映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』ヒロイン役・畑芽育に単独取材 映画共演者とは週1回集まるほど仲良しに

2023.3.1 12:00

【エンタメの未来を彩る光をキャッチ! シリーズ「未来予知」】

映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(3月3日全国公開)に出演する畑 芽育。学校一のモテ男・千輝くんから“片想いごっこ”を提案されるヒロイン・真綾役を演じる。芸能界デビューは1歳からですでに芸歴19年という畑だが、1度は俳優の仕事をやめようと決意したこともあるという。entax取材班は、そんな彼女に独自インタビューを敢行。転機となった作品や、共演を通じて仲良くなった俳優仲間との交友関係、最近のハマりものまで幅広く話を聞いた。

■赤ちゃんモデルで芸能界デビュー

――1歳から芸能活動をされていて、20歳にしてすでに芸歴19年だそうですね。デビューのきっかけは何だったのですか?

畑 当時、母が私を子役事務所に入れようかと迷っていたそうです。せっかくだから子役事務所にチャレンジしようと決めて、オーディションに行かせたみたいです。赤ちゃんモデルみたいな感じです。そこからですね。

――幼少期のお仕事で印象に残っているものはありますか?

畑 小学生になるまでは、雑誌などのスチール撮影といった、お芝居ではなくてモデルのお仕事が多くて。小学校に上がってからお芝居のレッスンを重ねていって、ドラマのちょっとした役から始まり、ちょっとずつ、ちょっとずつお芝居が楽しいな、と思えてきました。

■「自分が将来、役者の仕事だけで食べていける想像がつかなかった」

――お芝居で、俳優としてやっていこう!と思われたきっかけは何かあったのでしょうか?

畑 高校生になる前に1度、この芸能界を辞めよう!と心に決めたことがあって。でも、今のマネージャーさんにそれを止めていただいて現在があるんです。中学生までは仕事はもちろん楽しかったのですが、自分が将来、役者の仕事だけで食べていけるという想像がまったくつかなくて。「誰にも必要とされてないなら辞めてしまえ!」という感じでやさぐれていた時期でした。

でも、高校に上がってからはすごく「必要とされているな」という気持ちが強くなってきて、お芝居の楽しさもどんどんわかってきた時期だったので、作品を重ねる度に将来のことが鮮明に想像できるようになったんです。お芝居をして役を1つずつこなしていく度に、自信になっていったところはあります。

©entax

■「ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』で自分の殻が破れた」

――お芝居が楽しくなっていった高校生の頃で、印象に残っている作品は何ですか?

畑 自分の中で「すごく熱量をかけて演じたな」と思い出に残っているのは、高校3年生の時に出演した『荒ぶる季節の乙女どもよ。』という深夜ドラマです。文芸部の女子高生5人が、性にまつわることを研究というか……(性に関して)色々と葛藤が生まれるドラマなのですが、その作品の監督が2人とも女性で。だからこそすごく引き出された部分があって、今までとは違う自分になれたというか、殻が破れたような気がしました。

――性がテーマというのは深夜ドラマならではのディープな内容ですね。

畑 内容はそうなんですよ。(ドラマ内で性については)最初はみんな触れたくないものとして一歩引いているんですけれども、突き詰めれば突き詰めていくほど、ドラマで演じた役柄と自分がストーリー上で重なる部分があって、だからこそ、より一層力を込めてお芝居ができたのかなという思いがあります。

ドラマは暑い夏の中での撮影だったのですが、そこで出会った役者さん達は同年代で、一緒に(深いテーマの作品を)乗り越えた一体感のようなものがあって、戦友というか、一つの山場を乗り越えた友達、という感じです。

■大人への道はまず「ゆっくり話す」ことから

――そういった高校時代を経て現在20歳。「大人になったな」と感じることはありますか?

畑 正直に言って、あまり変わったなと思うことはないです。でも、「こうありたいな」「こういう大人になりたいな」というビジョンは、本当にちょっとずつですけれども出てきたかな、という感じではあります。まだまだ目標というレベルで全然到達はできていないんですけれども。

最近は、友達と「どうしたら余裕のある大人になれるんだろうね」という話をしていて、「まずゆっくりしゃべるところから始めよう」というところにたどり着いたんです。男性でも女性でも、ゆっくり話す方はすごく余裕があるように見えるし、自分のペースを崩さず落ち着いているのがすごく大人の雰囲気に見えるよね、多分モテるよね、となって(笑)。

©entax

■「ちいかわ」沼にハマってます

――最近ハマっていることなどありますか?

畑 もっぱら「ちいかわ」が大好きで、けっこうズブズブに沼にハマっているといいますか、暇さえあれば「ちいかわらんど」という、ちいかわグッズがたくさん売っているところへ行って、新作が出てないかチェックしているので、家の中がちいかわだらけなんです。けっこうしっかり、ちいかわだらけです。

ぬいぐるみは大・中・小サイズ違いで揃えちゃうし、あとはタオルや、パペット人形を買ったりとか、ステッカーとか。本当にかわいいんです。ちいかわ、くりまんじゅう、あとモモンガというキャラクターが好きです。

共演した板垣李光人 ©2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 ©亜南くじら/講談社

■映画で初共演した板垣李光人、莉子とは週1回集まる仲に

――オフの日は何をしていますか?

畑 映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で共演させてもらった莉子ちゃんと板垣李光人さんと3人でご飯を食べていることが多いです。今回初めて共演して、めちゃくちゃ仲良くなったんです。3人一緒のシーンはそれほど多くなかったんですけど、すごく距離が近くなりましたね。みんなで時間を合わせて週1回くらいは会っています。

(3人で集まる時は)仕事の話は全然しなくて、共通の友人の話や世間話や……同じ20歳くらいの子達がするような会話をしているかなと思います。

■玉城ティナは救世主

――芸能界で仲が良い方は他にいらっしゃいますか?

畑 あとは山田杏奈ちゃんですね。先ほど話に出た『荒ぶる季節の乙女どもよ。』というドラマでご一緒させていただいて、それからちょこちょこ連絡し合って「ご飯を食べに行けたらいいね」という話をしています。

――先輩や後輩の方はどうですか?

畑 ちょっと年齢が年上の方だと、玉城ティナちゃん。彼女もドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』で一緒だったんです。ティナちゃんは本当に救世主というか、変な力を持っているんじゃないかと思うくらい、私が欲しい言葉をかけてくれる不思議な人なんです。大好きなお姉さんです。すごく相談に乗ってもらっています。

■伊藤沙莉、松岡茉優とはいつか共演したい

――憧れや目標としている俳優さんはいらっしゃいますか?

畑 いつか共演したいな、とずっと思っているのが、伊藤沙莉さんと松岡茉優さん。私が中学生時代から尊敬しているお芝居の先生に、「芽育ちゃんはこの2人のお芝居を見てみるといいかも」と言われて、そこから2人の作品を追っていくようになり、大ファンになってしまって。いつか共演できたらいいなと思っています。

――子役から、というキャリアも通じるものがあるかもしれませんね。どういったところに憧れますか?

畑 お二人に共通していることだと、コミカルな演技も素敵ですし、シリアスなシーンでも目力のあるお芝居が印象深いと思っています。松岡茉優さんは『騙し絵の牙』という映画を観た時に、画面からこちら側が目をそらせない、まばたきをさせないお芝居をされるな、というのが感動しました。ちょっと技を盗ませていただかないと、と思うような役者さんです。

伊藤沙莉さんも子役からずっとやっていらっしゃるというのが自分と重なる部分もありますし、個人的な感想ですが、お芝居のテイストがすごく私好みで。背丈や、まとっていらっしゃる雰囲気が愛されるキャラクターだなというふうに感じていて、私もこういうオーラをまとえるようになりたいなと思っています。すごく大好きな方です。

©entax

■嫌われ役も演じて新しい一面を見せたい

――畑さんは現代劇も時代劇も両方経験されています。今後やってみたい役柄や、こんな作品に出たいというものはありますか?

畑 本当に今はどんな役柄でもどんな脚本でもワクワクしながら取り組めますし、すべてが新鮮で楽しい時期だなというのはあります。今まではちょっと陰のある暗い役や、今回の『なのに、千輝くんが甘過ぎる。』ような少女漫画原作の明るくてまっすぐな役柄は経験があるのですが、意外と性格が悪かったり嫌われるような役柄は今までやってこなかったので、自分の新しい面を見せるという意味ではそちら側かなと思っています。

インタビューPart2に続く

【畑 芽育(はた めい)Profile】
2002年4月10日生まれ、東京都出身。NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)などの出演を経て、先日放送されたTBS系ドラマ『Get Ready!』(2023年)7話の出演では衝撃のラストシーンが話題に。映画『森の中のレストラン』(2022年)に続きヒロイン役を務めた映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(2023年)の公開を3月3日に控える。1st写真集(タイトル未定)が4月10日発売予定。

写真提供:©2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会
©亜南くじら/講談社
©entax

  • Twitter
  • Facebook
  • Line

SNS

featured

text_newarticles

categories