『ルパン三世』劇場版1作目を放送!ルパン、銭形、峰不二子誕生のきっかけは意外なところに!?

2023.4.28 06:00

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

2021年にはアニメ化50周年を迎え、今年もコラボ作品が公開されるなど、ますます活躍する世紀の大泥棒『ルパン三世』。今回は2週連続でルパン三世の名作が登場だ。ゴールデンウィーク直前のとなる4月28日は、記念すべき劇場版1作目『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)』が放送された。

本作が公開されたのは、テレビの『ルパン三世』第2シリーズが大ヒット中の1978年12月。当時の最先端のクローン技術や宇宙SFの要素を盛り込み、映画ならではのダイナミックな表現で、ルパンの世界観を描いている。ルパンの盗み出した「賢者の石」を求めて立ちはだかったのは、1万年もの間、自分自身のクローンを作り続けてきたというマモー。ルパン史上もっとも有名な敵と壮大なスケールでバトル! 原作に近いハードボイルドなルパンの活躍にも注目だ。

長年にわたり親しまれている『ルパン三世』のキャラクターだが、実は、原作者のモンキー・パンチ氏がルパン三世の連載を始めた時、イメージしていたのは、『トムとジェリー』だという。ルパンと銭形にあの追いかけっこをやらせたら面白いと考えたのだそう。

さらに、峰不二子に関しては、連載当初007のボンドガールをヒントに毎回違った美女を出していたものの、毎回考えるのは大変なので、とにかく名前だけは一緒にしようと考えたのだとか。その時目の前に「霊峰富士」のカレンダーの画があったため“峰不二子”という名前がつけられたという。

本作では、『天才バカボン』や『おそ松くん』でおなじみの漫画家赤塚不二夫さんが大統領の声で特別出演。他にも、『巨人の星』や『あしたのジョー』の原作者で知られる梶原一騎さんが書記長の声を、『東京五輪音頭』や『世界の国からこんにちは』を歌った歌手の三波春夫さんがエジプト警察署長を演じている。当時の豪華な著名人による声の特別出演にも注目だ。

【ストーリー】
ルパンが処刑された。だがそれを信じようとしない男・銭形警部がルパンの埋葬されたドラキュラ城を訪れると、死んだはずのルパンが現れる。喜ぶ銭形をよそに颯爽(さっそう)と去ったルパンは、エジプトのピラミッドに眠る”賢者の石”を盗み出し不二子のもとへ向かうがまたも裏切られ…。幾度となく不二子にだまされるルパンに愛想を尽かし去っていく次元&五ェ門。直後、ルパンは賢者の石がニセモノだと知った不二子の依頼人・マモーによって捕らえられ、カリブ海の奇妙な孤島へと運ばれてしまう。

『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)』(1978)
原作:モンキー・パンチ
監督:吉川惣司  
脚本:大和屋竺、吉川惣司  
音楽:大野雄二
キャスト:山田康雄、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、納谷悟朗、西村晃

画像提供:(C)日テレ

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