今度の本郷奏多は詐欺師! ブラックコメディー『クライムファミリー』の現場は走りっぱなし

2023.4.11 07:30

フジテレビが若手脚本家を起用して月替わりでドラマを送る『火曜ACTION!』。4月11日(火)からは、詐欺師が主人公のブラックコメディー『クライムファミリー』が始まる。先駆けて行われた会見には、ヤバい一家に巻き込まれる主人公、松田郷を演じる本郷奏多が登場。撮影の裏話を語った。

企画書の冒頭を読んだだけでワクワク 「すごくやってみたい」と臨んだ詐欺師役

本郷が演じる松田は、詐欺師にしてコソ泥だ。ドラマは、一流家庭教師を装った松田が裕福で幸せそうな佐々木家に入り込むところから始まる。うまく金をだまし取れるとほくそ笑んだのもつかぬ間、急転直下のジェットコースタームービーのごとく、松田に次々と災難が降りかかる。原因は佐々木家のヤバい事情。がしかし、佐々木家の面々に振り回され続ける松田が、気づけば崩壊寸前の佐々木家の再生を手伝うことになっていたという、奇想天外でどこかハートウォーミングなストーリーだ。

本郷は、本作の企画に触れた際、“詐欺師がだまそうと近づいた家族がもっとヤバイ秘密を持っていた”という冒頭の1、2行を読んだだけで「すごく面白そうだなと思ってワクワクしました。きっと面白いドラマになるんじゃないかなと、第一印象ですごくやってみたいなと思った」そうだ。また、4話完結の展開について、「ぎゅっとスピーディーに物事が展開していって、毎回続きが気になるような作品です」と、撮影が終了した今の手ごたえを語った。

役者生活20年を超える本郷は、これまで数々のキャラクターを演じているが、詐欺師役というのはそうそうない。豊富な経験を持って、詐欺師・松田をどのような人物として演じたのだろうか。

「詐欺師という設定の役柄ではあるんですけど、台本を読んだ印象では根は悪い人ではなくて、きっと心の奥底にちゃんと優しい気持ちを持っている人だと思ったんです。だから、嫌な奴に見えるのはもったいないなと。どこかちょっと抜けている部分もあって、愛せるキャラクターにできたらいいなと意識しながら演じました」と本郷。

真飛聖の演技力に驚嘆 「奥底にある怖さをちらつかせるような表現がすごい」

主人公を翻弄する佐々木家のメンバーにも注目だ。一見おおらかそうな父親・佐々木歩役に個性派俳優の大倉孝二、献身的に家族を支える母親・佐々木陽役を元宝塚歌劇団トップスターの真飛聖が、とベテランが担う。一方、受験を控える2人の子どもには、高校生の長女・佐々木夢役に吉田美月喜、中学生の長男・佐々木勝役には荒木飛羽と、演技力に定評のある若手俳優がそろった。

本郷はこの4人とはそれぞれ初共演だが、「皆さん明るい方だったので、初日からすごく和気あいあいとしていて、現場の雰囲気はよかったです」と話す。特に荒木とは、趣味や好きなものが似ていたことで話が盛り上がり、「久しぶりに撮影現場で誰かとライン交換しました」と楽しそうだ。

また真飛とも、子役の子どもたちを通じて親交が深まったことを教えてくれた。「小学校みたいな感じで、真飛さんが子どもたちと一緒に、ドラえもんとかプーさんのものまねをやっていらしたんです。僕は聞いているだけなんですけど、子どもたちの様子を見ながら話したりしていました」

真飛についてはさらに、「真飛さんってすんごくほんわかして明るくて素敵な方なんですけど、怖い人なのかなと思わせるような、奥底にある怖さをちらつかせるような表現がすごくお上手なので、(真飛がほんとうの詐欺師だったら)きっとだまされる気がしますね」と、その巧みな演技力を称賛していた。

真飛が演じる母親は、家族を支える一方で、宗教を妄信していたり、突飛な行動をする。本郷も「佐々木家で1番ヤバい人物は母親ではないか」というのだから、放送でその姿を見るのが楽しみだ。

「全部見終わったら、家族のことをちょっと考える瞬間が生まれるかも」

楽しい現場ではあったものの、一番印象的だったことは「走ったこと。それしか印象に残っていないくらいです(笑)」と答える本郷。「泥棒して逃げたり、この時間までにどこどこに行かなきゃいけないとかで外を走るシーンが多くて。もうここ数年プライベートでほぼ運動していなかったもので、毎日、朝走って、夜走ってというのがしんどかったです」。5分の隙間時間でも寝るようにして体力を回復させつつ撮影に挑んでいたことを明かしてくれた。

一方で、家族の愛情を受けて育ってこなかった主人公・松田郷に対する思いも語ってくれた。「郷は孤独に生きてきたんですよ。だから最初は『家族なんて』ってバカにしていたけれど、(佐々木家という)家族と一緒にいることで、家族っていいかもって心がシフトしていく。成長していくというか、心がきれいになっていくというか、そういう人間らしいところが好きですね」

そんな郷を演じる本郷の見どころは、振り回され具合だという。「自分よりも佐々木家の方が上手だからこそ話が成立するし、面白い部分だと思うので、家族と一緒にいるシーンは、全てのペースを握られて振り回されっぱなしといった感じで演じました」。振り回される役柄は本郷にしては珍しい。いつもとは違う本郷が見られるかもしれない。

最後に視聴者へのメッセージをもらった。
「すごく気軽に見ていただけるドラマだと思います。話の先がどんどん気になるような展開もたくさんありますから、シンプルに楽しんでいただけたらうれしいです」

「で、全話見終わったら、もしかしたら、自分の家族のことをちょっと考える瞬間が生まれるかもしれないです。見終わった後に素敵な気持ちが残るような作品でもあると思うので、気軽に楽しみながら見て、そういった気持ちを少しでも抱いてもらえたらうれしいなと思います。楽しみにしていてください」

『クライムファミリー』
4月11日(火)24時25分スタート
フジテレビ系列にて毎週火曜日放送
【公式Twitter】https://twitter.com/tue_action_fuji
【公式Instagram】https://www.instagram.com/tue_action_fujitv/

【本郷奏多 Profile】
宮城県仙台市出身。2002年、映画『リターナー』にて俳優デビュー。大河ドラマ『麒麟がくる』、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』をはじめとするテレビドラマなどに数多く出演。特に映画では『GANTZ』『進撃の巨人』『鋼の錬金術師』『キングダム』など大人気漫画を原作とした実写化作品映画で、数々の主要なキャラクターを演じて注目を集める。また、2023年12月にはNetflixシリーズ『幽☆遊☆白書』が配信予定。2020年からは、プラモデル作りやゲームといった多彩な趣味を題材に自ら動画を制作し、YouTubeチャンネル「本郷奏多の日常」で配信。俳優業以外での活動の場も広げている。

写真提供:©フジテレビ

     

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