森七菜 “刺激受けた”『3年A組』から3年ぶりに菅田将暉と共演

2023.4.14 15:00

5月5日(金・祝)より全国公開となる映画『銀河鉄道の父』。宮沢賢治の妹・トシ役を演じた森七菜の新たな魅力と存在感あふれる場面写真が公開された。

父・政次郎を役所広司、長男・賢治を菅田将暉が演じることでも話題の本作で、妹・トシを演じた森。ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です』や映画『ラストレター』で注目を浴び、Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』では“まかない飯”を作る少女・キヨが話題になった。

本作では女子には勉学は必要ないと言われることが多かった時代に、父親を説得して進学し、賢治の創作の原動力にもなった聡明(そうめい)な妹・トシをはつらつと演じている。このたび解禁された場面写真は、凛(りん)とした表情をみせるトシをはじめ、父・政次郎(役所広司)と笑顔で話すカットや颯爽(さっそう)と自転車に乗る姿、そして女学校から帰宅し家族との会話を楽しむ様子が切り取られた写真。

本作で役所と初共演を果たすことができた森は「一緒にお芝居していて、すごく楽しかったです。お父さんとの要所となる2つのシーンでは、トシを演じる私にとってターニングポイントとなりました。役所さんの力をとても感じ、助けていただいたことを思い出しながら毎日帰っていました」と感謝。そして菅田との約3年ぶりの共演については「以前は人質に取られる役回りだったので最初はギャップを感じました」と戸惑ったそうだが、「菅田さんとのシーンを重ねていくうちに、撮影前に読んだ数多くの賢治の本が腑(ふ)に落ち、賢治の言葉に説得力を感じることができた」と菅田から大きな刺激を受けた様子だ。

今もなお唯一無二の詩や物語で、世界中から愛されている宮沢賢治。賢治が高い評価を得るようになったのは、無名だった彼の才能を信じて支え続けた家族の存在があってこそだが、その中でも賢治の一番の心の支えとなっていたのが妹・トシの存在。家族への愛があふれ、短いながら力強く生きたトシを演じて新たな魅力を開花させた森七菜の姿を、ぜひ劇場で確かめてほしい。

映画『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国公開。

©2022「銀河鉄道の父」製作委員会

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