフェス2014」ファイナリスト。2016年「第31回メンズノンノモデルオーディション」で準グランプリを受賞してデビュー。現在も『MEN’S NON-NO』専属モデルとして活躍中。俳優としての主な出演作は、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(2018年)、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(2019年)、「モトカレ←リトライ」(2022年)、映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」(2020年)、「ブレイブ-群青戦記-」(2021年)、「モエカレはオレンジ色」(2022年)「今夜すきやきだよ」(2023年)など。

写真提供:Ⓒ「さらば、佳き日」製作委員会
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